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ペンタで多用ジョイント・テクニック [ペンタトニック・スクール]

さて、前回の予告通り Eat The Rich ソロ終盤のジョイントについて。早速前回と同じビデオを。


この曲のソロ終盤では、ジョイントを使用したフレーズが連発します。

この「ジョイント」というテクニック、もともとは「隣り合う弦の同じフレットをひとつの指でまとめて押さえてしまえば効率的じゃね?」という考え方からスタートしています。

ジョー・ペリーの場合、というかペンタトニックを多用する人は皆、ジョイントも多用します。

ポジション図_Em.jpg

上のジョーが良く使うポジション図を見てもらえば分かるように、隣り合わせの音がずらっと並んでいるので、必然的にジョイントを使う場面が多くなります。

さて、そのジョイントのやり方ですが、ビデオの2:20くらいのところで、ゆっくり・分かりやすく大げさに弾いています。

低音弦側を指の先の方でおさえて、高音側を指の腹の方でおさえます。

各音を出す時に、指の第一関節を「クキッ」と折り曲げて、音を出していない方の弦から指をほんの少し離すのがポイント。

ただし、完全に離さずにほんの少しだけ弦に触れた状態をキープしてミュートするのがコツ。

ビデオではかなり大げさにやっているので「こんなにキモイ曲がり方できないよ」と思うかもしれませんが、実際はもっと小さい動きでやっているので気にしなくて大丈夫です。

前後のジョイント演奏部分を見ると、ほとんど動いていないくらいに感じます。これくらいの最小限の動きでオーケー。

さらに言えば、弾いてるうちにもっと気持ち悪い曲げ方ができるようになるので心配しなくて大丈夫。

弾く人によって少しずつやり方が違ったり指を曲げるポイントが異なる場合もありますが、基本の考え方は同じです。
出す音が出せて、ミュートすべき弦がミュート出来てればオーケー。

偉そうに言ってるけど俺もまだ完璧とは言い難い状態。
どうしてもミュートがおろそかになって前の音の響きが残っちゃったり、腹でおさえる方がきっちりできなくてショボい音になっちゃったりと散々です。

この辺はエレキギターの生音だとなかなか確認しにくいので、ジョイントの練習はアンプから音を出してやった方が良いでしょう。

1弦12フレットE音を起点にしたポジションで弾くこのフレーズのタブ譜はこんな感じ。

ersolo8.jpg

ersolo9.jpg

で、このソロ終盤では、1弦ー2弦ー1弦ー3弦とジョイントする箇所が出て来ます。
(上のタブ譜20小節3拍~21小節1拍、動画2:20秒でお手本にした所)
言うまでもなくこの曲の最難関ポイントですね。

1-2-1弦と普通のジョイントで弾いた後、2弦をおさえていた指先を「スッ」と3弦まで伸ばしておさえます。

スキッピングのピッキングも同時にやるので、頭が混乱しがちです。

指が長い人だと1~3弦まで一気にジョイントする人もいますが、超指が短い自分にはどうやってもできない、
いわゆる「セーハ」の状態になっちゃうので「移動ジョイント」でしのいでいます。

さて、このジョイントから派生というか応用編というか、厳密に言うとジョイントとは違うんだけどとにかく、ジョーペリーは「異弦同フレットからプリングへと繋ぐ連打プレイ」も多用します。
これもまた次回以降に紹介出来たらいいいなと思っています。


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Joe Perry 的な開放弦の有効活用 [ペンタトニック・スクール]

前回、新しいストラップを買ったので記念にすぐ弾けるもので動画を撮りました。

Aerosmith "Eat The Rich" のギターソロです。


前半のソロと後半のソロの序盤で弾いている開放弦を使ったプレイも、ジョー・ペリーらしさが出ています。

そこまでの部分をまとめたTABはこんな感じ。(クリックで拡大表示)

