3月1日 Hipshot KickAss5, Bass Extentioner, Fret Wrap. [ベース自作]
ベース記事が続きます。
前回書いたように、ブリッジ弦間19mmで作っているので、使用するパーツもかなり限られて来ます。
一般に市販されているでは国産のものはおそらく全滅。ゴトーのブリッジなら手に入れやすくてよかったんだけどな・・・
あとは海外のもので、有名どころだと Babiz か一部の Fender あとは Hipshot と言ったところか。
あとは海外のもので、有名どころだと Babiz か一部の Fender あとは Hipshot と言ったところか。
その中で Youtube の動画なんかを見て一番好みの音に聞こえた Hipshot の Kickass ベースブリッジが良さそうだなぁ、なんてぼんやり考えながらメルカリやらを見ること数日。
ちょうどお目当てのキックアス5の中古美品が出品されたので即買いしました。
届いてみたら、嬉しいオマケも入っている。
試しにボディに置いてみる。
大きめのブリッジだったので、サイズ的に心配だったが、大丈夫そうだ。
少し余裕をもって設置できそう。
少し余裕をもって設置できそう。
裏面。
多少使用した感じはあるが、傷などはなく良いコンディションだ。
サドルは左右に移動して弦間を調節することができる。
手探りで後々誤差などいろいろ出そうなので、後から調整できる部分が多いのは助かる。
箱つき。
写真には撮らなかったけれど、ブラスのサドル駒は高さが違うものが3種類入っている。
その他に別売りのステンレス駒が何個かオマケで入っていた。これも嬉しい。
その他に別売りのステンレス駒が何個かオマケで入っていた。これも嬉しい。
ブリッジに関してはこんなところか。
本格的に必要になるのはもっと大分後なのでその時にもっと詳しく記事にしよう。
本格的に必要になるのはもっと大分後なのでその時にもっと詳しく記事にしよう。
さらに、出品者の方はサプライズのオマケで、
Hipshot の Extender(通称Dチューナー)を同封してくれていた。
これからペグも買おうと思っていたので非常にありがたい。
ヒップショットの製品だけど、チューナー部分は Gotoh の GB7 を使っている。
これも非常にありがたい。
これも非常にありがたい。
なぜなら、
ヘッドに空いていた 14mm のペグ穴にピッタリ!
何というか、運命的というか、やはりボディーがパーツを呼び寄せているんじゃないかとオカルト。
いいねぇ。格好良い。
ゴトーの GB7 ペグは生産終了になっているので、残りのペグは後継の GB707 にするか、中古で状態の良さそうなのを探すか様子を見てみよう。
サイズ的には完全互換みたいなので、ペグボタンだけ個別に買えないかな。
そしてもう一つ、
Fret Wrap もおまけに入っていた。
これに関しては使ったことが無いので良く分からないが、Mサイズなので5弦ベース用らしい。
完成したら試してみたいな。
完成したら試してみたいな。
ということで、予想以上のペースでどんどんパーツが集まって来る。
まだ全体の予算も決めてないのに、どんどん買っちゃてる。
まだ全体の予算も決めてないのに、どんどん買っちゃてる。
ひとまず、このボディーを手に入れる前に欲しいと思っていた Ibanez の EDB605 ってベースの中古相場が4万円くらいだったので、それと同じくらい・・・・ちょっとプラスして5万円くらいに収まるようにしよう。
いまのところ、
ボディ:5000
ネック:3500
ブリッジ:7000 合計:15,500円くらい
(工具、端材等こまかい素材、ポイント還元率等は考えない)
ネック:3500
ブリッジ:7000 合計:15,500円くらい
(工具、端材等こまかい素材、ポイント還元率等は考えない)
残る大きなパーツはペグとピックアップ。
