8月23日 なつのおもいで。 [mini Ghost]
夏が終わる前に、夏っぽいビデオをひとつくらい撮っておこうと思いました。
ベンチャーズです。
部屋着でサッと撮ったので、まるでズボンはき忘れてパンツで弾いているように見えますが、これは短パンです。
グラミチのそこそこ良い短パンです。
で、音ですね。
Line6 POD HD300 で録音しました。
アンプは Fender Twin Reverb。
で、リヴァーブをフェンダー・スプリング・リヴァーブにしようと思ったんですけどね、
なんかこう、ピンと来ない。
いまいち気に入らない。
なので、ミニ・ゴーストを使ってみました。
もともとはコーラス・ディレイのつもりで作ったのですが、コーラスのチープ感と劣化ディレイの響きが組み合わさって、スプリング・リヴァーブっぽい音になるなぁと前々から思ってました。
さらに、ずっと薄くノイズが乗ってるんですが、かえってそれが60年代のペカペカしたギターサウンドの雰囲気を醸し出しています。
これ単体だとリヴァーブ感が薄いので、POD側でも終段にプレートリヴァーブをかけてます。
この組み合わせかなり良い感じでます。
ただねぇ、これの前に Pod farm で練習したんだけどね、それだとスプリング・リヴァーブが良い感じに効いてくれるんだよね。
POD HD って、いまひとつ使いにくいというか、融通が利かないというか、扱いにくいです。
ハマればすごく良い音がでるんですけどね。
と、ぼやきが入ってしまいましたが。
夏にはやっぱり、リヴァーブが合いますね。
ペケペケに軽いギターサウンドをバックに、キンキンに冷えたビールを飲んだら御機嫌です。
9月30日 てんさい?? [mini Ghost]
前回のQゾネと同時に、 mini Ghost も試しました。
ミニ・ゴーストはソロ部分でのみ踏んでいます。
正直、今回は失敗だと思ってたんですけどね。
使い方は限定されますが、結構行けるかもしれません。
まず、一番の懸念だったノイズは、ディストーションの音にかぶせたら気にならなくなりました。
アナログ感極まるこもった音も、おどろおどろしい雰囲気づくりには役立ちます。
まさに“ゴースト”の名のとおりですね。
そんな感じで『ソロ』を弾いてみました。
動画では2分ちょいくらいから始まります。
youtubeのヘルプを見ると、タグ内のリンクURLに続けて#t=2m0s もしくは ?t=2m0s と書けば途中から再生できるはずなんですが、ソネブロが対応していないのか、最初からしか再生できなくなってますね。
曲中のセリフの代わりにソロを弾いています。
おどろおどろしい雰囲気を崩さず、セリフが目立たないようにするために、
かなり強めにディレイをかけています。
何弾いているのか分からないと思いますが、それこそが狙いです。
最初は覚えたてのスウィープを連発。
Em から入って、王道のディミニッシュパターンを連打です。
スウィープはフロントピックアップで弾きたいところですが、ディレイと合わせるとモコモコになり過ぎてしまうのでリアのまま行ってます。
続いて Em スケールを適当に上下に動いてます。
この時、6thのCを半音上げてC♯にしました。
ソロ中のバッキング・コードはEmとBmは2つなのですが、音の並びは、
Em-F#-G-A-B-C-D
Bm-C#-D-E-F#-G-A
と、違いはCとC#だけなんですね。
なので、この並びにしておけば、どっちのコード上でも鳴らせるだろうと思って。
の、はずだったのですが、適当に動いている間に、手癖が入っちゃうんですよね。
普段、王道の♭5th を入れることが多いんですが、今回はC#使ってるし、響きが変になるから使わないようにしようと思っていました。
↑ けどね、音の並びを見てみると分かるように、上3本の弦がこう並んでいると、普段の指癖もあって、ついつい弾いてしまうんですよね。
で、「あ、しまった」と思った瞬間に頭真っ白になりますよね。
気にしないで続けてれば何とも無かったはずなのですが。
あとはもう本当に適当です。
コードが EmからBm に変わるところで、3弦14フレットを1音チョーキングしてB音で一段落しようと考えていたので、そこまでは、手癖だけで突っ走ってます。
