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1月13日 ネックのネジ。 [Ibanez SR1000]

ネックの接合面が浮いたままではコンディションに悪影響が出そうだし、何より音に影響が出ないわけがない。
ということで、ここだけは早急に何とかすることにしました。

IMG_1193.JPG

まずはいったんネジを全部外します。
この時点で何となく原因は分かりました。

IMG_1196.JPG

ネックは4本のネジで止めているのですが、2本ずつ長さが違っています。
5mmくらい違う。
最初の時点では、長い2本がヘッド側、短い2本がボディーエンド側になっていました。

IMG_1195.JPG

で、ボディーのワッシャを外してみたところ。
1弦のヘッド側の堀がすごく深くなっています。

IMG_1197.JPG

そこで、それぞれのネジ穴の深さを測ってみました。
ボディーとネックをピッタリ合わせて、ノギスで計測。

左側、つまり1弦側の穴はちょっとだけ浅く、4弦側の穴は深くなっていました。

つまり、短いネジが1弦側、長いネジが4弦側、ということだと思います。

IMG_1194.JPG

ネジには錆びも出ていたし、木片やポリ塗装の破片なども詰まっていたので、軽くクリーニングしてからネジを締め直しました。

IMG_1198.JPG

IMG_1199.JPG

はい。ピッタリと接合しました。
特に加工などもせず、ネジをローテーションさせただけで直りました。

前のオーナーというか、出品者は、ベースのことを何も知らないというよりも、ベースやギターに興味がない人だったのでしょう。
こんなこと、ベースの構造が分からなくてもちょっと考えれば分かることです。

ネックが浮いている状態でまともな演奏できるとも思えないし。
それをそのまま「動作品」として出品している無神経さ。
転売にしか興味が無かったんでしょうね。

一応”リペアショップ”からの出品でしたが、この調子だとろくなリペアしてないでしょうね。
HPも見ましたが・・・・・こんな業者たくさんいるんでしょうね。

IMG_1200.JPG

ともかく、ボディー表の接合部の段差もなくなりました。
あまりに簡単に直ったので拍子抜けです。

で、軽く弾いてみたのですが、やはり全然音が違う!!
低音がかなり出るようになりました。
最初弾いたときは、中域が強いというか、軽い音がしているな、と思っていたのですが、問題はここにあったみたいです。

でもまだ問題が残っています。
弦高がやたらと高い。

自分は1弦2mmくらい、4弦2.5mmくらいが理想なのですが、ブリッジを限界まで下げても1弦2.8mm、4弦3.2mmぐらいあります。高すぎます。

若干ネックが順ぞりしているのですが、それを考慮しても高すぎ。

ピックアップもすごく弦から遠い。

IMG_1201.JPG

このブリッジ、下を若干掘り込んで落とし込んでいるはずなのですが、やたらと浅い。
もっと彫り込まれてないと意味が無いと思うのですが。
ここにも何かありそうですね・・・・


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