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8月27日 S421を買った。 [Ibanez S421]

はいは~い、きのうの続きですよー。

勢いで落札してしまったギターは Ibanez S421 BK です。

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↑ 手前の黒い方ね。

2013年のカタログに載ってます。
そんなに高いギターじゃないですが、もともとちょっと気になってたモデルではあります。

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↑ この、ジブラルタル・スタンダードブリッジってのが気になっててね。
ちょっと面白そうだなとは思ってました。

定価だと6万円ちょいくらいかな。
お店の中古相場だと3万円ちょいくらい。
今回はそれよりも安く落札できました。

スパーゼルのロックペグもついているのでかなり良い買い物でした。
なのでまぁ、気楽な気持ちで遊んでみます。

DSC_1852.JPG
↑ S470 と並べて見る。

大きな違いは、S421の方が24フレットといこと。
なので、右カッタウェイの窪みが少しだけ深くなってます。
あとはまぁ、そんなに大きな違いは無いです。
弾き心地も大きく違わないので混乱せずに持ち替えができます。

DSC_1853.JPG
↑ ボディ形状もほぼ変わらず。

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↑ 薄さも変わらず。

我が家は狭いので、これまでギターを1本買ったら1本処分していたのですが、
これなら他のギターを処分しなくても良さそうです。

廉価版なのでバインダーは無し。まぁ470の方もペイントですが。

DSC_1855.JPG
↑ 24フレットなのですが、少ない木部を何とか生かそうという工夫がされています。

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↑ こんな風に、P.U.ギリギリのところまでネックが来ています。
これ、エスカッションの上に指板だけ乗っているんじゃなくて、わざわざエスカッションに切れ目を入れてネック材を極力ボディーにくっつけるようにしてるんですね。
面白いです。

DSC_1846.JPG
↑ ジブラルタル何とかブリッジは弦の振動を出来るだけ多くボディーに伝えるように云々・・・らしいです。
・・・が、今回はこいつが大問題でした。

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↑ 弦はボディー裏から通すこともできます。
今は裏通しになっていませんが、弦を張りかえたら裏通しにしたいと思います。
その方がよりボディーに振動が伝わると思うので。

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↑ ネックの反りなどは特に無し。
フレットも、8~9割方残っていました。

DSC_1887.JPG
↑ ネック接合部。
ここがね、うーん、、写真だと分からないかもしれませんが、下2本のネジがほ~んの少しだけ斜めになってるっぽいんですよね。
この辺の作りの粗さがインドネシア製って感じですね。

S470の時みたいに、塗装が粗いってことは無いんですが、こっちの方がより酷いですね。
見た目が粗いのは気になりませんが、作りが粗いのはちょっと・・・・

DSC_1870.JPG
↑ 大きな目立つ傷なども特に無し。
唯一目についた傷がこのヘッド部先端にあるぶつけた跡の傷。
これはもうアイバニーズギターの宿命ですね。
箪笥の角に小指をぶつけるようなもんです。

状態はかなり良いものをゲットできたと思います。
あくまでもパッと見た目の状態は、ね。

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↑ 最近のアイバニーズに採用されている、ワンタッチで開けることのできるトラスロッドカバー。
これはあんまり必要ありません。むしろ邪魔くさいので普通のに戻したい。

実はオイラはいままでトラスロッドを回したことがありません。
まともなギターを選んで、管理をきちんとやっていれば、ネックが曲がる事なんて無いんじゃないかと思ってます。

これまで一度もネックが反ってしまうことはありませんでしたが、今度ばかりは必要になるかもしれません。
それくらいインドネシア・アイバニーズが信用できなくなってしまいました。
何故そうなってしまったのか?詳しい説明はまた後日。

DSC_1854.JPG
↑ 前オーナーさんがいろいろと改造していたようです。
その改造ぶりが自分の好みとマッチしていたのも入札の決め手の一つです。

ストラップピンは、シャーラーのロックピンに対応したものに交換されていました。
色が銀なのがちょっと惜しいですが、自分で取り換える必要がなくなったのはラッキーです。

DSC_1849.JPG
↑ スイッチが3点式のスイッチに交換されていました。
これはまぁ、どっちでも良かったです。
自分はピックアップのタップはほとんど使わないので、むしろこっちの方が良いかもしれません。

代わりに、ボリュームポットがスイッチ付きのものに交換されています。
これでタップができるみたいです。

これは嬉しいですね。
コイル・タップはしませんが、もともとやりたかった改造に使えます。
わざわざ高いスイッチ付きのポットを買う必要が無くなりました。

で、トーンポットの代わりにミニ・スイッチが付いています。
現状では、ボリュームとトーンがバイパスになっているみたいです。
このスイッチでフロントピックアップだけ、ボリューム操作できるようになるみたいです。

これはまぁ、自分には必要ありませんね。
トーンポットを戻してスイッチは何か別のことに再利用しましょう。

DSC_1886.JPG
↑ 裏蓋も開けました。
ええ、変態なのでね、真っ先に開けてやりましたよ。

改造に合わせて、いろいろ配線が変えてあります。
うん、まぁ素人がやったにしては良くできてるんじゃないかな。(偉そう)

