1月27日 至高。 [VTD]
最高傑作。
最後の最後で、どっちにするかすごく迷った。
やりすぎで蛇足になってしまうのが怖かったんですよね。
どっちでも格好良いんで良かった。
こっちのバージョンもいつか作ってみたいです。
せっかく本革シート作ったんだし、すぐに剥がす事もできるので、とりあえず付けてみる事にしました。
結果的には大満足の出来になりました。
そのうち気が向いたら、またむき出しに戻すかも。
いまはでも、この形が完璧な状態だと思ってます。
コントロールは、左から volume, tone, drive 。
drive は大きく4段階くらいに変化します。
Tone の使い方がちょっと特殊です。
高音を削って調整するタイプなので、出来るだけ音のロスを少なくするために右に回しきった状態が基準になるようにしました。
そこから少しずつ左に回して微調整する。といった感じになっています。
音いってみましょう。ギターはいつもの練習用。アンプもいつもの Line 6 の古い Marshall 。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
↑ まずは、一番良く使うであろう音。ハードロック的な歪み。
V:3時、T:4時、D:12時 P.U:センター
いい。すごくいい。
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↑ 歪み最小で、ブースト的に。
V:MAX、T:1時、D:9時 P.U:センター
トーンとドライブを下げると、音量も下がっていきますので、その差分をボリュームで調節します。
効果がわかり易いように、前半はバイパス音とブースト音が交互になっています。
他のサンプルもアンプのセッティングは同じなので、これを参考にしてもらえればと。
ちなみに、この機械はドライブを 0 にすると無音になってしまいます。
分かってればあまり問題ありませんが、将来的にはできれば修正したい部分ですね。
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↑ 歪みを上げていきましょう。結構歪みます。楽曲にもよりますが、メタル的なものもO.K.
V:3時、T:1時、D:9時 P.U:リア
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↑ さらに、メタルの王道として、後ろにショートディレイを踏んでみました。
後半のド下手クソなソロでは P.U.をセンターにしています。
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↑ ドライブ、トーンともに MAX で、かなりエッジーなサウンドになります。
うろ覚えマルコム再び。
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↑ セッティング次第では FUZZ のように暴れた感じの歪みにもなります。
すいません、どうやったか忘れてしまいました。
こんな感じです。さすがに真空管なので、ノイズが出ますね。
それでも、ノイズゲート無しの真空管ドライブにしては少ない部類に入ると思います。
音は、ものすごくイイです。(もちろん本人の主観100%です)
70万やDDなんかに比べると、音の分離は悪いし、ヌケもいまいちで、オーディオ的には・・・・
ですが、ギターの音にはそんなものは関係ないんだと知らされました。
前の2つに負けず劣らずの良い音です。テンション凄い上がります。
とは言いつつも、まだそれほど弾き込んでないのでもうちょっと使い込んでみたいと思います。
セッティングも含めて、いろいろと研究したいです。
実は、昨日のうちに完成していたのですが、ブログの記事を書くのに2日かかってしまいました。
そのために試奏する時間がなくなってしまうという本末転倒になってしまいました。
さて、まだまだ続きます。
ここから先は、組み込みの仕上げ編です。
↑ さて、以前本革に挑戦しますと行っていたシートはこんな感じになりました。
革の質感を強く押し出したかったので、分厚めのものを選んだのですが、どうも気に入らず。
これに近づける感じで、薄手の革を使ってもうひとつ作ってみました。
それが最終的に採用したヤツです。
↑ 出来上がった革シートに穴をあけたところ。
ポットとネジの小さな穴は、革用の穴あけポンチを使います(3mm と 7mm)。
↑ 結局シートは3枚作りました。
右側の使わなかった 2枚どうしようかな・・・。
サイズも中途半端だし、何にも使い道がないな・・・。ちょっと考えよう。
↑ 写真では分かり辛いですが、薄手で白い革はエナメルコーティングされた物しかなかったのでシブシブそれを使いました。
しかし後になって、白は滅茶苦茶汚れ易いということが判明。結果的にはこちらで正解でした。
ちなみに右下の四角いタグ(?)は手縫い。実はここが一番大変だった。
表面の革シートが完成したので、最終的な組み込みをしましょう。
↑ LM317 にパソコンを自作したときに余ったグリースを塗ってます。
ここに絶縁版を取り付けて、ケースと密着させました。
テスト中に触ってみたら“ちょっと熱い温泉”くらいになっていました。
92℃までは大丈夫なのですが、念のため放熱処理をしました。
↑ 表に返して、さぁ、いよいよ真空管を取り付けましょう。
ソケットは、ケースに直接付けるのではなく、ちょっと特殊なやり方で、1cm ほど下げています。
これによって組み込みの難易度は跳ね上がりましたが、このちょっとの差で真空管が滅茶苦茶格好良くなります。必須作業です。
↑ ささりました!!