ersolo1.jpg

ersolo2.jpg

ersolo3.jpg

ersolo4.jpg

ersolo5.jpg

ersolo6.jpg

ersolo7.jpg

ロー・ポジションで使用しているのは Em のペンタトニックで、こんな感じ。

ポジション図_Em3.jpg

2フレット・3フレットに人差し指・中指を配置して、プリング・ハンマリングをからめて弾けば(比較的)簡単に速いフレーズが連打できます。

一見、新しいポジションのように見えますが、

ポジション図_Em.jpg

こんな風に、1弦と6弦をルートにした”いつもの”ポジションから、一番左のラインを開放弦に移動しただけですね。

で、いつものように♭5thの音を追加した形です。

短調な連打では面白くないので、チョーキングアップ・ダウンを織り交ぜてパワー感を演出しています。

ロー・フレットのチョーキングはかなり指の力が必要です。日々の筋トレを怠らないようにしましょう。

これを覚えておけば、とっさのアドリブでも簡単に良い感じで連打フレーズがきまります。
コードの裏表で、Gメジャーの曲にも対応できます。

ジョー・ペリーは、Amの開放弦フレーズも良く使います。そちらはまた別の機械に。

EmとAmの2つを覚えておけば、G・Cにも対応できるのでかなり多くのロック曲に活かせます。
ペンタ系ポジションなので、強引にメジャー/マイナーを無視して使うこともでき・・ると思う。

とりあえず2つ覚えておけばいろいろと応用が効くので損は無いです。

このソロの後半にはもう一つ、”ジョイント”を使ったジョー・ペリーらしいフレーズも出て来ます。
それについてはまた次回に続く!!


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リッチーブラックモアのひねくれチョーキング&ヴィブラート [ペンタトニック・スクール]

久々登場のギターソロ解説です。

前回に引き続き、ディープパープル・リッチーブラックモアです。
今回はその中でも圧倒的代表曲『Smoke on the Water』に挑戦。

まずは動画を確認。


いまさら説明するまでもなく、この曲のリフはエレキ・ギターを持っている人間なら世界中の誰もが必ず弾けるといっても過言ではないほどに有名です。

しかし、ギター・ソロになると「???」となる人も多いはず。
自分も今回コピーするまでそんなうちの一人でした。

聴いてみるとわかるけど、意外と速いし複雑だし、難しそうに思えます。
実際、思った以上に難しかったです。

それでも何とか、噛み砕いてブロックごとに分けてみると、リッチーの思想などが見えてきて弾きやすくなると思います。

さて、解説に行きましょう。

このソロは基本的にはGmスケール一発で弾いています。

ただ、開放弦~15フレットとかなり広範囲に指板上を動いているのですごく複雑なことをしているように思えます。

ポジション図sow.jpg

しかし、こんな感じで「主に3つのブロックに分けて行き来している」と考えるとかなり分かりやすくなると思います。

ソロの前半は、こんな感じでスライドや平行移動(リニア)を使いながら、分かりやすく移動していますね。

このスムーズなポジション移動はかなり使い勝手が良さそうです。
是非とも覚えておきたい。

でもって、12小節目で急にこれまでと違う音遣いが出てきて「ん?」と混乱します。

ポジション図sow2.jpg

しかし落ち着いて考えるとこれは、ペンタトニックのポジション2に♭5thと増6度を足して視覚的にも運指的にも分かりやすくするお馴染みのパターンです。

ローフレットで出てきたので一瞬混乱しますが一度理解してしまえば簡単。

ポジション図sow3.jpg

さらに言うと、この部分のポジションとほぼ同じ指使いで行けてしまうので、2ブロック合わせて覚えてしまえば、かなり応用の利くものになります。

ポジション図_Gm3BOX.jpg

経過音として、ここのブロックも合わせると、同じ指使いでかなり幅広く指板を移動できるようになります。

リッチーすげぇな。

ポジション図sow4.jpg

最後はこんな感じで2ブロックを行って戻ってフィニッシュ。

ポジションの確認はこんな感じ。

で、移動の時・フレーズの始まりは1つ前の小節から”食って”入ることが多いです。

ストレートなマイナー・スケールなのに、どこかストレートなロックっぽくない、ジャズっぽい雰囲気がほんのりと感じられるのはそのせいかもしれません。

もう一つこのソロで特筆なのは、クォーター・チョーキングと小さい波のヴィブラートです。

チョーキングでは良く「小さく痙攣するようなヴィブラートは駄目だ、大きく揺れる波にしろ」と言われます。

しかしここではその、小さく痙攣するようなヴィブラートが多用されています。

これはあくまでも俺の憶測だけど、ジャズ・ギターではヴィブラートやチョーキングは普通使いません。
ロック然とした大きなヴィブラートや派手なチョーキングを減らすことで、先の食い気味のフレーズ・インと合わせてほんのりジャズっぽい雰囲気を醸し出そうとしていたんじゃないか?と。

ただ単に「ヴィブラートは大きく」とか「チョーキングは正確な音程で」とか言われてたのをひねくれて逆に弾きだしただけかもしれません。

どちらにせよ重要なのは、大きい波のヴィブラートも、正確な音程のチョーキングも弾ける上で、あえて逆のプレイを”自分の意志でコントロールして弾ける”ということ。

そうやって意図してフレーズにひねくれた”癖”をつけることで印象的なものにしている。

それこそがこのソロの神髄。

リッチーはこれをその場のアドリブでやってたって言うんだから、まさに神業!

