6月22日 ウクレレ調整。 [ウクレレ]
家族が突然ウクレレを買ってきた。
ウクレレの練習したいが凄く弾きにくいと文句を言っていたので、自分のウクレレの予行演習も兼ねて調整してみることにした。
ウクレレの練習したいが凄く弾きにくいと文句を言っていたので、自分のウクレレの予行演習も兼ねて調整してみることにした。
Leho とか言う謎のメーカーなんだけれども、特価品で8千円くらいだったらしい。
(下の写真はすでに調整・弦交換済み)
(下の写真はすでに調整・弦交換済み)
うーん・・・・まぁ、ちゃんとした楽器屋さんで買ったらこれくらいはするのかな。
一応お茶の水まで行って、有名なチェーン店で買ったみたいだし。
一応お茶の水まで行って、有名なチェーン店で買ったみたいだし。
でも、うーん、俺がゾンアマで買った4千5百円の中華ウクレレと比べても・・・・って感じ。
まず、お店から買ってきた状態ではアクィーラの弦が張ってあった。
まず、お店から買ってきた状態ではアクィーラの弦が張ってあった。
これが固くて指が痛くなるそうなので、柔らかいと評判のマーティンの弦に張り替えた。
これだけでも大分弾きやすくなった。
これだけでも大分弾きやすくなった。
弦を変える前に測った弦高は1弦も4弦もどちらも3mmほどだった。
まぁ許容範囲ではあるけれども、初心者が軽い力で弾けるように、もう少しだけ低くしたい。
とうことで、サドルを少し削ることにした。
まぁ許容範囲ではあるけれども、初心者が軽い力で弾けるように、もう少しだけ低くしたい。
とうことで、サドルを少し削ることにした。
まず、こんな風にサドルの底をマジックで塗って、これが全部消えるくらいまで削ってみる。
そうしたら、一度ブリッジに戻して弦高を測る。
これでもまだ高かったら、もう一回塗って削る。
そうしたら、一度ブリッジに戻して弦高を測る。
これでもまだ高かったら、もう一回塗って削る。
これを丁度良い高さになるまで繰り返す。
慣れてる人とかリペアの専門家だったら、削る量を最初に決めちゃって一気に行くんだろうけど、自分はサドル削りははじめてだし、人のものなので、削りすぎの失敗が無いように少しずつ削りました。
今回は2回だけで済みました。
ちなみに上の写真は2回目の状態。
ちなみに上の写真は2回目の状態。
削るときは、プラモデル用工具のヤスリほうだい2を使いました。
簡単に、確実に垂直が出せてなおかつ底面も平らになるという優れもの。
これに240番のヤスリを貼ってガーっと削って、高さが決まったら600→800と仕上げのヤスリをかけて完了!
これに240番のヤスリを貼ってガーっと削って、高さが決まったら600→800と仕上げのヤスリをかけて完了!
出来上がりはこんな感じ。
一応1弦側と4弦側が分からなくならないように目印を書いておきました。
一応1弦側と4弦側が分からなくならないように目印を書いておきました。
で、ブリッジに取り付け。
チューニングして弦高を測ってみると、1弦、4弦ともに 2.5mm くらいになっていました。
良い感じです。
チューニングして弦高を測ってみると、1弦、4弦ともに 2.5mm くらいになっていました。
良い感じです。
本当はオクターブチューニングもしっかりやりたいんだけど、このサドルの形だと1から削り出さなければいけないので今回はやめておきます。
でもってこのサドル、Graphtech の nubone っていう TUSQ の廉価版を素材にしているんだけど、う~ん・・・・どうかなぁ・・・・。
プラスチックよりはましなのかなぁ・・・よく分からないなぁ。。。
プラスチックよりはましなのかなぁ・・・よく分からないなぁ。。。
という感じです。
個人的には牛骨の方が絶対良いと思う。
まぁ自分はTUSQもあんまり好みじゃなかったので、この辺は人によりますが。
個人的には牛骨の方が絶対良いと思う。
まぁ自分はTUSQもあんまり好みじゃなかったので、この辺は人によりますが。
とにかく音が小さい。
コロンとしたウクレレらしい響きは出てるんだけどね。
それも裏を返せば、軽い音しか出ていない、ということにもなるけど。
コロンとしたウクレレらしい響きは出てるんだけどね。
それも裏を返せば、軽い音しか出ていない、ということにもなるけど。
あとね、最初にサドルを外した状態では、底面にプラモデルで言う“バリ”が真ん中に完全に残って一本線が入った状態になっていた。
これ、お店の方で全く調整してないよね。
「とりあえず売っておいて、何か言われたら削ればいいか」って思ってたのかな?
