SSブログ
ケーブルの話 ブログトップ
- | 次の10件

5月31日 ケーブルの作り方。 [ケーブルの話]

本日2回目のアップ。
だいぶ前にですが、秋葉原で Custom Audio Electoronics のケーブルが売っているのを発見したので試しに3mほど買ってみました。値段は確か¥400/m だったと思います。
いつも使っている Belden 9395 に比べると少しだけ高級品です。
このときにはすでにあと少ししか残っていなかったので、結構人気があるのかもしれません。

CAE_001.jpg
↑ 音云々よりも、この見た目には惹かれます。
やっぱり「一度試してみたい」と思っていたのは自分だけではなかったみたいです。

CAE_002.jpg
↑ 以前にも出ましたが、100円で買ったパッチケーブルを見本に作ってみたいと思います。

CAE_003.jpg
↑ まず、センターの端子部分をちょいと折り曲げます。
こうするだけで、配線がかなりやり易くなりました。出来上がりの見栄えも格段に良くなります。
これは今まで知りませんでした。是非ともやるべきだと思います。

CAE_004.jpg
↑ それから、これは基本ですね。
グランド線のハンダがくっつき易いように、接触面に傷を付けます。

CAE_007.jpg
↑ プラグの準備が出来たら、ケーブルの加工。
使うプラグによって変わりますが、今回使用した Switch Craft のストレートタイプでは
15mm くらいで外側の被膜をカットして、中心の被膜を 8mm くらい残して芯線を出す感じにすると綺麗に作れました。
アース線は、プラグの形状に合わせて、撚った後適当な長さにカットしておきます。

そのあとは線の部分に軽く予備ハンダ。
この時点でアース線にたくさんハンダすると、プラグに付ける時なかなか溶けず、返ってやり難くなってしまうので、ほんの少し、線をまとめる程度にしておきます。
同様の理由から、撚るのも軽めにして、ちょっと平べったく抓んでおくとやり易くなります。

CAE_005.jpg
↑ で、ハンダ。この時プラグのカバーの部分や、熱収縮チューブを通しておくのを忘れないように。
ハンダを付けた後に気がついて、泣く泣くやり直したことが何度もあります。

CAE_006.jpg
↑ で、赤の丸で囲んだ部分、接点からはみ出した線をニッパーでカットします。
こうすることで、アースと接触するのが防げるし、何より見た目が綺麗です。
これも今回学んだことです。

CAE_008.jpg
↑ 最後に、熱収縮チューブを被せます。
熱のあて方はいろいろありますが、自分はドライヤーでじっくり縮めます。
それが一番綺麗に出来上がる気がするので。

これも見本に合わせて、ケーブルを固定する金具の上から被せてみました。
なるほど、こちらの方が見栄えが良い。
それから、作ってから時間が経つと、チューブがズレて金具がスカスカになることもあったのですが、このやり方ならばそれも防げます。

CAE_009.jpg
↑ あとは、カバーをつけて完成!! さあ、音を出してみましょう。

どれだけ音が違うのか、早速試してみたいところですが、ここでちょっと我慢。

オーディオの世界に“エージング”という言葉がありますよね。
「そんなの迷信だ」と仰る方もいますが、自分ではエフェクターでもそれがあると思ってます。

あくまでも自分の主観ですが、作ったばかりのエフェクターよりも1週間後、それよりも2~3ヶ月後の方が、何となく良い音になっている気がします。

だからケーブルを聞き比べるのも、しばらく電気を通し、本当の実力が出た時にしようと思ってます。
ただ、本来のエージングは300時間とかかけるみたいですが、そこまで気が長くはないので、多少中途半端ですが1週間後くらいにやってみようと思ってます。乞うご期待。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽
- | 次の10件 ケーブルの話 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。