今回コピーしてみて、あらためてそのすごさを再確認できました。


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初期リッチーブラックモアのひねくれペンタトニック。 [ペンタトニック・スクール]

今回も1曲コピーしてしゃぶり尽くすため、ベース、ギター動画に続きギター・ソロの解説です。

まずは演奏動画を


では解説して行きましょう。

Space Truckin のソロで主に使用しているのはこのポジション。

ポジション図_Am.gif

Amのペンタトニックで最も基本となる形ですね。

王道の付け足しとして3弦8フレットの♭5th も頻繁に弾いています。

今も昔も、やっぱりこの形は永久不変。

spstrkn_solo1.jpg

ソロ入り口の3小節はこんな感じ。

ここで重要なのが、3弦5フレットのクォーター・チョーキング。

王道のペンタポジションなので、普通に弾いたらありがちな感じになってしまう。

そこで、ところどころ中途半端な音を入れることで、ちょっと「ひねくれた」感じを出している。

続く4小節めはこんな感じでスライドの連打。

spstrkn_solo2.jpg

親指押弦に自信のある人は、頭の5弦開放の代わりに、6弦5フレットでも良いでしょう。

リッチーもそうしているかもしれません。

そして難関の5・6小節。

spstrkn_solo3.jpg

3弦7フレットを支点にして少しトリッキーな弦またぎフレーズから始まります。

トレモロピッキングの表・裏を入れ替えてアウトサイド・ピッキングにすると弾きやすいでしょう。

途中で支点が4弦7フレットに変わります。

ミュートのコントロールが難しいですが、ミュートしない弦も少しぐらいミュートしても良いくらいの加減でやっちゃって良いと思います。

ミュートの オフ・オン で、ピッキングの強・弱を弾き分けるとメリハリが出て良い感じのひねくれ具合になります。

現飛びも含めて、格好良く弾くにはピッキング・コントロールがかなり難しくなります。

自分もまだまだ弾けてません。このフレーズを完璧にするだけでもかなりの練習になると思います。

うまく出来ないうちは、支点(ミュート音)をピッキングせずに実音だけ出して跳ねた感じに演奏しても良いでしょう。十分に雰囲気は出ます。

そしてここでも3弦5フレットのひねくれクォーター・チョーキングが入ります。
あとは、2弦7フレットのペンタ外音が入ります。

ポジション図_Am2.gif

これも運指をやりやすくする王道追加音ですね。

支点の3弦5フレットをおさえる薬指(3本指でやる場合は中指)の腹で押さえると楽になります。

そして最後の7小節。

spstrkn_solo4.jpg

ど頭の2弦8フレットのチョーキングが、前の小節から食って入って来てます。

そうすると、食った分だけ伸ばして4分音符半の長さにしたくなるのですが、あえて四分音符の長さで次のフレーズに突入します。

ちょっと急いだ感じがするまま、さらに3連符まで入れちゃってます。

王道のペンタポジションでも、リズムを一工夫して「ひねくれた」感じを出していますね。

「ひねくれ」という言葉が合っているかどうかはわかりません。なんとなく俺の中のリッチーブラックモアのイメージが「ひねくれもの」だったので。

ともかく、王道でシンプルなペンタトニック・スケールでも、ちょっとした変化を加えるだけで、まだまだ個性的に鳴らすこともできるんだという好例です。


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11月15日 ジョー・ソロー。 [ペンタトニック・スクール]

前回エアロのアメイジングをアップしました。
サッと撮って出せるように昔いちどコピーしたことがあった曲を弾きました。

とは言ったものの、ほとんど忘れてしまっていたので、ソロを中心におさらいしました。
昔はタブ譜を丸暗記するだけでしたが、今はソロなんかはスケールを書き出しています。
その方が断然覚えやすいので。

