4月4日 動作テスト。 [MC-401 風]
いきなりですが、MXR/CAE のクリーンブースター MC-401 風の基板が完成しました。
今ある手持ちのパーツだけで作れそうだったので勢いで挑戦しました。
部品点数が少ないので作り始めたらあっという間でした。
エフェクターを作ろう!!【その1】パーツを集めよう [エフェクタ―の作り方]
まだまだ大変な日々が続いています。
こんな時に自分ができること。大したことじゃないけれど、自宅でできる楽しみのひとつとして少しでも役に立てば良いな、と思い簡単な自作エフェクター入門ビデオを作ってみようと思っています。
こんな時に自分ができること。大したことじゃないけれど、自宅でできる楽しみのひとつとして少しでも役に立てば良いな、と思い簡単な自作エフェクター入門ビデオを作ってみようと思っています。
良かったら一緒に作って行きましょう。
では行ってみましょう。
まずは、↓下の設計図を見てください。
1枚目は今回のエフェクターの基板の設計図。
2枚目はスイッチやジャック周りの設計図です。
詳しいことは後ほど説明します。
2枚目はスイッチやジャック周りの設計図です。
詳しいことは後ほど説明します。
今回作るのは、いわゆる「クリーン・ブースター」です。
その中でも、自分的に”最強”だと思う1台です。
その中でも、自分的に”最強”だと思う1台です。
MXRのマイクロアンプやディストーション・プラスを元に作られたコイツは、シンプルだけどそれだけに奥が深い使い勝手の良いブースターです。
上手く作れば、”一生使えるエフェクター”になると思います。
上手く作れば、”一生使えるエフェクター”になると思います。
ワクワクしてきましたね。
では早速・・・・とその前に、
では早速・・・・とその前に、
エフェクタ―を作ろう!!【その2】基板の準備 [エフェクタ―の作り方]
いよいよエフェクターを作って行きましょう。
まず最初に、基板の準備をします。
まず最初に、基板の準備をします。
説明書を手元に置いて作業しましょう。
↑コチラのアーカイブページからPDFをダウンロードすることが出来ます。
プリントアウトしておくと便利です。
プリントアウトしておくと便利です。
作業の流れをビデオにしました。
下の説明文とともに参考にしてください。
下の説明文とともに参考にしてください。
基板をカットする
今回はこんな風に規則正しく穴が開いている「ユニバーサル基板」を使います。
4月8日 ケース塗装の失敗とリカバリー。 [MC-401 風]
自宅でできる楽しみとしてエフェクター自作入門のビデオを作り始めたのですが、パーツ通販のギャレットさんがコロナの影響でお休みになってしまいました。
通販専門店なら営業できるだろうと思っていたのですが・・・残念ですがこればっかりは仕方がない。
秋月さんや他の通販サイトはまだ営業しているようですが、これらも今後どうなって行くかは分からないところです。
秋月さんや他の通販サイトはまだ営業しているようですが、これらも今後どうなって行くかは分からないところです。
入門ビデオは引き続き作って行く予定です。
いつかまた近いうちに自由に買い物ができるようになるその時のために。
いつかまた近いうちに自由に買い物ができるようになるその時のために。
さて、そのためにはお手本となるエフェクターを完成させなければいけません。
いまは基板のテストがうまく行ったのでケースの塗装を進めています。
黒のスプレーを2回噴いて、本家MC401のようなヘアライン的な模様をつけようとしてうまく行かず、リカバリーにもう1回黒を噴いて、ダメージ感を残しつつ失敗を隠して、軽めの天才加工をして、細筆・太筆・ヤスリ・つまようじ・綿棒などを駆使して文字と装飾を施して、最後にガンダムマーカー消しペンで数か所塗装を剥がしました。
一晩乾かして、クリアを噴いたら塗装完了。
エフェクタ―を作ろう!!【その3】基板を作る [エフェクタ―の作り方]
基板の準備ができたので、基板上にパーツを配置して行きましょう。
パーツ配置は、ただパーツを基板上の穴に挿していけば良いわけではありません。
効率よく綺麗にパターンを作るために、パズルのように頭脳をフル回転させて行きましょう。
効率よく綺麗にパターンを作るために、パズルのように頭脳をフル回転させて行きましょう。