う~ん、ギリギリだな。けれども妥協はしたくないしな。
う~ん、ギリギリだな。けれども妥協はしたくないしな。
ちなみに、新規で買った工具やら大量の紙やすりやらの合計金額は・・・考えないことにしよう。
3月8日 ネックポケット拡張。 [ベース自作]
毎日少しずつコツコツとヤスリをかけ続け、ようやくネックポケットにネックが入るようになった。
作業が楽な方と思っていたボディ側の加工だけど、想像以上に大変だった。
まず、ザグリが浅くてトリマーのテンプレート機能が使えなかった。
せっかくテンプレートも作ったのに・・・もしかしたら上手いやり方があるのかもしれないけど、怖かったので今回はやめておいた。
せっかくテンプレートも作ったのに・・・もしかしたら上手いやり方があるのかもしれないけど、怖かったので今回はやめておいた。
で、あとはひたすらやすりで削ってネックをあてて、また削っての繰り返し。
とにかくセンターを意識しながら、少しずつ。
で、なんとかネックが入るまでにポケットを拡張することができた。
ガッチリキツキツとまでは行かないが、そーっと持ち上げても落ちない程度にははまった。
この後、塗装やらなんやらで厚みが変わったりもするので、表面を少し整えたらこの作業は一旦休止。
ようやく次に進める。
何度も言うが、とにかくセンターがズレないように気を付けた。
それから、ネックのネジ穴を埋めるために”メイプルひご”を作ってみた。
5mmのはがきサイズの板を買ってきた。
厳密には日本のカエデとギターに使うメイプルは違う種らしいのだが、そこは目をつぶろう。
まずこれを4mmくらいにカットして、
竹ひごと同じ要領で丸棒にする。
まず、鉄板にドリルで穴をあけて簡易”ひご抜”きもどきを作った。
これに切削力はほとんどないので、ホビーカンナやナイフなどを使ってある程度の形・細さまでにしてから穴に通す。
何度か通しているうちに綺麗な丸になる。
これを少しずつ小さな穴に通すようにして最終的に3.5Φの丸棒が出来た。
ネックには3.5mm程の穴が開いていたので、これでジャストサイズなのだが、できればキツキツにしたいのでもうちょっと太めのを作り直すかもしれない。
まあこれでも大丈夫っちゃあ大丈夫そうだけど。
せっかくなのでもうちょっとチャレンジしてみたいけど時間が・・・・
せっかくなのでもうちょっとチャレンジしてみたいけど時間が・・・・
3月11日 ひごリベンジ。 [ベース自作]
前回のメイプル”ひご”、3.5mmだと若干ユルかったので、それよりも少しだけ太い棒を作り直すことにした。
せっかくなので作り方を記録。
まず、定規とカッター・Pカッターで縦に線を引く。何回か繰り返して少し深めに線を入れる。
メイプルの木目の繊維に沿って、縦にカットする。
最初、横方向にカットして挑戦してみたが、作業中にポキポキ折れてしまうくらい強度が弱かった。
竹ひごと同じで繊維方向に長くしないと駄目みたい。
竹ひごと同じで繊維方向に長くしないと駄目みたい。
カッターで入れたスジを精密のこぎりでさらに深くする。
板の半分くらいまでになったら、あとは普通にカットすれば真っ直ぐ切れる。
板の半分くらいまでになったら、あとは普通にカットすれば真っ直ぐ切れる。
そうしたらホビーカンナで角をとって前回つくった簡易ひご抜きもどきに通す。
何度も繰り返す。
何度も繰り返す。
で、今回は4mmの太さになったら、あとはひたすら紙やすりで削って細くする。
これがキツかった。
これがキツかった。
実際に穴に通してみてまた紙やすりで細くする。を数百回ほど繰り返して良い感じにキツキツの棒ができた。
グッと押し込んで最後まで入るが、手では引き抜けないレベル。
最後に、ドリルの形状に合わせて先端を削る。これでより深くまで入る。
タイトボンドで接着して一晩経ったら、精密のこぎりではみ出した分をカットして完成!!
