SSブログ

5月6日 LDRふたたび。 [Opt.Compulator 風]

オプト・コンプ用として、ひさしぶりにLDRを作りました。

LDR の作り方は、以前 Hey Vibe を作ったときに詳しく説明しましたが、
もう何年も前の話なので、もういっかいおさらいしておきましょう。

DSC_0168.JPG

まず、5mm のアルミスペーサーに、5mm のLED を瞬間接着剤で固定します。
5mm どうしなのでピッタリ合います。

DSC_0170.JPG

上から見るとこんな感じ。
今回は超高輝度の白色 LED を使いました。
すでにオプトコンプを自作した先人がおすすめしていたからです。

DSC_0172.JPG

スペーサーの反対側には、この CdSセル というパーツを固定します。
CdSセルは、いわゆる光センサーみたいなもので、ここに当たる光の強さで抵抗値が変化します。

光が強いほど、抵抗値は小さくなります。
真っ暗な状態でほぼ∞になるみたいです。

これもサイズは 5mm です。

DSC_0171.JPG

CdS はグルーガンで固定します。
グルースティックは光が漏れないように黒を使います。

CdS の足が LED と同じ水平になるように注意。
十字になってたりすると、基板に組み込むのが大変になります。

この時点では、完全に密封できてなくても大丈夫だと思います。
少しずつグルーを塗って、CdS がきっちり水平に LED に向かうようにします。

この時点では、できるだけグルーは少なめにした方が、出来上がりが綺麗になります。
まぁ、性能には関係ないと思いますが。

はみ出したグルーや、盛り過ぎたグルーは、ニッパーやピンセットなんかを使って取り除きました。

DSC_0173.JPG

で、上から熱収縮チューブをかぶせて縮めます。
真ん中から外に向かって縮めて行かないと、チューブが片側に寄って縮んでしまうので注意。
チューブを縮めるときに強い熱をかけすぎると、CdSを固定したグルーが溶けてしまうので注意。

ほんとは、黒のチューブが良かったのですが、手持ちに丁度良いサイズの黒チューブが無かったので仕方なく緑色にしました。
青や赤だと遮光性が低いのでN.G.です。

で、チューブの両端にグルーを注入して穴を埋めます。

ここもまた盛りすぎないように少しずつ。
グルーの熱でチューブがさらに縮んだりするので微調整をしつつ。
盛りすぎたところはおさえつけて平らにしたり。

グルーが冷えて固まったら、 足についたグルーをカッターやらニッパーやらを使って取り除く。
はみ出したり盛りすぎたグルーも取り除いておきましょう。

DSC_0175.JPG

反対側の写真。
なかなか綺麗にできました。

グルーが完全に固まったら、いったん LED に電池を繋いで光をつけてみましょう。
(間に抵抗をはさむのを忘れずに)

グルーやチューブの隙間から光が漏れていなければO.K.

ほんとは一個作ればいいかと思っていたのですが、思っていたよりもあっさりと作れたのと、LED も Cds もスペーサーもたくさん余っているので、ついでにもう少し作りました。

DSC_0177.JPG

超高輝度LEDがもう一つと、普通の赤色LEDを二つ、合計四つ作りました。

このあと一気にチューブとグルー充填。
まとめてやるとさらに効率良くつくれました。

DSC_0181.JPG

で、出来上がったら、こんな感じでテストも兼ねて LDR の抵抗値を計っておきます。

最初、22k の抵抗を挟んで計測したのですが、赤色 LED の方は反応しませんでした。
暗すぎて抵抗が大きくなりすぎたみたいです。
なので 10k 抵抗で測り直しました。

計測結果は

超高輝度 LED
22k:0.75k / 10k:0.47k
22k:0.67k / 10k:0.41k

赤色 LED
10k:9.08k
10k:18.2k

赤色は差が激しいですね。倍近くあります。
さすが20個100円とかの安いLEDですね。

超高輝度の方は「超」と名がつくだけあって、22kの抵抗をはさんでも十分に明るいですね。
誤差も少な目で安定しています。
さすが1個50円とかの高級LEDですね。

どっちの方が使えるかというのは、回路によるでしょうね。
「LED側にどれだけの抵抗がかかって、CdSからどれくらいの範囲の抵抗が欲しいのか」
これによって変わってくると思います。

オリジナルで使われていたVTL5C10は、ON:400R OFF:400k みたいに書かれているので
超高輝度LEDの方が使いやすいのかな?
ちょっと分からないです。
基板ができたらあれこれ挿して試してみるしかないですね。

ま、ダメだったら素直にVTL5C10を買いましょう。

DSC_0183.JPG

最後に、後で分かりやすいように計測結果をチューブに書いておきます。
区別がつくように、赤色LEDの方は赤い油性ペンで書きました。
それから、足を切ってしまってもLEDの極性が分かるように「+」の印を書いておくのも忘れないように。

さて、このままつづけてハンダ作業ができればいいな。


nice!(8)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽

nice! 8

コメント 2

NAO

いつも拝見させていただいてます^^
自分はVTL5C10を使いましたが自作する方法もあるんですね~勉強になります!

by NAO (2016-05-09 10:07) 

KOVCH

NAOさん、こんばんは。
LDRは作れますが、うまくコンプが機能してくれるかどうかはまだ分かりません^^;
駄目だったら素直にVTL5Cを買おうと思います。
by KOVCH (2016-05-09 21:33) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。