10月17日 ドラム打ち込み革命。 [DTM]
今回はドラムの打ち込みについて。
前回のこのビデオでは打ち込みでドラム音を出しています。
何とかして簡単にできないかとあれこれ試行錯誤した結果かなり良い感じの方法を開発?しました。
何とかして簡単にできないかとあれこれ試行錯誤した結果かなり良い感じの方法を開発?しました。
1.打ち込みをするにあたって、何はなくとも、まずはドラムパターンを手に入れなければいけません。
自分は、Ultiate Guitar Tabsというタブ譜サイトを利用しています。
(現在は閲覧するには無料のユーザー登録が必要。有料会員になるといろいろできることが増えるが、自分は特に必要を感じないので無料ユーザーのままで。興味のある人は有料登録しても良いかも。)
(現在は閲覧するには無料のユーザー登録が必要。有料会員になるといろいろできることが増えるが、自分は特に必要を感じないので無料ユーザーのままで。興味のある人は有料登録しても良いかも。)
そこから、Guitar Pro という形式の譜面をダウンロードします。
もちろん、ドラム譜面も含まれているものを探す。
もちろん、ドラム譜面も含まれているものを探す。
2.DLしたgpファイルをMIDIデータの書き出しが出来るソフトで開きます。
自分は、TuxGuitarというフリーソフトを使っています。
3.そこからドラムだけのMIDIを書き出します。
TuxGuitarの場合は、ドラム以外のパートを削除してMIDIで書き出せばOK。
色々設定があるけれど、とりあえずデフォルトのまま書き出せばOK(だと思う)
色々設定があるけれど、とりあえずデフォルトのまま書き出せばOK(だと思う)
4.書き出したMIDIをドラムソフトなり、DAWソフトなりで読み込めば簡単にドラムの打ち込みが完了です!!
読み込むソフトによっては、ドラムマッピングが違ってくる場合もあります。
ドラムエディターの画面で、丸ごと選択して移動させています。
ドラムエディターの画面で、丸ごと選択して移動させています。
で、元データの状態によっては、各種細かい設定がしてあったりして、
こんな風に、開いてみると結構複雑な形になっていることもあります。
「これだと編集がしづらいな」と思ったらドラムエディタでMIDIパターンを全コピー→新規ドラムMIDIトラックのエディタ画面でまるごとペーストで、設定なしのシンプルドラムMIDIパターンになります。
小節単位でドラムを組み替えたり、フレーズひとつ、フィルインひとつだけ使ったり、バラード曲のドラムパターンのリズムを変えてスピード曲に使ったりと、可能性が広がります。
5.で、このままだと、ただ打ち込んだだけの単調なドラムになります。
メトロノーム代わりにリズムをとるだけならこれでも十分ですが、やはり打ち込み感まる出しになります。
なので、もう少し人間味を出すために強弱の変化をつけます。
なので、もう少し人間味を出すために強弱の変化をつけます。
一音ずつ手動で強弱を編集することも可能ですが、ものすごく大変です。
なので、DAWソフトに入っているダイナミクスを変化させるMIDIエフェクト的なものをかけます。
自分はCubaseについている「ランダマイザ」的なツールを使って一括で強弱に変化をつけています。
しかしランダムの幅が大きくて微妙に感じる部分もあるので、一度音声ファイルとして書き出してから、コンプのエフェクトを掛けて音量差を多少補正しています。
(MIDIエフェクトでコンプ的なものがあれば良かったのですが、自分のソフトにはそういうのがついていなかったので苦肉の策として。)
(MIDIエフェクトでコンプ的なものがあれば良かったのですが、自分のソフトにはそういうのがついていなかったので苦肉の策として。)
MIDIのまま使うよりもひと手間増えますが、コンプ感は絶対必要だし動作も安定するので。
【追記】
よりごまかしを効かせるためにリヴァーブも掛けていました。
あとは、MIDIエフェクトでタイミングをランダムに動かすものもあるのですが、リズムは少しでもズレるとすごく下手に感じてしまうので使っていません。
(今後研究を重ねて使えるようになるかもしれません)
自分は、ドラム音源は EZdrummer を使っています。