では、基板を作って行きましょう。
今回の作業の流れをビデオにしました。
下の説明文とともに参考にしてください。
下の説明文とともに参考にしてください。
説明書を手元に置いて作業しましょう。
↑こちらのレイアウトやアーカイブページからレイアウトのPDFを印刷して、設計図を見ながら作業しましょう。
タブレットがあればそれを見ながらでも良いでしょう。
タブレットがあればそれを見ながらでも良いでしょう。
パーツを基板に固定する
最初は、背が低くて熱に強い”抵抗”から配置して行きます。
1.足を折り曲げる
レイアウトを見ながら、穴の長さに合わせて足を90°折り曲げます。
1/4W抵抗の場合、足の付け根から折り曲げると丁度穴4個分の長さになります。
根元ギリギリよりも、ほんの少し余裕をあけて折り曲げましょう。
エフェクタ―を作ろう!!【その4】パーツのハンダ付け [エフェクタ―の作り方]
今回はいよいよハンダこてを使って基板を作ります。
ハンダ作業時には煙が発生します。
こんな時ですから、少しでも肺にかかる負担は無くしたいところです。
もし、不安を感じるようであれば、やらないでおいた方が良いでしょう。
あくまでも自宅でできる”楽しみ”です。無理をしてまでやる必要はありません。
こんな時ですから、少しでも肺にかかる負担は無くしたいところです。
もし、不安を感じるようであれば、やらないでおいた方が良いでしょう。
あくまでも自宅でできる”楽しみ”です。無理をしてまでやる必要はありません。
ハンダを使うときは、換気を行い煙を直接吸い込まないようにしましょう。
特に鉛入りのハンダは発がん性物質を含んでいます。換気扇を回したり、扇風機を逆向きにおいて屋外に煙を吸い出すなど工夫しましょう。
特に鉛入りのハンダは発がん性物質を含んでいます。換気扇を回したり、扇風機を逆向きにおいて屋外に煙を吸い出すなど工夫しましょう。
また、ハンダ付けのときに細かいハンダカスのような粒が出ます。
これらが皮膚や服に付着して、周りまわって人体内に入ったりしないよう、作業後は綺麗に掃除しましょう。
本来はエフェクターに使用する程度のハンダ量では人体への影響はほぼ無いと言っても良いのですが、念のため十分に気を付けましょう。
これらが皮膚や服に付着して、周りまわって人体内に入ったりしないよう、作業後は綺麗に掃除しましょう。
本来はエフェクターに使用する程度のハンダ量では人体への影響はほぼ無いと言っても良いのですが、念のため十分に気を付けましょう。
では、基板を作って行きましょう。
今回の作業の流れをビデオにしました。
下の説明文とともに参考にしてください。
下の説明文とともに参考にしてください。
説明書を手元に置いて作業しましょう。
↑こちらのレイアウトやアーカイブページからレイアウトのPDFを印刷して、設計図を見ながら作業しましょう。
タブレットがあればそれを見ながらでも良いでしょう。
タブレットがあればそれを見ながらでも良いでしょう。
パーツをはんだ付けする
抵抗はまとめて基板に差し込んで固定します。ある程度まとまった数の抵抗を基板に固定したら、ハンダで穴の周りの銅箔に付けて行きます。
エフェクタ―を作ろう!!【その5】ケースを加工しよう [エフェクタ―の作り方]
今回は基板を組み込むケースを加工しましょう。
ケースの加工は、基板が出来上がってからでも良いし、基板と並行して行ってもかまいません。
やることは、「ケースへの穴あけ」と「文字の書き込み」などの装飾です。
今回は「ケースの穴あけ」を行います。
今回は「ケースの穴あけ」を行います。
今回の作業の流れをビデオにしました。
下の説明文とともに参考にしてください。
下の説明文とともに参考にしてください。
↑こちらのレイアウトやアーカイブページからレイアウトのPDFを印刷して、ケースレイアウトを切り取ってケースに貼り付けると作業が簡単になります。
穴開けの準備
1.穴をあける場所を決める
実際に穴をあける前に、どこに穴をあけるかを決めます。
お手本と同じ 39×93×31mm くらいの大きさのケースを使う場合は、PDFのケースレイアウトを印刷して貼り付ければ簡単です。
ケースの中心線に合わせるように固定します。
違う形のケースや、もっと大きいパーツを使うときは、実際にパーツを合わせながら、お互いが干渉しないように位置を決めましょう。
