SSブログ

1月26日 バーニーのチャイポール。 [Burny BLC-65]

またギター買っちゃいました。

なんかね、ちょっと前に体調崩して2~3日寝込んでたんだけどね。
最近アイフォン買ったでしょ?

寝てる時に手持無沙汰になると、ちょいちょいネットとか見ちゃうんだよね。
そうするとさぁ、いろいろと、見ちゃいけないようなところまで見ちゃうんだよね。
中古ギターとかさ・・・

ちょっと、ストレスとか溜まってたし、体調悪くてイライラしてたし、
スカッとしたかったのよね。

そんな時にさ、ちょうど良い感じで前から欲しかったイメージのギターが出てくんのよね。

DSC_2589.JPG

ビグスビー!!

DSC_2590.JPG

と言っても、バーニーのチャイポールなんだけどね。
Burny BLC-65 ってモデルです。

DSC_2586.JPG

むか~し、ちょっと立ち寄った八王子の楽器屋さんでね、カスタムベースのギブソン・レスポール・フローレンタインを見かけてね。
もうね、衝撃だった、格好良さが半端ない。
それでまぁ、いつかはフローレンタイン欲しいなぁ、なんてぼんやり思い続けて来たわけ。

あとは、ビグスビー付きのギターなんかもここ最近興味あってね。

DSC_2588.JPG

なんか、ボーっとネット見てるうちにコレが飛び込んで来たわけ。
心身ともに弱ってる時に、タイミングピッタリだったわけ。

DSC_2591.JPG

チャイポールだからね、パッと見は良いんだけど、よくよく見ると作りは粗いです。
接着剤とかはみ出したまま上からラッカーかけてるし。

DSC_2592.JPG

ビグスビーはブリッジギリギリについてます。
ほんとは、ブリッジと距離があった方が良いんだけど。
レスポールのボディなので仕方がない。

でまぁ、セミアコだと思ってたからね、
「軽いんだろうな」なんて思いながら持ってみたらね、「あれ?けっこう重い」

下手するとギブソンレスポールよりも重いかもしれない。
ビグスビーの重さを考慮しても、大分重いんじゃないか?

DSC_2594.JPG

サウンドホールを見てみると、表板は思っていたよりも分厚い。
これじゃあ、表板の共振なんてしないんじゃないか?

で、裏にさ、普通セミアコはキャビティーのカバーとか無いんだけどさ、これにはあるんだよね。
「まぁ、改造はやりやすいからいいか」なんて思いながら開けてみたらさ、

DSC_2595.JPG

普通にキャビティーがある。

DSC_2596.JPG

こっちも開けてみた。

いちおう、センターブロックの、セミアコもどきにはなってるけど、
ただ削りましたよって感じ。
音響とか全然考えてない。

ボディー下側は、いちおうカッタウェイ近くまで掘ってあるけど、上側はスイッチのキャビティから分かるように、フロントピックアップ付近までしか掘ってない。

天板の厚みから考えると、全体の30~40%くらいしか削ってないんじゃないかな。
これじゃあ重くなるわな。

おまけに、fホールが開いてるからね、アンプに通すとノイズが酷い。
なんかこう、「セミアコの良い部分を取っ払って、悪いところだけ残しました」って感じ。

DSC_2597.JPG

ただ、これの良いところは、トップのメイプルもバックのマホガニーも、ベニヤ構造じゃなくてちゃんと一枚の木からできてること。
チャイポールはベニヤが基本なので、これは良いことだ。

カタログにもちゃんとメイプルトップ・マホガニーバックって書いてあるし。
ナトーとか、何とかソリッドウッドとか、謎の木材を使ってるわけでもない。

少なくとも、前回のS421よりは良い木を使っていると思う。

DSC_2598.JPG

配線も、長くてちょっとゴチャっとしてるけど雑にはなってない。
これもインドニーズよりは良い仕上がり。

DSC_2599.JPG

何より、前オーナーが大事に使っていたのでしょうね。
ボディ・ネック・ヘッドともに、傷らしい傷が見当たらない。
かなり良い状態の中古だと思う。

DSC_2600.JPG

DSC_2603.JPG

DSC_2610.JPG

DSC_2606.JPG

そしてこのビグスビーの圧倒的な存在感。
まぁ、音の良し悪しとかは置いといて、見た目は抜群です。

DSC_2612.JPG

「フレットは9割方残っている」とのことでしたが、うーん、どうでしょう?
場所によってはもうちょっと減っているところもあると思います。
まぁ、演奏に支障はまったく無いレベルです。
むしろ中古にしてはかなり良く残っている方だと思います。

DSC_2611.JPG

ナットの溝は粗いですね。
できれば取り換えたいです。
グラファイト製のとか、試してみたい素材もたくさんあるし。

あと、トラスロッドが一杯みたいです。
これが安かった理由ですね。
目で見た感じでは、ネックも反っていないし、もう少し戻しても大丈夫そうです。
精神衛生上、目いっぱいトラスロッドが回ってるのって、なんか好きじゃない。

DSC_2607.JPG

DSC_2609.JPG

DSC_2617.JPG

DSC_2618.JPG

ビグスビーのユニットは、B7の廉価版であるB70Cというヤツです。
素材は同じアルミだけど、鋳造(いわゆるアルミダイキャスト)です。

ということは、オリジナルは削り出しなんでしょうか?

