2月6日 トンパ間違い。 [Pulsar 風]
アーカイブページを作ってから、毎日少しずつ手持ちのレイアウトをアップをしています。
で、次はパルサー・トレモロをアップしようと思って確認作業をしていたのです。
で、見ているうちに「なんか変だな?」って感じになりまして。
↑ 回路図の赤丸で囲った部分。
これ、RATE のポットの2番にはQ2のベースからC8を経由した部分しか繋がってないです。
んで、1番の端子にはQ3のコレクタから直結してます。
↑ でもレイアウトだと、2番と1番の端子が結合しちゃってるんですよね。
さらに、Q3のコレクタとQ2のベースから出るC8のラインと合流しちゃってます。
前に作った時に「RATE の効きがおかしい、使いづらい」と思ったのですが、
原因はこの辺にありそうです。
ってことで、さっそく実験です。
↑ そんで、あとはQ3のコレクタと1番の端子を直結します。
寒くて窓が開けられないので、ハンダができません。
今回はひとまずワニ口クリップで実験。
で、音を出してみたところ、ビンゴです。
すごく使いにくかったRATEのツマミが、普通に使えるようになりました。
やっぱりこっちが正解だったみたいです。
そういえば、だれでも本2のトレモロも、これとほぼ同じ回路を使ってたな、
と思って見てみたところ、やっぱりこの形になってました。
TONEPADのレイアウトってかなり良くできているので、間違いがあるとは思いもしなかったです。
今でもトンパのレイアウトは一番作りやすくて美しいと思います。
抵抗の並べ方とか、美学を感じます。
と、言うわけで、なんと6年越しでパルサーのエラーを発見しました。
作った当初は、こんなエラーには全く気が付かなかったでしょう。
ぼーっと回路図とレイアウトを見てたら、何か変だな?って違和感を覚える感じ。
こういうのは、長く続けているうちに自然と身に付くものなんでしょうね。
こうなってくると、もう一回パルサーを作り直したくなっちゃいますね。
ここで問題になるのが、トレモロってどうしてもボリュームが下がっちゃうんですよね。
実際には同じなのかもしれないけれど、ON/OFF が連続するので聴感上小さく聞こえちゃう。
↑ なので、最終段にこんな感じのボリューム回路を付けられないかな、なんて妄想しています。
近日中にブレッドボードで試してみたいと思います。
上手くいけば、かなり使いやすいトレモロになると思いますが、どうなるでしょう?
4月14日 忘れていたパルサー。 [Pulsar 風]
そういえば随分前にポットの変更をしたエレハモのパルサー
変更後のレポートを書いていませんでしたが、この機会にアップしておきます。
スピードツマミが非常に使いにくかったのでAカーブからCカーブに変更しました。
で、その変化はというと、、ほ~んの少しだけ使いやすくなりました。
あいかわらず最後の数ミリでドバっと、ババアバッ!とピルピルしだしますが
幾分かましになりました。
↑それから間違っていた部分を修正て表面のシールを張り替えました。
基本的な外観はほとんど変わっていません。
ポットを付け替えた分の変化はほんの少しでしたが、それだけでも大分使いやすくなりました。
もう少し使いやすくするために間に抵抗を挟むか、ポットの値を変えても良いかもしれません。
それよりも他のトレモロを新しく作った方が良いか?
8月10日 一応完成。 [Pulsar 風]
さぁ、とりあえず機械も完成ということにして、いよいよ最後のシール貼りをしましょう。
まずはボディのシールを貼る面をアルコールで消毒。油脂を飛ばします。
そしたら、カッターで切り取ったシールを慎重に貼る。
↓今回は気泡もほとんどできなかった。
シールを貼ったら全てのボルトを締めて部品を固定。
↓そしてツマミをつけて完成!!
ツマミの色は白でも良かったかな?
これも今度変えるかも。
↑簡単ボードに設置してみる。
この3台の色使いはなかなかポップ。
と、調子に乗って弾いてたらここで大問題。
RATE と DEPTH の印字を逆にしてました。。
波形選択スイッチの表示も逆でした。。
せっかくうまく貼れたシールだけど、作り直しです。。
これまたそのうちポット替える時に張り替えます。。
8月9日 ケースへの組み込み。 [Pulsar 風]
スペースの確認ができたので、ケースへの組み込み。
まずは基盤に配線をハンダ付け。
そのあと色々とぐちゃぐちゃやって完成。
この間写真撮り忘れました。
今回も一発で成功!
やはり毎工程ずつ細かくチェックしてるのが良いのだろう。
このところ連続して成功しているぞ!
さて、音の方ですが、良いです!
過激な感じのトレモロです。
今回もお気に入りです。
ただ、他の人が書いたレポートにもあったのだが、RATEの効きがおかしい。
最初ずっとスローなままで、最後の最後でいきなりガガガガガとスピードがアップする。
この動き方だと、多分Aカーブではなくて、Cカーブのポットにすれば少しは使いやすくなるのではないだろうか?