エフェクタ―を作ろう!!【その6】リード線を準備する [エフェクタ―の作り方]
ケースの穴あけが完了したら、パーツ同士を繋ぐ”リード線”を配線して行きましょう。
※リード線の長さの決め方についてもう少し詳しいやり方を後日追記します。
いまはとにかく完成までの道のりを優先してできるだけ早く記事をアップしていきたいと思います。
いまはとにかく完成までの道のりを優先してできるだけ早く記事をアップしていきたいと思います。
今回の作業の流れをビデオにしました。
下の説明文とともに参考にしてください。
下の説明文とともに参考にしてください。
リード線を適度な長さにカットする
ケースにパーツをはめた状態で、どれくらいの長さのリード線が必要なのか実際にあててみながらカットします。
その際、ハンダ付けする”のりしろ”的な部分を、8mmくらいプラスします。
リード線は、長すぎず短すぎずが理想ですが、最初のうちは少し長めにした方が作りやすいです。
無理にたくさんの色を使う必要はありません。
自分の場合、電源ラインは”赤”、グランドは”黒または青”と何となく決めていますが、後は適当です。
リード線のカットはまとめてやってしまった方が効率的ですが「長さのイメージがつかみにくい」という場合は組み込みながら一本ずつ切って行っても良いでしょう。
エフェクタ―を作ろう!!【その7】ケースの装飾 [エフェクタ―の作り方]
出来上がったパーツを組み込む前にケースを完成させましょう。
何もせずに素のままのケースを使ってももちろんかまいません。
その場合でも「IN・OUT・DC・BOOST」の位置は分かるように表記しておくことをおすすめします。
その場合でも「IN・OUT・DC・BOOST」の位置は分かるように表記しておくことをおすすめします。
また、最初から塗装済みのケースや、綺麗な空き缶、ダイキャストミニカーなど塗装の必要がないものをケースに使うときは、ケースのヤスリがけと塗装のパートは飛ばして読んでかまいません。
なお、今回は動画の説明はありません。
では行ってみましょう。
では行ってみましょう。
ケース全体をヤスリ掛けする
大抵のアルミケースは手にした時点では表面にざらつきや傷などがあります。
また、汚れなども付着したままになっています。
また、汚れなども付着したままになっています。
音には関係ありませんが手触りをなめらかにするために一度全体をヤスリ掛けしましょう。
紙やすり(できれば耐水ペーパー)の600番くらいのやすりで、ケースの内側も含めて、ざっとで良いので全体的にゴシゴシやりましょう。
ヤスリがけは同一方向にかけると綺麗にできます。
縦・横・斜め、円を書くようにヤスリをかけても良いですが、最後は直線で占めるようにしましょう。
縦・横・斜め、円を書くようにヤスリをかけても良いですが、最後は直線で占めるようにしましょう。
斜めや円はやめた方が良い見た目になるようです。
ケースに塗装をする場合は、600番一回で十分です。
ケースに塗装をせず、表面をツルツルに見せたい、という場合は、400番からはじめて、200番くらいずつ番手を上げて行って2000番くらいまで磨き上げましょう。
仕上げにピカールや車用のコンパウンドなどで磨くとよりピカピカになります。
仕上げにピカールや車用のコンパウンドなどで磨くとよりピカピカになります。
音には関係ないので「面倒なことはやりたくない!」という人はやらなくても大丈夫です。
ただし、次の「ケースを洗う」ことはやっておきましょう。
ただし、次の「ケースを洗う」ことはやっておきましょう。
ケースを洗う
ヤスリ掛けしたカスや、ケースに元々ついていた汚れなどを落とすために一度水洗いしましょう。
「中性洗剤で洗う」とよく言われていますが、自分は普通の石鹸で洗ってます。
それでも問題は無さそうです。
それでも問題は無さそうです。
綺麗な水でしっかりと洗い流したら、タオルなどで水気をふき取った後よく乾燥させましょう。
自分はこの後に一度アルコールで全体を拭いて油分を取り除いています。
しかし、今はアルコール消毒液も手に入れにくい状況が続いています。
ですから、特に無理してやる必要はありません。音には関わりないので大丈夫です。
しかし、今はアルコール消毒液も手に入れにくい状況が続いています。
ですから、特に無理してやる必要はありません。音には関わりないので大丈夫です。
