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6月20日 地獄の配線。 [S3625QM]

アイバニーズ S3625 の配線が完了しました。

IMG_2285.JPG

まず TONE コンデンサはこんな感じ。トーンは元の 16mm ポットをそのまま使っているのでオレンジドロップの方が大きいです。
1番端子から繋いで、反対の足をPOT横にハンダ付けしてグランドに落としてます。IMG_2287.JPG

ボリューム POT は CTS にしました。
こんだけ狭いキャビティ―内でもうスイッチ配線とかしたくないです。
拡張とかしなくていいです。

IMG_2286.JPG

ハイパスフィルターとスムーステーパーはこんな感じ。

ハイパスは良い感じに効いてると思います。

スムーステーパーは、うーん、まだちょっとクワッと一瞬音量が変化する場所がピンポイントでありますね。
無しの状態よりは大分使いやすくなってるとは思います。

今は、470K よりも 330~350K くらいが流行みたいですね。
確かに、その方がより使いやすくなるような気がします。
まぁ、また気が向いたら試してみても良いですね。

コンデンサの要領と抵抗の大きさでどれくらい変化があるのか。

合成抵抗とかで試してみるのもアリですね。

IMG_2288.JPG

ピックアップ取り付け前の状態はこんな感じ。
大分スッキリしました。

レバースイッチ→POT→ジャック間はいつものシールド線にしました。

IMG_2289.JPG

ピックアップ配線後はこんな感じ。
スッキリして良い感じです。

ピックアップの線を短く切ってしまえばもっとスッキリしたのですが、なんか貧乏性なのでできませんでした・・・

と、簡単に書いてますけど、実際このスイッチに配線するのは物凄く大変でした。
とにかく細かい、狭い。

一か所ビニール被膜にハンダが触れてしまいました。
幸い表面がちょっとざらついた程度で済みました。かなり気を付けて作業したのですがそれでもこうなります。

とにかくしんどかったです。もうこのスイッチはやりたくありません。

インドネシア産の S470 はこれよりもだいぶ大きめのキャビティ―で、スイッチももっとやりやすいものになっています。

木分の少ないSなので、キャビティ―は小さい方が良いに決まっているので、Prestige の選択は正解です。
けど、しんどい。メイドインジャパンはすごいよやっぱり。

IMG_2291.JPG

でもってPOTの軸はこんな感じ。

センターに割れ目が入っているタイプだったので隙間の補強にクラフトテープを挟みました。
厚みも丁度良い感じでスッキリ。

でもって、純正のツマミは穴が深くて、そのままブッ挿すとボディーに触れてしまいます。
そうするとスムーズに回らなくなってしまうし、ボディーに傷もついてしまうので、少し浮かして固定しなくてはいけません。

毎回ちょっと浮かしながらネジ止めするのは面倒なので、クラフトテープの長さを良い感じに調整して、スポッとかぶせるだけで丁度良い高さになるようにしました。
これは2020年度上半期アイディア賞ものです。自分的に。

トーンの方の純正POTにも浅い溝が入っていたので、同じ高さになるようにカットしたクラフトテープを挟みました。

IMG_2293.JPG

で、ツマミを取り付けた状態がこんな感じ。
ワッシャ1枚ちょっと分だけボディーから離れています。

IMG_2294.JPG

フロントピックアップ取り付け後はこんな感じ。

今回もまたフロントピックアップ弾き比べページに録音した音を追加しました。

そこでも書いてますが、一つ一つの音の輪郭がはっきりしてます。
その分、豊かな倍音成分というか、深みみたいなものが少ない。
良く言えばスッキリ、悪く言えば淡泊。

この辺は好みになりますね。
良い音ではあると思います。でも自分の好みの音ではありません。今のところ。
慣れてきたら好きになるのかもしれません。様子見です。

IMG_2295.JPG

フロント・リア共にパラレルアクシズになりました。
強力なサスティーンの効果を最大限に発揮するには、両方揃えた方が良いということで、リアを取り付けた後からずっといい感じのお値段で落札できるものがヤフオクに出てくるのを探していました。

サスティーンはかなり伸びるようになりました。Sの最大の弱点が克服できたと思います。
あと、ギターの生音が大きくなった。単純に。
すごいピックアップですね、これ。音はあんまり好きじゃないけど。

