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6月14日 レイアウトの説明。 [Big Muff 風]

一昨日のミニマフの続きです。
一昨日アップしたレイアウトに電解コンが非表示になっていました。失礼いたしました。
現在修正済みです。

↓ 回路図はこんな感じ。

DSC_1211.JPG

レイアウトは↓コチラのレイアウトページから下のバナーをクリック!
logo_mIC.gif

さてさて、勢いで作ったこのレイアウトですが、なかなかにハードな作り心地が予想されます。
マフの音をミニサイズに収めようというのだから、ある程度の覚悟は必要です。

まず、使用するICは、IC1 が4558などのデュアルオペアンプ。
これはまぁ、デュアルなら何でも良いでしょう。
ここまで歪が強いと、何にしてもあんまり変わりません。
全部「すげー歪み」です。

できればノイズの少ないランクを選ぶと良いでしょう。
4558DDとか、TL072とか。

IC2が、LM741などのシングルオペアンプ。
端子の1番と8番は使わないので、ニッパーか何かで足をカットしてください。
スペース確保のために、ここに2番端子からのラインを伸ばしちゃってるので。
1番と8番の端子が基板裏側に出ないようにしてください。

5番端子も使っていませんが、これは伸ばしたままでもO.K.です。

基板がもう一列くらい縦に伸びてもミニケースには収まるので、端子をカットしないで作っても全然問題ないです。この辺はお好みで。
PDFの2ページ目が端子をカットしないバージョンです。
スペースが多くて美しさには劣りますが、こっちの方が少しだけ作りやすいです。
ICにソケットを使う場合もこちら。

ダイオードは1N914とか1815とか、シリコンなら何でも良いです。
あれこれ変えても多少は音は変わりますが、これもやはり全部「すげー歪」です。

あとは、ミニケースで問題になるのが電解コンのサイズですね。
音に影響の有りそうなカップリングコンデンサとトーンまわりのコンデンサは普通サイズのものが使えるようにしてます。(大きめのものは多分無理)
1μと10μのは寝かせて配置。
4.7μのは、ポットの方の基板に縦置きできます。

電源まわりの電解コンは、あんまり音に関わらないので、超小型のものや背の低いタイプを使ってください。
1μのは何ならタンタルでも良いです。超小型の積層セラミックコンデンサでも良いです。
というか、Vbラインに1μも必要ないので0.1くらいまで小さくしても大丈夫だと思います。

この辺は古い回路なのでね、昔の電気事情に合わせて、大きめの電解コンが入ってますね。
9vに入る電解コンも、元の回路では220μが使われてましたが、そんなに大きいの必要ないしスペースも無いので100μまで下げてます。なんなら47μくらいまで下げても大丈夫だと思います。

それから元の回路では、9v端子からラインに入る間に、可入力防止?電圧安定化?のために47Ωの抵抗が入っていましたが、これも省略してあります。
どうしても入れたい人は、頑張れば入れられないこともないので適当にアレンジして入れて下さい。

その代わりと言っては何ですが、INの直後にスイッチ時のノイズ防止のおまじない抵抗が入ってます。
オイラはいつも2Mにしてますが、1Mくらいにしても大丈夫です。
逆に10Mくらいにしても大丈夫。

抵抗に関してもう一つ、
レイアウト上で赤字になっている13kと55kの2つの抵抗。
これは、拾った回路では、1.2kと5.6kの組み合わせになっている物の方が多かったです。

これはトーンまわりの抵抗なのですが、
どちらの組み合わせにしても、比率はほとんど変わらないので、音も変わらないです。
「抵抗値が小さい組み合わせの方が、ボリュームがちょっと大きくなるかもしれないなぁ」
くらいの違いだと思います。
これもお好きな方を。

ただし、ペアの組み合わせを入れ替えたら駄目です。
「13kと5.6kのペアにしてみよ」とかやったら、比率が変わるのでトーンの効きも変わります。
ご注意を。

そして、今回の最大の難関、POT側の基板です。
今回は1枚の基板に裏表両方からPOTをつけるようにしています。
TONEポットは基板裏側に配置します。

両面スルーホールの方が作りやすいかもしれませんが、持っていないので片面の基板でも作れるようにしています。
VOLUMEの3番とTONEの2番につながるラインが厄介です。
POTに干渉しないように、うまくラインが表裏行ったり来たりするように配線してください。
言葉にすると上手く説明できませんが、まぁ、実際に作ってみれば分かると思います。

最後に、嫌いなジャンパ線が2か所ありますが、これはまぁ、グランドまわりなのでご容赦を。

と、言うことで、いろいろと面倒事が多いレイアウトですが、超過激マフサウンドを小型ケースに入れることができるので、挑戦してみる甲斐はあるはずです。

ICマフはあんまり評価がよろしくないペダルですが、オイラは結構好きです。
ジリジリしたオペアンプの歪は、トランジスタ版マフには無い感じだと思います。

小っちゃいミニケースからあの超怒号サウンドが出ると思うと、ワクワクしてきますね!!

まぁ、いつ作れるようになるかは分かりませんが・・・・
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luca

前記事と合わせて読みましたが、ベースで使うんですね!
ファズってあんまり得意ではないんですが、ベースに使う分には好きで、以前はBOSSのFZ-2っていう古いファズを使ってました。
マフだとゴリゴリの轟音を出したい気分ですね。
by luca (2015-06-14 17:28) 

KOVCH

lucaさん、こんばんは。
ベースとファズの組み合わせって好きなんですよね。
ギターだと低音がブーミーになり過ぎちゃうファズでもベースだと丁度良い感じの塩梅になります^^
メタリカベースをコピーする上では欠かせません。
by KOVCH (2015-06-14 19:32) 

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