せっかくなので分析の成果?を記事にしましょう。

ここでもう一度ソロのビデオを。


ソロはだいたい2分57秒くらいから始まります。
ブラウザが対応していれば、上のビデオをクリックすればそこから再生します。

この曲のソロは大きく3つのポジションに分けられます。

C1.gif

C2.gif

C3.gif

このうち3つめのハイポジションはCメジャー・ペンタトニックの3番目のポジション。
基本的なペンタの形ですね。

アメイジングは最初はAmから始まるのですが、ソロの部分で裏返ってCメジャーにキーが変わります。
(AmとCメジャーは同じ音で構成されているので表裏一体のかんけいなのです。
その辺は以前のペンタトニックスクールを参照してちょ。)

それまで暗い感じだった曲が、メジャーに転換することで一気にテンションアップします。
このギターソロにやたらとカタルシスを感じるのはこれが大きな要因です。

で、ソロはローポジションから始まります。
基本はここもCメジャーペンタトニックなのですが、ここにB♭とE♭の音が追加されています。
この2つはCマイナー・ペンタの音なんですね。
ブルースの世界では、メジャ・マイナーのペンタを合体させて、強引にどちらのキーでも使えるようにしてしまっています。
「ブルース・スケール」なんて言ったりします。

ジョーペリーもこのソロでマイナーの音を足してCメジャー・ペンタよりも少し変わった響きを作り出しています。
↓ このポジションの青で囲った音ですね。赤い丸はCメジャーの音。あとは共通。

C1.gif

この付け足し加減がセンスなんですね。
あんまりやりすぎると気持ち良く無くなっちゃう。
けれどもその変態ぶりが支持されることもある。
この辺は結局弾き手の個性に左右されます。

ジョーはあくまでも味付け程度にやることが多いです。
今回も2つだけ。

で、これにつづくミドルポジション。

C2.gif

今度はCマイナーの方がメインになってしまっています。
メジャーキーでマイナーペンタを弾くと、独特のテンション感ある響きになるのでよく使われます。
ここにCメジャーの構成音であるAの音と、ブルース系ソロには欠かせない♭5thの音を付け足して、いつものジョー・ペリーお得意の形になります。
(詳しくはこれまでのジョーペリー編を参照ょ。コチラコチラ

ミドル・ポジションでも付け足す音は2つだけ。
これでいつもの指グセで弾きまくれるので、このミッド・ポジションが一番多く使われています。

このソロはジョー・ペリーのソロの集大成みたいなもので、ジョーおなじみのテクニックもふんだんに使われています。
そういうのもいくつか紹介して行きたいと思っていますが、それはまたいつか別の機会に続きます。

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4月20日 おんちパンク。 [ペンタトニック・スクール]

前回せっかく楽譜をひっぱり出したので、もう一曲コピーしました。
今度はシンプルでサクッと進められるもの。

いや、この楽譜を買った頃は、1曲覚えるのに何か月もかかったりしたもんですが、
感慨深いものがあります。

と言うことで、エアロスミスのクラッシュです。
エアロ流のパンクですね。

前回歌わなかったので今回は挑戦してみました。

今回のボーカルを一言で表すならば “天才” ですね。
テンションMAXの勢い重視で、ほぼ練習なしの一発録りです。

パンクは良いですね。音痴なオイラでも形になるから。

ギターも一発録りです。
なので少々ミスっても勢いで突っ走ってます。

ギターソロのスケールは前回と同じ。
「これぞジョー・ペリー」って感じのソロです。

jps_2.gif

使用している指使いも、前回とそのまんま同じです。
Gm のキーに合わせて、3フレット移動して1弦15フレがルートになっています。

ただ、今回はもう少しデザインされた感じのソロだったので、指癖で適当に弾くのではなくて、できるだけ忠実に再現できるようにしてみました。
ここだけは勢い重視じゃなくて、きっちりやりました。

マイナーペンタは日本人の琴線に触れますね。
動画を編集中にカメラの生音を聞いていたんですが、三味線のフレーズみたいでした。
以前より「津軽三味線はパンクだ」と思っていたんですが、もうちょっと突き詰めてみたら面白そうです。

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4月10日 杢目。 [ペンタトニック・スクール]

昨日撮ったニコワンの動画テストをアップしました。
今度こそギターです。

エアロスミスでス。

急に弾きたくなったので、昔買ったスコアを引っぱり出してきてコピーしました。
いちおうソロも完コピしたのですが、そんなに急に全部覚えられるわけもなく、
弾きまくりのところは、入り口と出口のフレーズだけ覚えておいて、残りはは手癖でやってます。