通電でヒーターが灯ります。エレハモの 12AX7 はかなり控えめの灯り具合なんですねぇ。
パワー管みたいに派手に光ってくれると嬉しいんだけどなぁ。
ともかく、この状態で 3~5 分くらい待ちます。
真空管と LM317 の熱で、ケース全体がじわ~っと暖まってきたら・・・・・・
エフェクト ON で、真空管の下に組み込んだ青色 LED が点灯します。
これだよ~、これがやりたかったんだよ~!!! 感無量です。
最後、ここでまた悩みました。
↑ こんな風にシンプルにするか。
迷ったけれども、結局は文字“アリ”にしました。
これもその気になればすぐ剥がせるので。全部乗せです。
ちなみに、革シートも文字類も接着剤で貼り付けても良かったのですが、他の機会も含めて“自分の作ったヤツは全て張りなおしができる”というのがひとつの拘りでもあったりするので、両面テープで貼る形にしました。
(文字部はあとで接着剤で貼り付けるかもしれません)
長かった。本当に長かった。
最初にこのブログに妄想が登場してから既に半年以上が経過しています。
音的にも、見た目的にも、大満足の出来になりました。
これまでの集大成的な機械が完成しました。
最後にコードネームを決めなければいけない。
う~ん、思いつかない。
普通に Vacuum Tube Driver か、、、
Ultimate Tube Driver とか、、、
せっかく V.T.D. の文字が貼ってあるから、バキュームチューブドライバかなぁ・・・
Vulgar Tube Driver (下品な)とか、、、
う~ん、ちょっと考えよ。
皆さん、何か良いアイディアがあれば、是非。
Kovchさんおはようございます。
かっこいいっす
音もルックスも最高!!
チューブって男のロマンですね~
チューブを青く光らせるのクールでいいですねぇ
コード名ですが
ヴォルテッカー TUBE DRIVE
(すんません綴りわからなかったです)はどうでしょう?
by 玄米ちゃん (2010-01-28 10:14)
玄米ちゃんこんにちは。ありがとうございます^^
最高傑作です(いつも自画自賛ですいません^^;)
ヴォルテッカー、どんな意味なのでしょうか?
面白い響きですね。
他にも Virtuous, Valuable, vintage, visionary などいろいろ考えましたが、う~ん。
とりあえず “ VTD ” と表記しときましょう。
なんだかバイクとか車の名前みたいで良いかなと。
(何の略称かは、おいおい後付けで考えましょう^^;)
名前の持つ力は強いですね。
言葉に意味が込められたとたんに、シート上の『 V T D 』という文字列が急に目立って見えてきました。
(あ、いや、自分だけですね^^;)
by KOVCH (2010-01-28 13:04)
Valve Tone Driverってありがちなのが真っ先に思いつきましたが、デザイン的にVolcano Tube Driverですかね。
by もんちち (2010-01-28 14:30)
いい名前が浮かびませんでした(涙)。
完成おめでとうございます。
ルックス、サウンド、いいですね~。
この粗い歪み、、LEDの演出、、、ステキです。
by ginchanx_5150 (2010-01-28 16:50)
ワオ!