木の種は同じなので、硬さ的には同じくらいだと思うが繊維方向が違うので影響が出ないか心配だけどこれ以上もうどうしようもないので気にしないことにしよう。
3月13日 埋め木フィーバー。 [ベース自作]
今日も木工作業が続きます。
今回はボディにあったブリッジのザグリを何とかする回。
今回はボディにあったブリッジのザグリを何とかする回。
まずは、ブリッジアンカー用に空いていた穴を埋める。
ネットの木材店で15mmΦのエボニー丸棒を見つけたのでそれを使うことにした。
棒の方を丸く正確に削るのはしんどそうだったので、ボディーの穴を15mmに拡張した。
もちろんドリル刃は新規購入。1本上手く行かなかったので計2本買った・・・
もちろんドリル刃は新規購入。1本上手く行かなかったので計2本買った・・・
あとはこれに丸棒を埋め込んでタイトボンドで接着。
飛び出した分をヤスリで削れば問題なかったのだが、横着したのと、買ってからまだ一度も使っていなかったトリマーを使ってみたかったのでやってみた。
はい失敗。
高さ設定を間違えたのか、しっかりと持てていなかったのか、スタートスイッチを押したとたんに「グンッ」と食いついて深堀りになってしまった。
やはり何度か別のもので練習してから使えば良かった。ぶっつけ本番はそりゃ駄目だよな。
・・・・後悔先に立たず。。
反対側の方は上手く行った。
仕方ないので彫りすぎた分は木パテで埋めてヤスリで平面を出した。
余計に手間がかかってしまった。
余計に手間がかかってしまった。
とにかく、穴が埋まったのでザグリの方も埋めていこう。
丸棒をエボニーにしたので、埋め木も合わせてエボニーにした。
杢目的にはローズウッドの方が分かりやすくてアッシュには似合いそうだったんだけど。
丸棒を買ったネット木材店に良い感じのサイズのローズウッドが無かったというのもある。
杢目的にはローズウッドの方が分かりやすくてアッシュには似合いそうだったんだけど。
丸棒を買ったネット木材店に良い感じのサイズのローズウッドが無かったというのもある。
エボニーのような高級材だとこういう小さい端材でも十分に需要があるからたくさん取り扱っているのだろうか?
とにかく、MDFで穴に合わせたテンプレートを作る。
そいつを良い感じのサイズの端材に両面テープで貼り付けてガイド代わりに大まかな形を切り出す。
あとは穴に当ててはヤスリで削るの繰り返し。
数日かけてようやくピタッとはまる埋め木ができた。
もうひとつの方も。ピッタンコ!
そうしたらタイトボンドで接着。
後で余分をカットする作業の都合上、一枚ずつ貼って行く。その分日数もかかる。
とにかく、ボンドが乾いたら2種類のレザーソーを駆使してはみ出た分をカットする。(写真右の両刃ノコは今回新規購入)
これも一日では終わらないので何日かに分けて少しずつ。
これも一日では終わらないので何日かに分けて少しずつ。
厚さ0.3mmの精密ノコなので切断面も綺麗にできるが、それでも凸凹は残る。
ボディーを形成するときに一緒に平面を出す予定なのでこの作業はここでひとまず完了。
ボディーを形成するときに一緒に平面を出す予定なのでこの作業はここでひとまず完了。
作業後、まだ拭く前の状態だけど、エボニーの粉末がボディの導管に入り込んでなんか良い感じの雰囲気になっている。
こっちの方が境目がわかりやすいかな?
精密ノコで切ったためか、おがくずがかなり細かい粒になるので良い感じに導管に入り込んでアッシュの木目がバキバキに浮き出ている。
ウッドフィラーに入れる染料の代わりにエボニー粉入れたらどうかな?
イイ感じになるのかな?やっぱり駄目なのかな?
イイ感じになるのかな?やっぱり駄目なのかな?
3月27日 Seymour Duncan SSB-5. [ベース自作]
ヤフオクで落札したベースピックアップが届いた。
Seymour Duncan SSB-5 set の旧ロゴモデル。
現行ロゴのモデルとの違いがあるかどうかは分からない。
現行ロゴのモデルとの違いがあるかどうかは分からない。
目立つ傷もなく美品中古だった。ラッキー。
アクティブEQ/パッシブ切り替えスイッチをつけたかったので、パッシブの5弦ベース用を探していた。
EMG40サイズのパッシブかつ弦間19mm対応のピックアップだとかなり限られてくるのでなかなか中古で出て来ない。
あきらめて新品を買うか、Jタイプのピックアップにケースだけ自分で作るか?とか考えていた。
そんな中、急にヤフオクでこれが出品されたので、ちょっとストレスが溜まっていたこともあり、予算オーバーだったけども強引に落札。
落札16000円に送料合わせて17300円くらいだったかな?