手癖と言っても、ジョー・ペリーっぽさを出したいところ。
ジョー・ペリーがよく使うスケールはこんな感じ。(あ、6弦のところ間違ってるね・・・)

jps_1.gif

王道ペンタのポジション2のスケールに、2音足した感じ。
これの上3本の弦を連打。

jps_2.gif

で、今回使ってるのはこの音。
Joe Perry のキモは、この赤丸で囲んだ1音。
♭5thのちょい足しは王道ですが、この1音をさらに足すことで、ジョー・ペリー特有のちょっとフワっとした外れた感じがでます。

あとは、心の中でハネたリズムを意識することです。
この曲は3連のシャッフルなので当然ですが、他の曲でもジョーの頭の中ではハネた感じがずっとあると思います。
譜面ではきっちり16分・8分だったりしても、何とな~く、微妙にハネた感じに聞こえなくもない。
そんな感じ。

で、ジョーは、メジャーキーでもマイナーキーでもどっちの時も、マイナー・ペンタのポジションで弾くことが多いです。
今回もEメジャーだけど、1弦12フレをルートにしたマイナーペンタのポジションで弾いてます。

これは、音の並びも考えて、ブルーススケール的な解釈をしてるんじゃなかろうかもん。

ブルースケールから派生して、

jps_3.gif

こんな風に3つ音を足して手癖にしてる人も多いです。
これだと、視覚的にもすごく覚えやすいし、運指もやりやすいです。

ポール・ギルバートとかも良く使います。
オレも良く使います。

けどジョー・ペリーは1弦の2nd音(もしくは9th、メジャーの時は7th)
はあんまり使いません。
このへんも Joe Perry らしさを狙っていくポイントだと思います。

あと、3弦の4th音のチョーキングを多用します。
それで、2弦7thの音と重ねたり。
これもブルースでは王道ですが、それを超速で連打したりします。

まぁ、ほんの数秒のことなので、頭で考えている暇はありません。
コピーしまくって指に染み込ませるしかないでしょう。

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指板上の音を覚えよう。 [ペンタトニック・スクール]

指板上の音名を覚えるためにちょっと役立つものを作りました。

指板上の音名.gif
↑ クリックで超拡大します。

見れば分かると思います。
上段が、指板上にある音名。
下段が、ルート音とコード・インターバルの関係です。

12フレットから先は、オクターブ上の音になるので、
上半分を覚えてしまえば良いでしょう。

コードインターバルは、3度と5度の関係性を覚えておくだけでもかなり違ってくると思います。
ルートから左上に3rd、右フレット分上で5th、
もしくは、ルートの真下が5th、みたいな感じで。

いきなり音名全部を覚えるのは大変だと思います。
そんなときは、とりあえず5、6弦の音だけをまず覚えましょう。

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6月6日 サルの役にも立たない耳コピ講座。 [ペンタトニック・スクール]

パソコンで音楽が編集できるようになって、耳コピも昔と比べて格段と楽にできるようになりました。
今回は、そんな自分の耳コピ方をちょぴっと紹介ッス。
題材は Black Sabbath の Dio Years 6曲目、『The Mob Rules』 前半のソロ。
(あくまでも素人が適当にやった耳コピなので、間違っている可能性も大です)

耳コピで一番便利になったと思うのは、リピート機能。
CDでもありましたが、なにしろ設定が面倒。
自分の場合は、Cubaseという編集ソフトに取り込んでから、範囲指定でリピート再生します。

で、まずは何をするかというと、バッキング部分を聞いてコードが分かる場合はコードを調べます。
今回やった曲は、D→A#→Cという流れ。(このコードは大まかな感じで)。
そうすると、やってるのはメタル曲ですから、スケールはマイナー系かな、なんてアタリをつけます。
(曲によって違う場合もあります。複雑なのは良く分かりません)

そうしたら、まずは最初の1~2小節をひたすらリピートしつつ、1音ずつ音を採っていきます。
忘れてしまわないように、メモ帳を開いてこまめにメモをとります。
↓ こんな感じ。(クリックで拡大)
micopy03.gif