でも面白いです。これを使いこなせるようになったらかなり楽しそうです。
頑張ります。

IMG_2296.JPG

両方付けた全体像はこんな感じ。
インパクト大です。

演奏でもこれに負けないインパクトが出せるように頑張って練習しましょう。


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6月18日 Ibanez VLX91 スイッチ。 [S3625QM]

先日落札したフロントピックアップを取り付けるため、Ibanez S3625 のスイッチ配線を分析しました。

基本的にはいわゆる Super 5Way Switch というやつなんですけど、

IMG_2276.JPG

S の極薄ボディでは一般的なスライドスイッチはサイズ的に厳しい感じなんです。
なので、ちょっと特殊な構造のスイッチを使っています。

コンタクト部分も銅箔で心もとないし、本当はこのスイッチも交換したいのですが、やっぱり無理だろうなぁ。諦めましょう。

IMG_2278.JPG

IMG_2279.JPG

でもって配線も特殊。ネット上にもあまり情報が無いので苦労しました。

VLX91_2.gif

結論から言うと、VLX91 スイッチの配列はこんな感じ。(クリックで拡大)

IMG_2275.JPG

この図は、スイッチをこっち側から見た状態です。
OTAX側は銅箔の表側、VXL表記側は裏側から見ています。
図のスイッチ上の文字を参考に方向を確認しましょう。

上図の線の色は、セイモアダンカンを配線する場合の例になります。

VLX91_1.gif

ダンカンはこんな感じで、フロントでもリアでも、黒がHOTで緑がCOLD。
一般的にはアジャスタブルポールピースがある方のボビンがS極、無い方がN極になるようです。

で、S3625 の IBZUSA ピックアップの配色がこんな感じ。
リアはタップ線がまとめられていました。
この辺の配色はモデルや年代によって変わるみたいです。注意。

VLX91_3.gif

これをもとにした汎用的な配線図がこちら。(クリックで拡大)

A-A、B-B をそれぞれジャンパ線で繋ぎます。

こんな感じでようやくスイッチ周りの解析が完了しました。
ちなみにスイッチの動作としては、

1.フロントピックアップ(直列)
2.フロントピックアップ(並列)
3.フロント・リアを並列
4.フロント・リアのN側(内側)のボビンを並列
5.リアピックアップ(直列)

となります。

次回は、このままの勢いで一気にハンダまでして行きたいですねす。


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6月16日 Wカーブって何だ? [S3625QM]

前回記事の補足。スムーステーパーとPOTのカーブについて。

普通ギターのボリュームには、Aカーブと呼ばれるPOTが使われます。

IMG_2284.JPG

雑な図ですが、こんな感じで始めは徐々にボリュームが上がって行き、最後にグワッと持ち上がる。

オーディオ系では、ボリュームフルで使うことなんて普通は無いのでこれで問題は無い。

しかしギターは基本的にフルで使って、徐々に音量を下げて調整するものなので、実際にギターでボリュームを絞ったときには「最初にガクンと音量が減って、後半はじわじわ音量が減る」みたいな動作になってしまう。

かと言ってBカーブではなんか使いにくい。

そんなときにスムーステーパーを入れると、Aカーブでも使いやすいボリューム操作感になる。らしい!

でもって、Ibanezの上位モデルには、そのAカーブの弱点を改善した”Wカーブ”というものが使われています。
S3625もこのWカーブ。

じゃあスムテパ要らないんじゃないの?と思いますよね?
実際3625にもハイパスフィルタしか付いていなくて、スムーステーパーはありませんでした。

しかし実は、スムーステーパーにはもう一つメリットがある。らしい!!

ハイパスフィルタを付けると、ボリュームを絞ったときに残ったハイ成分が強調されてしまい「小音量時には逆に高音が強く感じてしまう」こともあるそうです。

そう言われてみると、以前録音したコレなんかは


しばしば音量を調節してるんだけど、確かに音が小さいときはハイが残っている。ような気がする!?
いやまぁ実際は良く分からないけど。

スムーステーパーには、この小音量時の「ハイ残り」を軽減してくれる効果もある。らしい!!