↑ で、最後に Bm を一気に上昇して終了。ここではもうディレイは切ってあります。
赤丸はルート音です。
ドロップDなので、ルートからルートへの上昇下降も一つのポジションで収まります。
最初のスウィープ連打と最後の上昇は決め打ちです。
↑ こんな感じでソロにかけました。
予想以上にドロドロした感じになりました。
まぁ、何弾いているかはぜんぜん分からない感じにはなりましたが。
途中テンパってるところがあるのでちょうど良かったのでしょう・・・・
セッティングを浅めにすれば、もうちょっとだけ爽やかな音も出せます。
↑ ツマミは、上段がディレイのスピード・リピート。
下段がコーラスのスピード・デプス・・・・
の、つもりだったのですが、コーラス側のツマミはほとんど動作しません。。。
デプスを回しきると、ほ~んの少しだけ音が変わるような気がしないでもありませんが、録音したものを聞いてみると全く変化していないようにも思えます。
コーラスのスピードツマミの場所によっては、ディレイのスピード範囲が若干変化します。
コーラススピードを最小にすると、ディレイの最小タイムがほ~~んの少しだけ速くなります。
最大にすると、ディレイの最大タイムがほ~~んの少しだけ伸びます。
何ともトリッキーな動作をします。
はっきり言いましょう。
ツマミは2つで十分です。
もっとはっきり言いましょう。
Rebote2.0で十分です。
もともと“コーラスを作る” というのがスタートだったので、
設計を根本から考え直さなければいけません。
まぁ、使い道は超限定されますが、コレにしか出せない音にはなっているので、
これはこれで面白いと思って分解はせずとっておくことにしましょう。
8月18日 しっぱ・・・いや、ヘンテコローファイだ。 [mini Ghost]
テストしました。
正直・・・・しっぱ 独特なローファイ感がありますね!!
4つノブですが、スピードとデプスはほぼ効きません。
コーラス機能は働いておりません。
代わりに、ギターの入力に反応してザーッと質の悪いノイズが流れます。
ディレイは普通にかかります。ノイズは乗ってますが。
あと原音が少し小さくなるようなきがしますが。
・・・素直にReboteを小型化した方がよいかもしれません。
まぁ、コレにしかだせない、唯一無二の音だと思うことにします。
ケースも作っちゃったし・・・
気が向いたらまた改良するかもしれません。
7月11日 へんたいさんいらっしゃい。 [mini Ghost]
結局過去最大級と言われた台風はどこかへ行ってしまったわけですが、この勢いを無駄にしないように作業は続けましょう。
↑ 雨になるまえにと、乾燥が必要な作業はすでに完了させてありました。
下地にフラット・ブラック、水性塗料のブラックで凸凹を書いて、その上に紫を噴きました。
最後に天才加工!を施して数日乾かします。
↑ で、文字を入れました。
イエロー・グリーンにシルバーをほんの少し混ぜてあります。
絶妙のカラーリングです。
天才加工!も綺麗な感じでできているので、この後の最終天才加工!!は控えめにしておきたいところですね。
↑ 手書きだと文字がどうしても大きくなってしまうのでミニ・ケースだと書き収めるのが大変です。
↑ うわぁ、良いですねぇ。
汚しは少ない方がいいですね、絶対・・・・
↑ あれだけ控えめにしようと思っていたのに、前フリにしかなりませんでした。。
写真だと目立ちますが、本当はもう少しおとなしいです。
さらに、乾燥後にクリアーを噴くので、もうちょっと落ち着いた感じになると思います。
7月6日 ノブだけ。 [mini Ghost]
7月3日 再始動。 [mini Ghost]
ミニ・ゴーストを再始動しました。
パーツはもう何年も前に買ってあって、他のを作る前にとりあえず今あるパーツを何とかしなければいけない。
ところが、電源レギュレーターの78L05が見当たりません。
どうやら失くしてしまったようです。
近所のパーツ屋さんにも売っているようですが、お店が開いているうちに買いに行く余裕がありません。
↑ 裏はこんな感じ。久々にしては良い感じ。
線の曲げ部分を曲線的にしてから、見た目がいま一つになってしまった感もある。
また直線に戻すか?
