12月18日 贅沢なバッファ。 [A-B LOOP BOX]
ラインとループの部分はすでに完成しました。
残る部分はバッファですね。
これをどうしようかとあれこれ考えていました。
まず、基板のサイズが限られていますので、これに入るシンプルなもの。
それでいて音も良い。そんなものを探していました。
いくつかの候補から、今回使用するバッファを決定しました。
厳密に言うとバッファではなくてブースターなのですが、出力を下げればバッファとしても使えるのではないか、という情報がネット上にあったので、試してみることにしました。
Z.VEX の Super Hard On 的なブースターです。
単体で買うと数万円のブースターです。
そう考えると、かなり贅沢なバッファになりますね。何だかワクワクしてきました。
↑で、いきなり完成。
パーツ数がかなり少なかったので制作はあっという間でした。
ボリュームはポットにして自由に調節する形にしても良かったのですが、
今回は半固定抵抗にしました。あくまでもバッファということで。
ライン・ループの切り替えは問題なくできました。
心配していた切り替え時のポップ音もありませんでした。バッファを入れた効果でしょうか。
驚いたのが音質です。
Super Hard On 的なブースターを通して出力された音には原音には無かった艶というか、豊かな倍音が加えられて良~い音になっていました。
トリムのゲインをもっと上げたくなりましたが、あくまでも今回はバッファなので、涙を呑んで最低限の出力にしました。
いつか単体で作っても良いかもしれません。
この部品数でこれだけの音を出せるのは凄いです。Z.VEX。
「このパーツ数でこの値段は高すぎる」という人もいますが、それは間違っていると思います。
エフェクターに限りませんが、そこに掛かる価格のほとんどは、
“回路の設計や開発のアイディア、物を作るときの技術。”これに掛かっていると思います。
「こんなの簡単だよ」と言っている人も、設計図がなければ作ることはできなかったと思います。
マニアならば、エフェクターに対する愛を! オリジナルに対する敬意を! 持たなければ!
最後はわけがわからなくなってしまいました。
頭がおかしくなってしまったようです。
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