やっぱりスムテパ付けた方が良いのかなぁ。

もともと付いていたS3625のPOTはなんか小さいし、製造国やメーカーの表記も無いし、なんかあまり良いクオリティに見えない。
現行の”S”は24mmのPOTが付いているので、やっぱり変えた方が良いかなぁ~なんて思ってもいました。

IMG_2283.JPG

ということで、AカーブのPOTを買いました。
まいどお馴染みSoundhouseさんで。

S3625に付いていたPOTはミリ規格なので穴径8mmのものを選ばなくてはいけません。
結構選択肢が絞られるますが、CTSのミリ規格と、Bournsのスイッチ付きポットです。

正直、TONEの方のPOTは何でも良いんですが、ボリュームの方はちょっと信頼性のあるヤツが良いですね。

そう考えるとCTS一択なのですが、将来的にあれこれできる拡張性を考えると、今のうちにスイッチ付きに替えておいた方が良いのかなぁ?という気もします。

どちらにするか迷っているうちに、両方注文しました。Bournsの方もなかなか評判は良いみたいなのでさらに迷います。
もうちょっと考えてからどちらにするか決めましょう。


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6月14日 ハイパスフィルターとスムーステーパー。 [S3625QM]

S3625 のフロントピックアップを交換するついでに、電気系でこれまでやろうと思っていたことをまとめてやってしまおうと思っています。

今回はコンデンサ類について。

IMG_2282_2.jpg

まず、写真一番左のセラコン330pがついていたハイパスフィルターをコーネル・ダブラーの334pのシルバーマイカに替えようと思います。

トーンコンデンサは東信のフィルムコンのままでも良かったのですが、なんとなく”いつもの”オレンジドロップに替えましょう。

「ハイパスフィルター」は、ボリュームPOTの2番と3番に並列に入れます。
これで、ボリュームを絞ったときの「ハイ落ち」を防ぎます。

ハムバッカー系には250pが一般的らしいですが、元々付いていた値に準ずる形にしました。
”S”の音の出方はちょっと特徴的なので、メーカーのやり方を信じます。

でもって、モダン系テクニカルギターにはもはや標準装備品と言っても過言ではない「スムーステーパー」もついでに付けてみることにしました。

IMG_2282.jpg

こんな感じで、シルバーマイカの足に2周ほど抵抗の足を巻き付けます。
この後ハンダで固定します。

値は500KのPOTには標準的な470K。

いつものDALE抵抗ではなく、手元にTAKMANのREXの470K抵抗が何本か余っていたのでそれを使いました。
なんとなく、DALEよりもHi-Fiな音になりそうだったので(あくまでもイメージ)。

最近は、抵抗値を330Kくらいにするのが流行っているみたいだけれど、何しろ手元に残っていたのが470Kだったので。
実はこの辺はあまり気にしていませんというか期待していません。
けっこうどうでもいいと思っていたりもします。
自分的に、ボリュームはいつもFULLで弾いてるので。あんまりボリューム弄ったりするの慣れていない。なんならボリューム操作は常にボリュームペダルでやりたいと思っているので。手よりも足先の方が器用だから。

とまぁ、とりあえず試しに付けてみて、気に入らなかったらすぐに外します。簡単なので。

あと、シルバーマイカが334pなのは、ギャレットさんに330pが売っていなかっただけです。ま、誤差の範囲です。

と、今回はこんなところで。
次は配線材を考えましょうか。


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4月10日 ギター考察。 [S3625QM]

さてさて、このところ連投している新しいギターの話です。

年が明けてからヤフオクで購入したアイバニーズのプレステージ ”S”
ここでは S3625QM と呼んでいますが、実際はカタログ外のモデルなのであくまでも自分の想像による型番です。

DSC_1362.JPG

アイバニーズはシリアルNo.から製造年が分かります。それによると1994年。
その年のカタログを見ると、S3625 というギターが載っています。

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3月12日 ヤフオク報告。 [S3625QM]

すでに動画を先に出していますが、
年が明けて少ししたころに、ヤフオクでギターを1本落札しました。

DSC_1364.JPG

念願のアイバニーズ Prestige です。

DSC_1380.JPGDSC_1367.JPG

最初は J Custom が欲しいと思っていたのですが、貧乏性な自分にはあまりに高級・美麗すぎて、目いっぱい弾くのを躊躇してしまいそうだ、ということでもう少し気軽にガンガン弾きまくれるプレステージの方が良いなと思い始めていました。