まぁ、天才のオイラからしてみれば、及第点はあげられませんけどね。(偉そう)
ここは、一旦全部ハンダを剥がしてやり直します。
ボリュームとトーンもノーマルの状態に戻したいし、リアピックアップも交換したいし。

DSC_1863.JPG
↑ で、これが一番大きな改造。
ペグが全て Sperzel のロック式ペグに交換されていました。
これだけでも結構な金額になると思います。

シンクロナイズド・トレモロでロックペグ使うのはわかるけど、フィックスドブリッジにはあんまし意味ないんじゃないの?と思う人もいるでしょう。
オイラもそんな風に考えていた時期がありました。

しかし、ダウンチューニングをする場合、チューニングが狂いやすいので、フィックスドブリッジでもロック式ペグの方がより良いらしいです。
このギターについている Gibraltal Standard Bridge はダウンチューニング用に開発されたものです。
なので、ギターとの相性もグンバツ!

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↑ 唯一気になるのが、このペグ、先っちょがシルバーなんだよね。
いや、いいんだけどさ、何かこう、おち○ちんみたいなんだよね、ちょっと、見た目が。
いや、考え過ぎなのはわかってるよ?
でもここだけシルバーだとなんかちょっと見た目も弱っちくない?
あ、そんなことない?じゃあまぁ、いっか。

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↑ もとあったパーツも、スイッチ以外はつけてくれました。
ひとまずトーンとボリュームはすぐに戻せそうです。

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↑ ペグも付けてくれました。これは嬉しい。
どうしようかな、ペグだけ売ってしまって、少しでも落札額の足しにてもいいし。
こっちに戻してスパーゼルの方を売っても良いけどね。

DSC_1881.JPG
↑ スパーゼルは新品で買ったみたいですね。
もとのパーツをパッケージに入れて送ってくれました。
しばらくはこの状態で保存して様子を見ましょう。

DSC_1874.JPG
↑ パッと見た感じの感触はこんな感じです。
白と黒が2本並ぶとなんかテンション上がりますね。

↑ で、音録ってみました。
1音下げチューニングで、いつものように Line6 Pod firm2.0 直で。

うーん、どうも、思っていたよりも良い音が出ませんね。
トーンをバイパスしてるのもあって、ハイがキツすぎますね。
INF ピックアップも安物らしく、セラミック・マグネットでパワーだけ無理やり稼いだスッカスカの音なので、余計にハイの感じが強くでます。
この辺は好みによりけりですが、オイラはやっぱりトーン付けた方が好みですね。

それにしても低音が出ていない。
もっとズンズンしたブリッジミュートを期待していたのだが・・・・

DSC_1882.JPG
↑ ブリッジ・ミュートと言えば、期待していたジブラルタル何とかブリッジなんですけどね、これがすこぶるブリッジミュートがやりにくい。
写真の赤丸で囲んだ角の部分。
ここが手刀に当たるんだよね。
痛いってほどではないけど、違和感・異物感がある。

あとね、これがあるせいで、ちょっと手刀が浮きやすくなる。
きっちりミュートかけないと、いつの間にかミュートが浅くなってたりして。
まぁ、慣れてしまえば問題ないのかもしれませんが・・・・
この部分だけヤスリで丸く削ってやりたい。

あとね、ボディーが全然振動していない。
1クラスだけ上の S470 を初めて弾いたときは「こんなに薄いのに、こんなにボディーが振動するのか?ネックも左手がビリビリするくらい響いているぞ!」と驚いたほどでしたが、今回はその感動は全くありませんでした。

かろうじてネックが少し振動してるかな?ってくらい。
ボディーは全然、全然、全然鳴らない。正直ガッカリ。

弦を裏通しにしたら、もう少しボディーの鳴りも変わってくるのかもしれません。
もう少しだけ、様子を見て行きたいですね。

・・・・と思っていたのですが、この後大問題が発覚します。
その詳細はまた次回につづく!!

 


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luca

文面からすると交換パーツや改造代金を考えるとお買い得だったのかな~と思いましたが、なにやら罠が潜んでいたのですね。
音も聞いた感じ、オーセンティックなスラッシュ・メタルな印象を受けました。
by luca (2015-08-27 23:59) 

KOVCH

lucaさん、こんばんは。

いやぁ、普通に考えると、今回のはものすごくお買い得でした^^
スパーゼルのペグだけでもその辺の楽器屋さんで買ったら1万円くらいしますし。

この後発覚する問題も、俺みたいに変態的なギターの見方をする人間でなければ気が付かないレベルだと思います。
ギターとしての機能には一応問題がないと思うので、気にしなければすごいラッキーな値段だったと思います。
ただ、ちょっとだけテンションは下がりました^^;

確かにスラッシュ的な音ですよね。
メタリカ/スレイヤーというよりも、メガデス/アンスラックス的な音により近い感じがします。
どっちかというと、前者寄りの音が好きなので、もう少し低音が出るようにしたいですね^^
by KOVCH (2015-08-28 01:53) 

KOVCH

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by KOVCH (2015-08-28 22:24) 

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