そのときに、スケールもチョビット意識しつつ。
トニーの場合は、基本的なペンタを元にソロる場合が多いので、分かりやすいと思います。
(この、コピーするギタリストの特長なんかを先に知っておくのもかなり重要)
ま、Dから始まるので、Dmのペンタとか使うのかなぁ?なんて

micopy01.gif
↑ 6弦10フレをルートにしたDmのペンタ。この2つのポジションを中心に探って行きます。

で、ある程度の塊が出来たら、一度録音して聞いてみます。
パソコンで、この作業が出来るようになったのも大きい。


↑ 冒頭の数小節。これは2回に分けてコピってます。自分の場合、本当に少しずつコピります。
確認作業なので、この時点ではまだ上手くなくても、リズムが多少モタついても問題ありません。
(と、言い訳しておきましょう)

「だいたいオッケーかな」と思ったら、次のカタマリへ移動です。

何小節かやると、だいたいどの辺の音を使ってるか何となく分かるようになると思います。
micopy02.gif
↑ フムフム、上の2弦は、ペンタでなく、普通のマイナースケールを使ってるのだな、とか
3弦の9th もたまに入るな、とか。

あとは、スライド音とか、ハンマリング・プリングの音で、
あっ、いまフレット移動したな?とか適当に判断します。

そうなると、残りの作業はスムーズです。
というか、半分ぐらいやった時点で飽きてしまうので、「何かココごちゃごちゃして良くわかんないけど、適当にスケールの音置いとけばいいや」ってなっちゃいます。
ま、最終的にフィーリングが合ってればいいんじゃないかと。

で、音採り→録音確認 を繰り返して、耳コピ完了。
あとは弾き込みながら、おかしいと思う部分があれば修正したりします。
↓ ソロ部分は大体こんな感じです(多分)。
micopy04.gif(クリックで拡大)

で、音が採れたらあとはひたすら練習。
そこは変わりませんが、耳コピの時間を練習に回せるようになったのが大きいです。
ま、今回採った音があってるかどうかは保証できません。大幅に間違ってる場合もあるかも。。

【追記】

↓ 一日練習してこんな感じ。左が原音。右が自分ダス。

まだ全然指がもたついてます。流れを覚えないと。
最初の3連符が合わないとゆっくりなだけに目立つ。
ノイズが多いい。
速い部分で、あせりすぎて逆にさらに速くなってしまう。
チョーキングの音程がおかしい(もしかしたら耳コピが間違えてるかも)。

などなど、、、いろいろと反省しながらまた練習です。
一度録音するとアラが目立つ課題が浮き彫りになります。
これも、パソコンで録音できるメリッチョですね。

参考までに、
ギターは練習用。P.U.リア。
Line 6 直で。JCM800 にファズフェイス。薄くショートディレイをかけてます。

さて、もうちょっと練習して Factory の音に行きましょう。


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ペンタトニック・スクール 【第2回】 [ペンタトニック・スクール]

4ヶ月の沈黙を経て、まさかの第2回。しかも2回目にして、いきなり番外編。

前回は「ポジションひとつ覚えましょう」でした。
でも、ひとりで黙々と行ったり来たりしていてもすぐに飽きてしまう。
それから「なんか JAM るのって憧れるなぁ」というのもあるでしょう。

ということで番外編の今回は、“ブルース・コード進行” についてやっていきましょう。
(と言っても、毎度の事ながら自分が勝手に考えたことを書いているだけなので、理論的に間違っていたり「なんか変だ」なんて思うこともあるでしょう。まぁ、素人のやることですから、大きな目で見てやってください)

↓ まずは下の図を。
BC0.gif

よく見かける図ですね。この1つの区切りを1小節と考えてください。
その区切りの上にコードが書いてありますね。まずは何も考えず、このコードを弾いてみましょう。
(コードがわからない人は ← 左側の指板図くんを参考に)

どうでしょうか、「なんか聞いたことある感じだなぁ」と思うでしょう。
基本中の基本のコード進行なので、あらゆる場面で使われています。

本当は各コードには、m(マイナー)であったり、7(セブンス)であったりと、いろいろな記号が付いて書かれている場合が多いです。雑誌とかで見かけるのは、そういう感じだと思います。

でもね、今回はそれについてはまだ考えなくても良いでしょう。
とにかく楽しく遊んで、理論は後から付いてくればイイと思ってます。
(「まず最初に基礎と理論だ」という人は、この先は読まないことをお奨めします)

++ 続きを読む ++


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