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1月31日 ピックアップにカバーをつける。 [ピックアップの話]

余っていた gibson ピックアップをバーニーに付けるためにカバーを戻しました。

もともとカバードタイプのピックアップだったんだけど、個人的にオープン・ピックアップの音の方が好みだったので、買ってすぐにカバーを外していました。
今回、バーニーのセミアコレスポールに付けるにあたって、なんとなくカバー付けた方が良いかなと思って、戻すことにしました。

カバーに戻すと言っても、ただピックアップにカバーをかぶせれば良いというわけではありません。

まず、カバーとピックアップの間にロウびきして、隙間を無くさなければいけません。
この隙間があると、ハウリングの原因になったりするそうです。
あと、演奏中ピックがカバーに当たった時に雑音が入ったり。

ということで、素人工作ながら、まずはカバーに蝋引きしてみました。

この時、伝統的な製法で作られた高級蝋燭を使う人はあまりいないと思いますが、材質的にあんまりそういうのは向いてないみたいです。

DSC_2634.JPG
↑ 100円ショップで売ってるような、“パラフィン”を主成分にした安~いキャンドルがお手軽で良い感じみたいです。

100円で10個も入ってるんですけどね、1つの半分も使ってません。
あまった分はどうしようか・・・夏になったら花火のときにでも使おうか。

あ、ちなみにですが、アロマで使う匂いや色が付いているのは使わない方が良いと思います。
まぁ、色や香りが付いてても、音には影響無さそうですが。

そのうち「ピックアップカバーの蝋引きにはバニラの臭いが良い」とか
「ラベンダーの香りが高音を艶やかにする」とか本気で言い出す人が出て来そうですね。

そうなるともう本当にオカルトですが、弾き手のテンションが上がるならそれはそれでアリだとは思います。

・・・脱線しましたが、とにかく、ローソクに火をつけてぽたぽたとロウをたらします。
ちょっとしたSM気分ですね!!

DSC_2635.JPG

・・・また脱線しましたが、とにかく、カバーの裏側に万遍なくロウをひきます。
とくに角や端にもきちんとロウが行きわたるように。

ロウは大目にやっちゃっても全然オーケーです。
余分なロウはあとで溶かすときに、ポールピースの穴から出て行くので。

でもって、これをドライヤーの強モードでしばらく暖めてやるとロウが溶けてきます。

作業中下に敷くのは、プラスチックなどの下敷きか、コーティングしてある紙などが良いでしょう。
紙などのロウが染み込む素材だと、くっついて剥がれにくくなってしまうので。

オイラはいらなくなったペン習字練習帳の表紙を敷きました。

でもって、ロウが完全に解けたら、一気にピックアップをカバーにかぶせる。
ぎゅーっと押し込んだら、今度は表側からドライヤーをあてつつ、更に押し込む。

だいたい密着したかな?って感じたら、静かに置いてしばらく冷まします。

DSC_2637.JPG

冷えてロウが固まったら、カバー表面にはみでたロウをサッと拭き取ります。
あとでちゃんと磨き直すので、ここではちょっと綺麗にする程度で良いでしょう。

DSC_2639.JPG

で、最後にカバーとピックアップのベースをハンダで固定して、アースをとります。
あんまり綺麗に出来ませんでしたが、接していればオーケーなので良しとしましょう。

安いピックアップでたまにこれをやっていないのとかありますが、
それだとせっかくカバーが拾ったノイズが除去できないので、カバーをかけた意味が無くなります。
ま、見た目だけカバーぽっくなってれば良いって人はそれでもオッケーでしょう。

取り付け前にもう一度カバーを磨いたら完成です。
上手くできているかどうかは、付けてみないと分かりません。
ハウったりするようなら、もう一度やり直しです


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