ダイキャストと削り出しで、どれだけ音が変わるかは分かりません。
オイラはどっちでも良いと思ってます。

特にね、エフェクターのケースで削り出しとかあるでしょ?
あれで「音が変わった!!」なんて言う人もいますが、
そんな訳あるかい!!と。

仮に変わったとしても、そんなもんは誤差ですよ、誤差。

そんなのに何千円も、何万円もかけてね、「良い音になった!!」 なんて言ってる暇があったら、
200円持ってピック2枚買って来て、それが擦り切れるまでギターの練習した方が、
何十倍も良い音が出せるようになります。

でもね、“自分が一番気持ち良くギターを弾くことができる”
ってのが自作エフェクターの一番の長所なのも事実です。

だから、自分が納得してお金をかけて、自分が気持ち良くギターを弾くことができるなら、
それはそれだけの価値があるエフェクターということになります。

ただ、「なんとなく音が良くなるって聞いたから」じゃ駄目。
オカルトと言われようが何だろうが、信じる力が大事。

で、まぁ、オイラはアルミ削り出しの御利益は信じることができないので、
ダイキャスト製の廉価ビグスビーでも別に何とも思いません。

まぁ、もともとのボディー鳴りが壊滅的なので、ここに拘ってもあんまり意味が無い。
というのもあります。

DSC_2613.JPG

そう!
ボディーが全然鳴らないの。
セミアコ(っぽい)形してるのに。

DSC_2602.JPG

ギブソン持ってるとどうしても比較してしまう。
さすがにそれと同じくらいってのはチャイポールには無理な相談だろうけど、
もっと弾いてるうちに鳴るようになるんでしょうかね。

DSC_2619.JPG

ネックは結構良い感じで振動してるので、将来的には良い音になってくれそうな予感もあります。

DSC_2601.JPG

と、ひとまずファーストインプレッションはこんな感じです。

音はまた後日。

あれこれ悪い部分も書きましたが、おおむね満足しています。
この状態のものが2万円以下で買えたのですから、かなりお買い得だったと思います。

そうそう、ギターについてちょっと調べました。

シリアルから予測するに、2007年12月の製造なので、多分2008年のモデルです。
フェルナンデスのサイトに何故か2008年のカタログだけ無いのですが、2009年にはこれの次の代のBLC-70が載っていて、2007年のカタログには載っていないので、多分あってると思います。

フェルのモデル名は、数字がそのまま定価になっているので、これもやっぱり定価65000円です。
同時期のバーニーのジョー・ペリーモデルとかが50000円なので、
チャイポールとしては高級な部類だと思います。

このモデルは、毎年少しずつ値段が上がっているようで、
2009年には70、2010年に75、2011年に85と、 85000円まで上がった時点で生産終了となりました。

現行で85000円だと、メイドインジャパンの最上級モデルになるので、
チャイポールとしてはかなり上位のモデルになると思います。

ちなみに BLC シリーズは、カタログで見る限りでは、違うのは値段だけで内容は同じみたいです。
だから、65でも、85でも、どちらでも安い方を買った方がお得です。

さてさて、とりあえずポットとスイッチは全交換です。
昔買ったCTSのカスタムポットがついに役立つときが来ました。

そうそう、ギブソンのリアも余ってたな。

あとは、どんな改造しましょうかね。
コンデンサは、前に買ったオイルコンは、もう手に入らなくなっちゃったみたいなので、
今回もオレンジドロップで決まりかな。

しばらくは妄想を糧に暮らしていけそうです。


nice!(20)  コメント(3) 
共通テーマ:音楽

nice! 20

コメント 3

四葉野玄馬(よつばのくろば)

わぉ。良いですね。
ビグズビーって最近の音楽では使えないかな〜。w
エピフォンのを持ってますが、「ぬぉ〜ん」としか変化しないので。
見た目はカッコイイですけど。

セミアコ構造は生音は弱いっすね。ハウらないためにか。
でも線つないだら、相当違いますよね。メローな音で。
ガツッとジャキッとした音が作りにくいかもしれないので、そこがホローボディの特徴ですかね。

でもバーニーはい良い音しますよね。
今、SGを狙ってて動画観てるんですが(他社も含め)。

おめでとうございました。^^
by 四葉野玄馬(よつばのくろば) (2016-01-27 07:31) 

KOVCH

よつばのくろばさん、こんばんは。
ビグスビーは、今の音楽でもまぁ、使い方次第で活躍できると思いますよ^^
ただ、チューニングが不安定なのがね。

セミアコは生音鳴らないんですか。
すごい鳴るもんだと思ってました^^;

フェルナンデスは、自分が持っていたのは、値段に対してすごい良い音がするなと思っていたのですが、
最近のモデルは「そうでもないな」と思うことの方が多いですね。
やっぱり、中国製になってからのは今一つですね。

中国産が悪い、というよりも、メーカー側がコストばっかり重視して、音質は二の次になってるような企画ばっかり考えているんでしょうね。

バーニーはね、ピックアップがいまひとつですね。
昔はFGIとか、良いピックアップ作ってたんですけどねぇ。
これもまたコスト重視のカスカスな音しか出ないものになってしまいましたね・・・
by KOVCH (2016-01-27 20:44) 

KOVCH

まぁ、逆に言えば、イジリがいのあるギターではあります^^
by KOVCH (2016-01-27 20:47) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。