3月1日 ちょっと修正。 [B.S.I.M.B]
ちょっと前まで、自作が下火になって来たと嘆いていたのですが、このところ、エフェクターに関するメールなどをちょくちょくいただくようになってきています。
今日も、メールを一通いただきました。
「ブラウニー作ろうと思ってるんだけど、お前んとこのレイアウト電解コン2つ足りないじゃん、どうなってんの?」
といった内容でした。
(※実際にもらったメールははもっとちゃんと丁寧な内容と言い回しです)
これは、レイアウト作成時、Brown Sound In a Mini Box という名前のとおり、
ミニケースでの作成を考えていたからで、
実機では電解コンとなっている1μのコンデンサを、フィルムコンデンサに置き換えたからです。
なので、回路上は同じものと考えてもらってO.K.です。
ただまぁ、せっかくなので、もっと大きいケースで作る場合や、
小型の電解コンや寝かせて配置する場合でも対応できるように、
レイアウト上のフィルムコンにも「+」のマークを書いておきました。
レイアウトどおりにフィルムコンで作る場合は+プラスマークは無視して大丈夫です。
電解コンで作る場合は、+の極性とスペースに気をつけてください。
新しいレイアウトは、↓のバナーからリンクするレイアウトページからPDFをダウンロードできます。
+付きの新しいのが見れないという人は、一度レイアウトページでF5を押してリロードしてください。
冒頭でも書きましたが、ここ最近になって、自作関連がちょっと賑やかになり始めているのかもしれません。
先日は激マイナーと思っていたこのブログがソネブロのランキングとやらにも入ったし、
ソネブロ上でも新しく自作エフェクター関連のブログを始める人も出て来ていて、
自作第3世代とも呼ばれる人たちの動きが活発になってきているのかもしれません。
(勝手に呼んでるだけです。第一世代が松見庵さんなどの大御所有名先駆者達、第二世代が自分やまぁさんとか、かな)
ともあれ、自作エフェクター関連の質問なども遠慮せずにバンバン送って来てください。
メールでなくて、コメント欄にバンバン質問してもらってもかまいません。
出来る限りこたえるように努力してみますがなかなか時間もとれずにうまくいかなかったり時間がかかったりもするかもしれませんがあと作ったのに鳴らないとかどこが間違っているのか分からないとかそういった内容の質問にはこたえようがないというかがんばってくださいとしか言いようがないのでむずかしいところですがとにかくがんばります。
ってことで、自作がまた盛り上がるように!!
2月14日 ブラウニー・サウンド。 [B.S.I.M.B]
前回ライオットのレイアウトを出したばっかりですが、調子に乗ってもう一つ出してしまいましょう。
と言っても、今回もまたわざわざ自分が作るまでもなく世に出回っているものです。
自作エフェクター黎明期からの老舗、GGGにあるBSIAB2です。
初期 Van Halen のいわゆるブラウン・サウンドをエフェクト・ペダルで再現したと言っています。
すでにレイアウトは完成されているので、今回もちょっと縮めてミニ・ケースに入るようにしました。
"Brownie Sound In a Mini Box" です。
何故 “Brownie” にしてあるかというと、これもまたすでに周知の事実ですが、
CMATMODS の Brownie というペダルが、これと同じ回路だからです。
では、レイアウトを。
↑ バナーをクリックしたリンク先で同じバナーをクリックするとレイアウトのPDFに飛びます。
では製作の注意点を。
まず、使用する FET は2N5457 と J201 です。
初期 Brownieは、J201 の2つが MPF102 になっていました。(現行は J201 のまま)
全て 2N5457 にすると、ハイゲインMOD になります。
(初期 Brownie には MOD 用に 2N5457 が2本おまけで付いていました)
100μの電解コンは、スペースがあるので上に寝かせても良し、小型のものを使用しても良し。
2つある1μのフィルムコンは、大きすぎると蓋が閉まらなくなります。
基板の下方にある青色のは、あまり音に関係が無さそうなので積セラなどの小型のものを使っても良いでしょう。
もう一つの方は、基板上方にスペースをとってあるので、寝かせても良いでしょう。
基板にある半固定抵抗(トリマー)は、Q5にかかる電圧を4Vに調整しましょう。
とありますが、適当に回しながら音を耳で聞いて、好みのセッティングにすれば良いでしょう。
これを外に出して4ノブにする人もいます。
詳細は実際に作った後にまた紹介いたしまする。
他にも完成済みや作りかけのレイアウトはまだまだあります。
気が向いたときにちょくちょく出して行くのでお楽しみに。