ケースを塗装する場合
ケースの塗装のやり方はたくさんあります。筆で絵の具を塗ったり、塗料に漬けてマーブル塗装をしたり、絵や模様を描いてみたり、スプレーで拭いたり。
今回は自分の塗装方法を紹介します。
1.下地コーティングを噴く
スプレー塗料を噴く前に、塗料の食いつきを良くして塗膜を強くするために、一度下地を噴きます。
自分はいつも染めQの「ミッチャクロン」を使っています。
自分はいつも染めQの「ミッチャクロン」を使っています。
染めQ プライマー スプレー ミッチャクロン マルチ 420ml
- 出版社/メーカー: 染めQテクノロジィ(Somay-Q Technology)
- メディア: Tools & Hardware
この他にも、金属用プライマーなどと呼ばれるものだったら何でも良いと思います。
2.スプレーで全体を噴く
ミッチャクロンが乾燥したら、スプレーで全体を噴いて行きます。
一度にたくさん吹き付けるのではなく、2~3回に分けて少しずつ吹き付けます。
一度にたくさん吹き付けるのではなく、2~3回に分けて少しずつ吹き付けます。
1回噴いたら完全に乾燥させて、もう一回。足りなそうだったらもう一回。という風に。
自分はスプレーは主に100円ショップのものを使っていますが、気泡ができやすいしムラにもなりやすい。表面が汚くなりがちなので、あまりお勧めできません。
後から汚し表現などを加える場合は100円スプレーでも十分です。
むしろ表面が荒れていた方が面白い効果になります。
むしろ表面が荒れていた方が面白い効果になります。
スプレーの塗装が終わったら、最低でも1晩は乾燥させましょう。
ケースに文字を書く
ケースの塗装が乾燥したら、操作系の文字を書き込みましょう。
塗装をしない場合でも、文字は書いておいた方が無難です。
塗装をしない場合でも、文字は書いておいた方が無難です。
「IN」と「OUT」「電源ジャック」ツマミの動作を示す「BOOSTとか増幅」という文字。
最低でもこれだけは書いておきましょう。
最低でもこれだけは書いておきましょう。
今後もたくさんエフェクターを作るなら、一目で何のエフェクターか分かるように機種名も書いておきましょう。
文字は「見栄え」よりも「見やすさ」を優先しましょう。
エフェクターは置物でも飾りでもありません。
特に”ツマミ”の動作を示す文字は、演奏中にパッと見てすぐに判断できるように、大きく太い字で書きましょう。
エフェクターは置物でも飾りでもありません。
特に”ツマミ”の動作を示す文字は、演奏中にパッと見てすぐに判断できるように、大きく太い字で書きましょう。
色も、ケースの色に紛れてしまって見えにくくなってしまわないように、はっきりと目立つ色を選びましょう。
コーティングをする
ケースの装飾が全て完了したら、最後にクリアーコーティングを噴いて、塗膜を保護しましょう。
コーティング無しのままでも良いですが、ちょっとしたことですぐに塗装が剥がれてしまいます。
エフェクターは足で踏むものです。
思っている以上に傷などがつきやすいです。
しかしそれはそれで使い込んだ良い味にもなります。
思っている以上に傷などがつきやすいです。
しかしそれはそれで使い込んだ良い味にもなります。
今回は自分はこういった感じに塗装しました。
黒をベースにして、青いLEDに合わせて青い塗料を吹っかけました。
文字は分かりやすく白で。細かい文字をたくさん書くと見にくくなりそうだったので、定番の「IN・OUT・DC」の表示は絵文字にしました。
ちょっとダメージ風に塗装を剥がしたりして100円スプレーの粗さをごまかし活かしました。
文字は分かりやすく白で。細かい文字をたくさん書くと見にくくなりそうだったので、定番の「IN・OUT・DC」の表示は絵文字にしました。
ちょっとダメージ風に塗装を剥がしたりして100円スプレーの粗さをごまかし活かしました。
コーティングが終わったらもう一晩以上置いて塗料を完全に乾燥させましょう。
4月18日 4011完成。 [MC-401 風]
エフェクター入門編がケース塗装まで公開できたので、MC401風クリーン・ブースターの完成写真をアップしましゅ。
今回は100円黒スプレーしか手元に無かったので、黒一色をメインに、青色LEDに合わせて青の装飾をしました。
カッコイイ!!