初心者向けモデルなのに、はじめてウクレレ弾く人がそんなの分かるわけないじゃん。
「とりあえず売っておいて、何か言われたら削ればいいか」って思ってたのかな?
初心者向けモデルなのに、はじめてウクレレ弾く人がそんなの分かるわけないじゃん。
全体的なつくりも、うーん・・・
表板は一発で分かる合板。ベニヤ板。
表板は一発で分かる合板。ベニヤ板。
なかでも酷いのが指板。
材は何だろう?
一応ローズウッドってことにはなってるみたいだけど・・・やけに柔らかい。
材は何だろう?
一応ローズウッドってことにはなってるみたいだけど・・・やけに柔らかい。
材は置いておくとしても、手触りが超ザラザラ。多分ほとんどヤスリかけてない。
これ、初心者が弾くもんじゃないよ。超指引っ掛かると思うよ。
これ、初心者が弾くもんじゃないよ。超指引っ掛かると思うよ。
自分のウクレレだったら絶対何とかしたけど、まぁ、今回は見なかったことにしよう。
とりあえずノマドのF-1オイルを塗ったら、大分質感も指ざわりも良くなった。
でもって、最初から張ってあった”自称”アクィーラの弦なんだけど、なんか硬い。
張ったまま長いことお店に陳列されていたので劣化しているのかもしれないけど。
張ったまま長いことお店に陳列されていたので劣化しているのかもしれないけど。
俺の中華レレに張ってある自称アクィーラの方が柔らかいし、微妙に手触りも良い。
ゾンアマの中華レレにはアクィーラとは名ばかりの偽物が張ってあることが多いらしいので、俺の中華レレの方が偽物の可能性もあるけれども。
ともかく、弦を変えて、サドルを削ったら、断然良い音になりました。
まず、明らかに音量が上がった。
バリ丸出しのサドル底面を削ったことで、ブリッジへの接地面が大幅に増えたからだと思う。
倍音も超増えて奥行きのある音になった。
バリ丸出しのサドル底面を削ったことで、ブリッジへの接地面が大幅に増えたからだと思う。
倍音も超増えて奥行きのある音になった。
弾きやすさもかなりアップした。
マーティンの弦良いね。
俺の中華レレもマーティンに変えたくなった。
マーティンの弦良いね。
俺の中華レレもマーティンに変えたくなった。
で、それでもまだ俺の4500円の中華レレの方が良い音。
まぁ俺のはかなり手を加えた後だし、Leho の方はまだ買ったばかりなので、もうちょっとしたら鳴りも良くなると思うけど。
まぁ俺のはかなり手を加えた後だし、Leho の方はまだ買ったばかりなので、もうちょっとしたら鳴りも良くなると思うけど。
それでも、特価品で8千円というのは・・・・
最初は、調整とか保証とか考えたらお店で買った方が良いかなと思ってたんだけど。
これじゃあねぇ。初心者だとしてもお店で買うメリット無いよ。
もうちょっと何とかしてくれないと。
「この値段で調整まできっちりやったんじゃ利益が出ないよ」とか言うんだったらはじめからこんなの売らなきゃ良いのに。
これじゃあ実店舗の楽器屋に未来は無いよ。
これじゃあねぇ。初心者だとしてもお店で買うメリット無いよ。
もうちょっと何とかしてくれないと。
「この値段で調整まできっちりやったんじゃ利益が出ないよ」とか言うんだったらはじめからこんなの売らなきゃ良いのに。
これじゃあ実店舗の楽器屋に未来は無いよ。
まぁ、サドル削る労力はウクレレもフルサイズのアコギもあんまり変わらないもんね。
むずかしいよね。この価格じゃ。
むずかしいよね。この価格じゃ。
ある程度知識があって、自分で調整するガッツもある。
もしくは身近にそういう変態がいるという人は、もうAmazonで中華ウクレレ買った方が絶対良いね。
もしくは身近にそういう変態がいるという人は、もうAmazonで中華ウクレレ買った方が絶対良いね。
初心者がお店で買う場合は、アフターサービスが無料でついているかどうかをまず確かめる。
買ったらすぐにウクレレ経験者に見てもらって、お店で調整してもらう。
買ったらすぐにウクレレ経験者に見てもらって、お店で調整してもらう。
これを徹底しないといけませんね。
放っておくと、中国から送られてきたものを無調整でそのまま売りつけられる可能性が高いようです。低価格ウクレレは。
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