曲線の方が線に負担もかからないし、角でパーツをジョイントする時にやりやすい。
見た目をとるか、実益でとるか迷うところ。
作るのは直線の方が楽。
↑ ということで、ケースの穴あけを先にすることにしました。
組み込みのレイアウトをプリントアウトして貼り付け。
コレの方が正確で簡単にセンターポンチが打て丸。
↑ 四辺のセンターを出して、紙のセンターに合わせるだけなので簡単。
↑ ところがどっこい、ここでも問題発生。
ケース内部が予想よりも狭く、さらに、ケースの角の部分の処理が甘くてギリギリに設定したポットに干渉してしまう。
ということで、ドリルヤスリで角の盛り上がった部分を軽く削って平らにしました。
↑ で、パーツ配置。全部収まりました。もちろん蓋も閉まります!!
と思ったら、またもや問題発生。
ポット基板に取り付けた電解コンがケースの角の出っ張りに触れてしまっています。
うーん、どうしようかな・・・このままでも行けない事はないけど。。
このネジ穴用の出っ張りが予想以上に邪魔です。
↑ ムラサキのツマミがなんか思っていたよりも微妙な感じ・・・
これは天才加工が必要ですね。
4月17 日 [mini Ghost]
朝すごく早く目がさめたので、ちょいと実験結果を載せておきましょう。
PT2399を使った、ミニサイズのディレイ/コーラスです。
まず、上の回路図の赤い丸で囲んである部分に並列で抵抗を入れてみて、
音量に変化があるかどうかを試しました。
↑ 写真じゃわけが分からないですが、こんな感じでワニ口とブレッドボードで試してます。
並列に入れるので抵抗値が下がったときの変化しか分かりませんが、
ここの抵抗値を下げることで音量がアップしてました。
ノイズも少し増えたので、やはりここはもう少し大きい値にした方が良さそうです。
エフェクト音も、原音より少し大きめなので、15k~50kくらいの間で調整したいところですね。
↑ それから、前にも言っていた、回路図右下の、IC12~13から10kの抵抗を挟んで伸びているラインにノイズ除けのコンデンサを置けないか?
という実験も行いました。
PT2399は、ディレイ・タイムを伸ばすとどうしてもノイズが出てしまうので、ある程度は諦めるしかないのですが、できるだけノイズが少ないようにできないかなぁ、なんて思って。
ここにコンデンサを入れたところ、ノイズは減りました。実験成功です。
何種類か値を試しましたが、値が大きいほどノイズは減るが、低音が増えてこもった感じになりました。
Reboteや他のPT2399を使ったディレイが、アナログっぽくなってたのは、やはりこのコンデンサが影響していたのでしょうか?
コンデンサが無い状態ではキラキラしたディレイ音だったのが、徐々にアナログ的な(?)こもった音になります。
実質、0.001~0.22くらいまでが実用の範囲でしょうか?
自分は0.01か、0.1を入れると思います。
あとは、ツマミの効き具合いも見ました。
DEPTH と SPEED のツマミはCカーブの方が使いやすそうですね。
それから Delay のツマミはAカーブの方がよさそうです。
Repeat のポットの値を大きくすれば、リピート量が増えるかな?と思いましたが
1Mまで試しましたが大きな変化はありませんでした。
1つ見つかった問題点が、コーラスの音は、原音にだけかかってるんじゃないか?ってことです。
なので、ディレイを伸ばしたり、リピートを増やすと、コーラス効果が良く分からなくなります。
逆に、コーラスの DEPTH を上げると、ディレイの効きにも影響するみたいです。
使いやすさを求めるのであれば、ディレイかコーラス、どちらかの機能に絞って、
2ノブで作った方が良いと思います。
でも実際には、ピンポイントですが両方のおいしいところが使えるところもあるので、難しいところです。
コーラスを使うときは、ディレイ側のツマミをほぼゼロで、ディレイを使うときはコーラス側のツマミを絞る。
みたいな使い方が良いのかもしれません。
使いにくいですが、まぁ、ヴィンテージ・エフェクター的な操作感ということで・・・・・
と、時間が無くなってしまったので、Rev.5 のレイアウトはまた後ほどアップします。
【追記】
