5月6日 LDRふたたび。 [Opt.Compulator 風]
オプト・コンプ用として、ひさしぶりにLDRを作りました。
LDR の作り方は、以前 Hey Vibe を作ったときに詳しく説明しましたが、
もう何年も前の話なので、もういっかいおさらいしておきましょう。
まず、5mm のアルミスペーサーに、5mm のLED を瞬間接着剤で固定します。
5mm どうしなのでピッタリ合います。
上から見るとこんな感じ。
今回は超高輝度の白色 LED を使いました。
すでにオプトコンプを自作した先人がおすすめしていたからです。
スペーサーの反対側には、この CdSセル というパーツを固定します。
CdSセルは、いわゆる光センサーみたいなもので、ここに当たる光の強さで抵抗値が変化します。
光が強いほど、抵抗値は小さくなります。
真っ暗な状態でほぼ∞になるみたいです。
これもサイズは 5mm です。
CdS はグルーガンで固定します。
グルースティックは光が漏れないように黒を使います。
CdS の足が LED と同じ水平になるように注意。
十字になってたりすると、基板に組み込むのが大変になります。
この時点では、完全に密封できてなくても大丈夫だと思います。
少しずつグルーを塗って、CdS がきっちり水平に LED に向かうようにします。
この時点では、できるだけグルーは少なめにした方が、出来上がりが綺麗になります。
まぁ、性能には関係ないと思いますが。
はみ出したグルーや、盛り過ぎたグルーは、ニッパーやピンセットなんかを使って取り除きました。
で、上から熱収縮チューブをかぶせて縮めます。
真ん中から外に向かって縮めて行かないと、チューブが片側に寄って縮んでしまうので注意。
チューブを縮めるときに強い熱をかけすぎると、CdSを固定したグルーが溶けてしまうので注意。
ほんとは、黒のチューブが良かったのですが、手持ちに丁度良いサイズの黒チューブが無かったので仕方なく緑色にしました。
青や赤だと遮光性が低いのでN.G.です。
で、チューブの両端にグルーを注入して穴を埋めます。
ここもまた盛りすぎないように少しずつ。
グルーの熱でチューブがさらに縮んだりするので微調整をしつつ。
盛りすぎたところはおさえつけて平らにしたり。
グルーが冷えて固まったら、 足についたグルーをカッターやらニッパーやらを使って取り除く。
はみ出したり盛りすぎたグルーも取り除いておきましょう。
反対側の写真。
なかなか綺麗にできました。
グルーが完全に固まったら、いったん LED に電池を繋いで光をつけてみましょう。
(間に抵抗をはさむのを忘れずに)
グルーやチューブの隙間から光が漏れていなければO.K.
ほんとは一個作ればいいかと思っていたのですが、思っていたよりもあっさりと作れたのと、LED も Cds もスペーサーもたくさん余っているので、ついでにもう少し作りました。
超高輝度LEDがもう一つと、普通の赤色LEDを二つ、合計四つ作りました。
このあと一気にチューブとグルー充填。
まとめてやるとさらに効率良くつくれました。
で、出来上がったら、こんな感じでテストも兼ねて LDR の抵抗値を計っておきます。
最初、22k の抵抗を挟んで計測したのですが、赤色 LED の方は反応しませんでした。
暗すぎて抵抗が大きくなりすぎたみたいです。
なので 10k 抵抗で測り直しました。
計測結果は
超高輝度 LED
22k:0.75k / 10k:0.47k
22k:0.67k / 10k:0.41k
赤色 LED
10k:9.08k
10k:18.2k
赤色は差が激しいですね。倍近くあります。
さすが20個100円とかの安いLEDですね。
超高輝度の方は「超」と名がつくだけあって、22kの抵抗をはさんでも十分に明るいですね。
誤差も少な目で安定しています。
さすが1個50円とかの高級LEDですね。
どっちの方が使えるかというのは、回路によるでしょうね。
「LED側にどれだけの抵抗がかかって、CdSからどれくらいの範囲の抵抗が欲しいのか」
これによって変わってくると思います。
オリジナルで使われていたVTL5C10は、ON:400R OFF:400k みたいに書かれているので
超高輝度LEDの方が使いやすいのかな?
ちょっと分からないです。
基板ができたらあれこれ挿して試してみるしかないですね。
ま、ダメだったら素直にVTL5C10を買いましょう。
最後に、後で分かりやすいように計測結果をチューブに書いておきます。
区別がつくように、赤色LEDの方は赤い油性ペンで書きました。
それから、足を切ってしまってもLEDの極性が分かるように「+」の印を書いておくのも忘れないように。
さて、このままつづけてハンダ作業ができればいいな。
いつも拝見させていただいてます^^
自分はVTL5C10を使いましたが自作する方法もあるんですね~勉強になります!
by NAO (2016-05-09 10:07)
NAOさん、こんばんは。
LDRは作れますが、うまくコンプが機能してくれるかどうかはまだ分かりません^^;
駄目だったら素直にVTL5Cを買おうと思います。
by KOVCH (2016-05-09 21:33)