それで使いやすくなったって書いてる人もいた。
↑図のように、AカーブとCカーブの動きは逆なので。
最初、ググっと上がって、最後緩やかなカーブになる。
ただ、今手元にそんなポット在る訳も無く、試しに更に他の人が書いていたパーツを替えなくても済む方法を試してみる。
緑色の巨大なコンデンサの足を1本外して、rateポットの真ん中に接続します。
↓写真の赤い丸の部分が改造した部分です。
で、どうなったかって言うと、ツマミの動きはなめらかになったのだけど、スピードが低い方で固定されてしまって、ピルピルとした超速のトレモロはできなくなってしまった。
これではこの機械を作った意味が無くなってしまうので、即元に戻しました。
そのうち、次の機械のパーツを買うときに一緒に注文しよう。
8月8日 ケース加工。 [Pulsar 風]
基盤ができたら次はケースの穴あけ。
いつものように簡単に設計図を書いてから一気に穴あけ。
作業にも慣れてきて、適当に穴を大きくしていたらOUTPUT JACKの穴を大きく開け過ぎてしまった。
やはりどんなに慣れていても毎回丁寧に部品を合わせながらやらないと駄目ですね。今回の教訓です。
穴が開いたら部品を配置してみます。
大きすぎたOUTPUTの穴もなんとか問題にならずに済みました。
基盤を置いてみて内部のスペースも確認します。
結構キツキツになるのではないかと予想していたのですが、思っていたよりも余裕がありました。
スイッチの部分も問題なく収まりました。
これで、このサイズでもスイッチ付きのエフェクターが作れることが分かりました。
実は、実際に配置してみるまではうまく収まるかどうか少し不安でした。
ただ、高さの方は少し不安です。
蓋の方にも少しは厚みがあるのですが、左端の立ててある緑色のコンデンサーはどう見ても収まりそうにありません。
横にしたいけど、配線が邪魔になってうまく曲がらなそうだしなぁ。。
他の部分は何とか大丈夫そうかな。
と、今日はここまで!
8月7日 パルサー。 [Pulsar 風]
さて、久々に復活したエフェクター部。
といってももう完成しちゃってます。
品も用意してあって、基盤もできていたので、レポートを入れる間もなくあっと言う間にできちゃいました。
事後報告になりますが、これから少しずつ制作レポートをアップしていきましょう。
今回作ったのは、エレハモの“パルサー”トレモロです。
随分昔にカラーサウンドのトレモロは作ったことがあったのだけど、もっと派手な効果のものも欲しかったし、何より「エレハモ」を作りたいってのがあったので“ビッグ・モフ”に引き続き挑戦です。
まずは基盤へパーツをハンダ付け。
いつものように抵抗をブスブスと穴に挿して行きます。
今回は何となくカーボンではなく金属皮膜の抵抗を使ってみました。
MOD系は金属皮膜の方がノイズが少なくて良いなんてのを聞いたことがあったので。
逆に歪み系はカーボンの方が好きな人も多いみたいです。
実際にはどれだけの違いがあるのかは分かりません。
真ん中上方に2つだけある形違いの茶色い抵抗は、どうしても合う値が無くて仕方なく買ったDALEの金属抵抗です。
なんと1本50円もする高級品です。
普通のカーボン抵抗なら10本も買えてしまいます。
マニアなら抵抗一本に何百円もかけるくらいの気概が欲しいものですが、まだまだそこまでの境地には至っていません。
もう少し精進が必要のようです。
抵抗が終わったら続いてソケットとジャンパ、コンデンサー、トランジスタの順にハンダ付けしていきます。
今回はそれほど部品数も多くなかったので、ハンダ自体はあっという間に終わってしまいました。
ただ、フィルムコンデンサーがやたらとデカかったので、スペースを確保するのが大変でした。
蓋にぶつかってはいけないので、この巨大な緑色の塊を何とかして横に倒さないといけません。
そうするとトランジスタに干渉してしまうので、ぶつからないように先にトランジスタを横に折り曲げてからその上にコンデンサを倒しています。
その際、曲げるために伸ばしたコンデンサの足を絶縁するためにビニールチューブを被せてあります。
勢い余って電解コンデンサの方も横にしていますが、後から良く考えたらこれは倒す必要は無かったようです。
これを立てていればもう少しスペースに余裕ができたかも。。
ハンダ済みの基盤を裏から見てチェックします。
非常に細かいので虫眼鏡を使います。
昔は裸眼でも全然見えたのですが...
齢とって目が悪くなったなぁ...
と思ってたら一箇所隣とくっついてブリッジになっているところを発見。
あわててカッターナイフでちょん切りました。
念には念を入れてちょっと深めに余りハンダを削っておきました。
そんなこんなで基盤は完成。