↑ 基板をいくつか切り出しましーた。
そろそろ暖かくなってきたのでハンダ作業も再開したいところですが、いつになるか・・・
9月22日 ディレイの実験。 [mini Ghost]
週に1度のオタノシミ。レイアウトのコーナーです。
第3回にして、ちょっと変わった趣向のものを出してみましょう。
以前にも何度か登場しているミニ・サイズのディレイです。
前回のバージョンでは、ディレイのリピートが1回しかできなかったので、リピートの回数を増やせるようにちょいとブレッドボードで簡単な回路を追加して試してみました。
↓ まずは今回の回路図をどうぞ。(クリックで拡大)
2399の14番と16番に繋がるところから、データシートやReboteを参考にREPEATを追加。
あれこれと調整をおこないつつ。2.2kの抵抗は2kとかでも全然大丈夫だと思います。
変えてもいいけど、誤差の範囲内だと思うんで、目立つ変化は無いと思います。
で、ブレボに組んで音を出してみました。
↑ こんな感じで、1回~複数回ディレイがリピートするようになりました。御機嫌な実験結果です。
もうこのまんま実製作に行ってもいいんじゃないかな、という気もしますが、
ただ一点だけ、ディレイ音に「サーッ」というノイズが乗るのが気になります。
「こういうオモシロ効果がある機械なんだ」と思えば、それはそれでO.K.なのですが、
どうせならここも何とかできるか試してみたいところです。
1回目のディレイ音が、ちょっと歪んだ感じで、原音と同じか少し大きいくらいのボリュームになっているので、2399に入る音が過入力になってるんじゃないか?という気がしてます。
先の回路図で言うところの赤い丸で囲ってある、2399の入力に行く10Kの抵抗、
これが、データシートやリブートでは、15Kになってるんですよね。どうもこの辺が怪しい。
ここをデータシートどおりに15Kにしたり、20Kにすれば、サーノイズは無くなるか、減るんじゃないかなぁ、と思案中です。
もしくは、2399の2番から伸びてる、コーラスの制御部分も怪しい。
ここが原因だった場合、ちょいと時間がかかりますね。(というか、半分お手上げ)
ここが原因だった場合、コーラスをメインに使うときは潔くディレイを最小の設定にするかですね。
ちなみに、前回のバージョン3で作った人も、無理なくREPEATを増設できるようになってます。
下の回路図の紫の部分をちょっと足すだけです。
「オイラもいろいろ実験やったるで~!!」という気骨のある方は、是非とも今回のレイアウトをゲットしてあれこれと定数を弄ったりしてみたりすると面白いと思います。
基本的に電源周りを弄らなければ、どうとでもいけるんじゃないかと(勝手に)思ってます。
それで、面白い実験結果が出たならば、是非とも教えていただきたい!!
と、言うことで、行ってみましょう、バージョン4のレイアウトです。終了しました。
5月23日 解決編。 [mini Ghost]
9月8日 緊急続報。 [mini Ghost]
さてさて、昨日の続き。ミニ・ゴースト編です。
昨日までは調子良かったのですが、今日になって「ザーッ」というノイズだけになってしまいました。
もしくは無音の上体が続きます。
で、蓋を開けてちょっと調べたところ、基板を押さえたりすると元に戻ったりするので、
どこか接触不良になっている可能性が高いです。
昨日試した時点でも、 Speed と Depth が効かなかったので、変だなぁとは思ってたのですが。
妄想上では、Delay を0にしておけば、きっちりコーラスがかかるはずだったのですが。
そんで、出音も、もうちょっとコーラスっぽい感じになると思っていたのですが。
どうもその周辺が怪しいです。
で、ここからはまだ憶測ですが、
Speed の 3番と Depth の2番は連動?しているので、これがどちらも効かないということは
この周辺で接触不良している可能性が高そうです。
もうちょっとちゃんと見てみないと何とも言えませんが。。。
ということで、続報でした。
とりあえず1ノブディレイ計画はちょいと延期です。
その代わりと言うか、何と言うか、もう1個ノブを増やす妄想も出てきました。
その辺が上手く行くかどうかは、オタノシミに。