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7月7日 TS系ベースドライブ。 [Full-Drive 系]

前回ベースを録画した時に、ベース用の歪みの必要性を感じまして、あれこれ思案中です。
ファズ系とマフ系はコレコレで行けそうですが、TS系をどうしようかと。

TS系というか、OD系のベースドライブというと、BOSSのODBー3とい唯一無二の存在があります。


↑ あまりにも有名すぎるODB3の代表曲。

おいらもレッチリのフリーの音は大好きですから、是非とも欲しいところです。
が、定番であるだけに中古でも数が多く、値段もそこそこ安く買えるので、作るより買ってしまった方が早いです。

なのでまぁ、これはそのうちに実機を買うとして、違う方向からアプローチして行きましょう。

今考えているのが、これまた定番 FULLTONE の BASS FULLDRIVE です。
自作界では「いまさら」と言われてしまいそうですが、BASS Ver.を作っている人は少なそうなので、それなりに作る意義はあると思いっます。
といっても、ギター版とベース版の違いはコンデンサ2つとクリップのみです。

で、早速回路図を妄想してみました。(クリックで拡大)

fdb_0936.JPG

赤く下線が引いてあるのが、ベース版で変更になったコンデンサです。

あとは、ギター版はシリコン・ダイオードの対称クリップでしたが、ベース版はシリコンとゲルマ+整流ダイオードの非対称クリップになっています。

今回の妄想では、FULLDRIVE の特徴のひとつである、BOOST スイッチは省こうと思っています。
Youtube にある製品紹介をみた感じだと、ベース版はあまり音に変化が無かったので。

あと、ベースの歪みはギターと違ってずっとかけっぱなしというわけではなくて「ここぞ」という時にかけることが多いと思います。
だから途中での音色の変化とかいらないんですよね。

それから、このブーストはメインのエフェクトが ON の時にしか効かないので、ブースト単体で使うこともできないので、それなら別のブースターを用意した方が便利です。

最近は自分的に出来るだけスイッチやポットは減らしたい傾向にあるので、ここはやはりブースト無しの方向で行きたいと思います。

fdbbs.jpg

ブースト部分の回路はこんな感じで、スイッチを入れたときに、22kと可変抵抗を通って、帰還にかかる抵抗を大幅にアップしています。
DRIVE の抵抗値をもっと大きくする感じですね。

ブーストをオフにすると、ここをすっ飛ばしてICの2番端子に繋がる22kに直接つながります。
一般的なTS系ではこの帰還部の抵抗は51kが多いので、22kだと若干おとなしめのドライブになるかもしれませんがどうなるでしょうか?

まぁ大きな違いはないと思います。
ブーストが無い分、ここをもう少し大きい抵抗に変えても良いかもしれません。

ブーストを省いた代わりというわけでは無いですが、クリップの切り替えスイッチを付けようかと思っています。

さっき「スイッチを減らしたい」と言ったばっかりですが。
クリップの切り替えは音にはほとんど影響は無いので、増えても問題ないと思っています。個人的に。

あと、FULLDRIVEの最大の特徴である COMP CUT − FLAT MID − VINTAGE の3wayスイッチも必須です。

で、現行の FULLDRIVE3 には MOSFET を使ったクリップとシリコン対称のクリップとの切り替えが付いてます。
今回はベース版の特徴である非対称クリップを採用しつつ、MOSFET クリップとの切り替えを使いたいと思います。

fdbcs.jpg

普通、MOSFET クリップだと、ゲルマダイオードを2つの MOSFET にそれぞれ繋げています。
しかし FULLTONE の場合は、片側にだけゲルマを繋いでいます。
これでどれくらい音が違ってくるのでしょうか?
単にコスト面でのことでしょうか?ゲルマ・ダイオードは高いですからね。

ここは実験してみる必要がありますね。

という感じで妄想は進んでいます。
あとはレイアウトですね。

すでに多くの先達によって、ギター版のレイアウトがたくさん作られていますから、参考にして行けばそれほど難しくはないと思います。

頑張ればミニケースにも入りそうですが、ツマミ3つにスイッチを2つ付けるとなると難しいかもしれません。

MXRサイズのケースがたくさん手元にあるというのもあります。
先日買ったピンクラメのケースがまだ手付かずですから、とびきりポップでスウィートなベース・エフェクターにしてやろうと思います。


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