オリ的なネーミングは^^
ダイビングヘッド・チューブ・フルメタル・ジャケット!
磨き上げたボディーに^^エッチングで^^ロゴを!
どうすか?
見積もり希望!!^^
これ^^最高です!!
by denn (2010-01-28 21:38)
かっちょいいー!^^
真空管は浪漫すねー。ACDC好きなので萌え萌えです(笑)。
VTD、Verry Tube Driverなんてね。(゜V゜)/
今、初のユレ物、フェイザーを弄りながら拝見拝聴させて頂いてます。
Phase45の値違いの「DOD201」なんですが、ユレが細かくならないんです。対処法ご存知でしょうか?しゅわわわわー、って感じにしたいんですけど。
現状、しゅわんわんわんわん、って感じなんです。
by 四葉野玄馬(よつばのくろば) (2010-01-29 00:09)
もんちちさん、はじめまして。
ボルケーノ! 真っ赤な革で作りたくなりますね^^
今後ともよろしくお願いします^^
by KOVCH (2010-01-29 06:31)
ginchanxさん、おはようございます。
ありがとうございます。
自分で言うのも何ですが、かなり素敵です^^
今日朝起きてからも、まだニヤニヤできます!!
by KOVCH (2010-01-29 06:35)
dennさん、おはようございます。
DTFJ!! 4文字でもいいかも^^
> 磨き上げたボディーに^^エッチングで^^ロゴを!
まさに、最後まで悩んだ形なんですよね。
随分前に紹介した press'n'peel を使えば、かなり細かいエッチングが出来るらしいのです。
今度テストしようと思ってます。
見積もりですか!!^^
どれくらいかなぁ。とにかく贅沢なパーツ選びなので・・^^;
ワウと同じくらいかなぁ・・・
ちょっと考えますね^^あとで発表します。
ほんとに、自分で言うのも何ですが、、、
これ、最高です!!
by KOVCH (2010-01-29 06:46)
よつばのくろばさん、おはようございます。
真空管はやっぱりテンション上がりますねー。
verry、veryの強調系スラング的な意味でしょうか。
phase 45 はまだ作った事が無いので良くはわかりませんが、500kのポットに繋がる7.5kの抵抗を小さくすると揺れが早くなるらしいです。
ただ、動作が予定通りではないとすると、どこか作り間違えている可能性が高いと思います。
FETのマッチングが出来ているのであれば、どこか揺れに関連する部分の抵抗かコンデンサの値が違っているとか、
単純にトリマの調整とか、あるかもしれせん。
実機を見ていないので、思い浮かぶのはこれくらいでしょうか^^
お役に立てばよいのですが。
by KOVCH (2010-01-29 07:16)
ありがとうございます。
verryは完全にボケてました。veryですた@^^@。はずかちー。
500kPOTは5kにしちゃって、トリマは10kPOTにしてます。
500kの所の7.5kは指示で10kになってましたが、
4.7kに変更してあったんですが、ここをトリマ20kにしまして、
ぐにぐに探ってみたら「おみごと!」「しゅわわわわん!」と鳴りました。ありがとうございます。
4kちょっと辺りでしょうか。
オペアンプは062、272、東芝75558などを弾き比べましたがあんま変わんないですね。
by 四葉野玄馬(よつばのくろば) (2010-01-29 22:18)
500Kを5Kとは、ずいぶんと過激な変更をしましたね^^
うまくいったようで良かったです。
オペアンプではあまり変わらない感じですか。
なるほど、自分も90を作る予定(いつだ?)があるので、そのときはいろいろ試してみようと思います。
by KOVCH (2010-01-30 14:02)
ん〜、素晴らしい。。。マジで。。
by SGMAN (2010-01-30 19:01)
SGMANさん、こんばんは。
ありがとうございます。
ほんと手前味噌ですが、
自分でも最高傑作だと思っとります^^
これは市販品では売って無いでしょう・・・多分。
ハンドメイドの醍醐味です^^
by KOVCH (2010-01-30 20:41)