このシリーズは年末セールなどで追加音源等をものすごく安く手に入れることができるので貧乏プレイヤーにはありがたいです。
今回の動画では、デフォルトで付属の Vintage Drum Kit を使いました。
これをCubaseから呼び出して音を出力しています。
EZdrummer単体でもMIDIを読み込んで音声ファイルを出力することもできますが、MIDIファイルを編集することはできません(多分・・・もしかしたらできるかも)
なので、MIDI編集とドラム音源の出力を同時にできるDAWソフト経由で使用しています。
こんな感じで、言葉で説明すると長くなりますが、実際にやり方に慣れてしまえば、譜面獲得からドラム書き出しまで、1曲分が10分程度で完了します。
これ、昔から打ち込みをやってた人間からすると革命的な早さ・手軽さです。
(もちろん、細かく強弱やタイミングを指定したいときは、昔ながらのドラムパットでポチポチ地道に打ち込んでいくのが良いのですが。)
(もちろん、細かく強弱やタイミングを指定したいときは、昔ながらのドラムパットでポチポチ地道に打ち込んでいくのが良いのですが。)
曲をコピーするときとか、簡易的にドラム打ち込みしたいときには、ものすごく便利だと思います。
ほんとに、ポチポチやっていた昔からは考えられないくらい進歩している。
ネットの恩恵は素晴らしいですね。
ネットの恩恵は素晴らしいですね。
【注意事項】
一方で、注意しなければいけないこともあります。
タブ譜サイトは便利ですが、そういったものの裏には必ず危険が潜んでいます。
うっかりフィッシングサイトやウィルス的なものを踏んでしまわないように、迂闊に広告などをクリックしないようにしなければいけません。
「一見タブ譜のダウンロードボタンかと思ったら、ウイルスへの入り口だった」なんてことも当たり前のようにあります。
当然「いつも使っているから」とか「評価が多い・良い」とか信頼性の高そうな場所でも、警戒を怠ってはいけません。
無料で有益なものを得るというにはそれ以上のリスクが必ずあるということを肝に銘じて、何があっても自己責任だということも肝に銘じておきましょう。
対ウイルスソフト(アプリ)無しで挑むなんてことをしないのは当たり前で、対ウイルスソフトの効果も過信せず、常に警戒をしておきましょう。
11月30日 nanoPAD2 とメタルドラム。 [DTM]
何となく思い立って、KORG の nanoPAD2 を買った。
さっそくテストするついでに、sonicwire のブラックフライデーセールで激安になっていたドラム音源を買ってみた。
いまはドラムの打ち込みソフトは Toontrack の EZdrummer を使っている。
上位ソフトの Superior drummer とか BFD とかもあるが、我が家の PC ではスペック的に心許ないので入門用のグレードを選んだ。
それでも、個人で楽しむ分には十分の機能だ。
それでも、個人で楽しむ分には十分の機能だ。
で、今回はそのEZ drummer 用の拡張音源である EZX シリーズの Metal Machine というセットを購入したというわけ。2970円だったかな?
で、早速テストとして簡単なドラムパターンを4小節だけ作ってみた。
いや、いいねぇ。
10年前に発売したものだけど、全然行ける。
10年前に発売したものだけど、全然行ける。
John Tempesta がドラムを叩いて、Andy Sneap がエンジニアとミキシングをやっているというそれだけで90年代〜のメタルおじさん的にはギンギンにテンション上がるコンビだ。
ナノパッドも使いこなすには時間がかかりそうだが、なかなか良い感触。
タッチの感触は硬めだが、強弱にも反応してくれる。
タッチの感触は硬めだが、強弱にも反応してくれる。
これまではドラム1音ごとにベロシティを設定するなんて面倒すぎてやっていなかったけど、これは簡単だし直感的に打ち込みが出来るのがすごく良い。
もっと早く買えば良かったと悔やんでいる。
とりあえず、もう少し長尺のドラムをつくってみようと思う。
コルグ Slim-Line USB Controller NANOPAD2-BK 100011128005
- 出版社/メーカー: KORG(コルグ)
- 発売日: 2011/04/29
- メディア: エレクトロニクス