なんとなく見ていたヤフオクでかなりお安く出品されていたのを見て、衝動的に入札してしまいました。
色がブルーでキルト杢目というのも”S”シリーズには珍しくて良いなと思って。
終了時間より大分前だったので「どうせ他の人が入札するだろう」と思っていたのですが、そのまま落札してしまいました。

具体的な金額は書けませんが、相当お安く買えました。
これだけ安く落札できたのには、いくつかの理由が推測できます。

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3月10日 セカンドテスト。 [S3625QM]

Sプレステージの2回目のテスト動画をアップしました。

ちょっと前に撮ってあったのですが、あんまり納得いくような演奏でなかったので、お蔵入りにするつもりでしたが、ブログネタも無いし、新しく撮りなおす時間も無いので、ひとまず公開することにしました。


今度はもうちょっと練習をして、チューニングもノーマルにしてます。
弦も新しいものに貼り換えてオクターブチューニングや弦高セッティング、ピックアップ高さ調整などなど、自分好みに徹底的に調整しました。

すごく弾きやすくなりました。ボディーの振動量も格段に増えました。

その辺の細かいことやギターの写真はまた後日。

で、曲なんですが、ちょうどこのギターを買ったころのヤンギにスコアが載っていた
Joe Satriani 師匠の Always With Me, Always With You です。

すごく美しい曲で、いつかコピーしてみたいなと思っていたのですが、ちょうどヤンギに掲載されたころ新しいギターを手に入れたので、これはそういうタイミングなだろうなと、挑戦してみました。

で、すごく難しいですね。やはり。
いちおう、楽譜をなぞることはできるようになったのですが、なかなか ”上手く聞こえる” ように弾くことができません。

ギリギリまで音を伸ばしたり、チョーキングの音程やヴィブラートのコントロール、ピッキングの強弱のニュアンス、ハンマリング・プリングの強さ余弦ミュートノイズ対策ボリューム調節ピックアップ切り替えなどなどなどなど、気を付けなければいけないところがたくさんありすぎて弾きながら頭がパニックになります。

どれも基本的なことなのですが、それを高レベルですべて完璧にこなさなければ粗が目立ってしまう恐ろしい曲なのです。
それだけにすごく練習には良いのですが、、、弾きこなすのは並大抵ではないですね。
すげぇや、師匠。

IMG_0863p.jpg

セッティングは画像のとおり、コンプ―チューブドライバーとつなぎ、
HD300でプレキシ系のマーシャルに、コーラスとディレイ、リヴァーブをかけてます。

サトリアーニ師匠というと、DS-1をかけたくなりますが、ヤンギの解説によると、この曲ではチャンドラーのチューブドライバーを使っていたそうです。
なので、自分もそれにしたがってチャンドラーコピーの VTD を。

コンプは、ピッキングのニュアンスが出せるギリギリのところで。

コーラスも実機にしたかったんですけど、どうもしっくりこなくて。
というか、自作コーラスはスモール・クローンしかないので、そろそろ他のも作らなければいけませんね。
スモクロはアクが強いので、もっとあっさり爽やか系のヤツを。

と、解説はこれくらいで。
とにかく自分的に納得いってないので、またいつか挑戦します。
ピックアップ変えたり、大幅な変更を加えたときに、音の比較としてできれば良いなぁと考えています。


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1月15日 プレステージ。 [S3625QM]

新しい中古ギターを買いました。
(なんか言葉的に矛盾してますが)


Slipknot の Dualty です。

まだ慣らし運転ということで、あんまりネックに負担を掛けたくないので、極ダウンチューニングの曲で、なおかつすぐに弾けそうな曲を
・・・のはずだったんですが、16分の刻みの弱点がモロに出てしまいました。

さすがに0.009~の弦で1音半下げ+ドロップD をやるのは無理があしましたね。
ベロンベロンの弦だと、刻むのがすごい難しくなりますね。
あと、チューニングが全く安定しない・・・1曲やってる間にもどんどん狂ってきます。

なんて言い訳をしてみたり。

もっと練習してちゃんと弾ける曲ができてからまた何か撮ってみようと思います。

いろいろとギターに関して自慢紹介したいことがあるのですが、時間がないので今日のところはひとまずここまで。


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