それにヤフオク割引クーポンと相模原還元ペイを使ってだいたい12000円くらいになった。
それにヤフオク割引クーポンと相模原還元ペイを使ってだいたい12000円くらいになった。
ここまでの総額で27500円くらい。
残り予算でペグとナット・フレット、電子部品等と考えると・・・厳しいなぁ。
さらに塗料のことも考えると・・・・だいぶ予算オーバーしそう。
残り予算でペグとナット・フレット、電子部品等と考えると・・・厳しいなぁ。
さらに塗料のことも考えると・・・・だいぶ予算オーバーしそう。
気を取り直してピックアップのチェック。
まず、パッシブタイプのハムバッカー構造。ただしコイルスプリットはできない。
バータイプのポールピースなので弦間距離を問わないところが良い。
バータイプのポールピースなので弦間距離を問わないところが良い。
届いてすぐに直流抵抗のチェックをしたところ、
フロント:6.7k
リア:7.8k だった。
リア:7.8k だった。
ハム構造にしてはおとなしめの数値。
これだとボリュームポットの数値を250Kにするか500Kにするかで悩むが、手元にスイッチ付きの500KAポットが余っているので、ひとまずはこれに合わせて使ってみようと予定。
【追記】
ダンカン本家の Wiring Diaglam を見ると 250K の POT を使っていたので、それに合わせようと思う。
ダンカンとアッシュ材の組み合わせは Ibanez SR1000 で気に入っているので、音に関しては心配していない。
EMG40完全互換サイズのザグリだと思っていたのだが、角の丸みが合わないので少し削らなければいけない。
縦・横のサイズはピッタリだったのに。
変なところで変な拘りを持って独自規格で互換性を失ってしまうのはバブル期の日本メーカーの悪い所。
一気に取り付け加工までやってしまいたいところだけど、ここのところ体調が芳しくないので今日のところはここまで。
3月28日 KLOTZでソルダーレスパッチ。 [ケーブルの話]
ベース関連でいろいろと買い物をするついでに、前から試してみたかった CAJ/KLOTZ のケーブルを買ってみた。
いわゆる 4mmΦのパッチ向けケーブル。
少し前にソルダーレスプラグでパッチケーブルが流行った時に話題になったケーブルのひとつ。
少し前にソルダーレスのパッチケーブルが流行った時に試しで買ってみた Classic Pro のプラグを試してみたかった。
少し前にソルダーレスのパッチケーブルが流行った時に自分もソルダーレスのパッチケーブルを作った時に余った Free The Tone の細ケーブルが勿体なかったので、取り合えず一番安いソルダーレスプラグを買ってみたのだが、「4mmΦまで対応」と書いてあったのに4mmのケーブルが入らなかった。
ギリ4mmとか、4mmよりほんの少しでも太いと入らなくなる。
「口コミ欄にKLOTZのケーブルなら入った」と書いてあったのでいつか試してみたいと思っていたのだが、今度はこのプラグのためにケーブルが欲しくなるという悪循環に陥るのが嫌だったので長いこと放っておいた。
「口コミ欄にKLOTZのケーブルなら入った」と書いてあったのでいつか試してみたいと思っていたのだが、今度はこのプラグのためにケーブルが欲しくなるという悪循環に陥るのが嫌だったので長いこと放っておいた。
今回別の理由でパッチケーブルを作りたくなったので、じゃあついでにということでコイツを使ってみることにした。
作り方は簡単。ブッ挿してネジを閉めるだけ・・・・なのだが通電しない。
ケーブルを外してみてみると、案の定。
ネジの精度が悪くて被膜が剥けていない。安物ソルダーレスプラグあるある。
ネジ跡に沿ってカッターで被膜を剥いてやる。
前回の中華プラグで慣れたもんだ。
再び差し込む。今度は通電テストもO.K.
なんだけど、思ったよりも大きいな、このプラグ。特にL字の方。
普通のプラグとあまり変わらない。
普通のプラグとあまり変わらない。
これだとわざわざこのプラグを使うメリットが無い。
おまけに剥きが甘いから初心者だと失敗する確率が高い。
おまけに剥きが甘いから初心者だと失敗する確率が高い。
今はこれもう売ってないみたいだけど「そりゃそうだよな」としか思わない。
ま、これは予行演習みたいなもんなので、本命は次回以降に。