12月12日 ATのブースト。 [回路図・レイアウト]
先日、粒の細かいモダンなディストーションが欲しいなと、ふと思いついて、なんとなく調べていました。
自分の好みに合いそうで評判が良いのは、Shur の Riot と JHS の Angry Charlie のふたつ。
で、もうちょっと詳しく見てみると、どちらも MI Audio の Crunch Box Distortion を元にしたペダルのようです。
で、もうちょっと詳しく見てみると、どちらも MI Audio の Crunch Box Distortion を元にしたペダルのようです。
クランチボックスは以前一度作ったことがあります。
音は良かったのですが、Tone が使いにくかったのでなんとなく使わないでいて、ケースが足りなかった時に分解して再利用してしまいました。
その時のリベンジというわけではないけれども、これは是非とも作ってみたくなりました。
音は良かったのですが、Tone が使いにくかったのでなんとなく使わないでいて、ケースが足りなかった時に分解して再利用してしまいました。
その時のリベンジというわけではないけれども、これは是非とも作ってみたくなりました。
Riot の方は、だいぶ前にすでにレイアウトも作って公開してます。
なので今回は JHS の方をより詳しく調べました。
なので今回は JHS の方をより詳しく調べました。
アングリー・チャーリーは、いくつかバージョンがあったり、派生モデルがあったりします。
かいつまんで言うと、こんな感じに
かいつまんで言うと、こんな感じに
まず、元になったクランチボックスがあります。
これにもいくつかバージョンがあって、使いにくかったトーンに改良が加えられたりしていますね。
で、ざっくり言うと、その後段にアウトプット・バッファを付けてクリップを切り替え式にしたのがサーのライオット。
クランチボックスをほぼそのままの回路で作ったのがアングリー・チャーリーです。
で、トーン回路をさらに扱いやすく3EQに改良したのがV3と呼ばれる現行モデルです。
一方、そのアングリーチャーリーを気に入ったアンディ・ティモンズが JHS と意気投合してシグネチャー・モデルを出しました。
定数変更などがあったかどうかは定かではありませんが、大きな変更はクリップ切り替えスイッチをつけたことですね。
オリジナルと同じ LED のクリップと、BAT41 というショットキーバリア・ダイオードを使ったクリップ、それにクリップ無しの3モードです。
アンディは主にクリップ無しのモードを好んで使っているみたいですね。
BAT41 のクリップは珍しいので興味がありますがね、あまり使うことは無いでしょうね。
BAT41 のクリップは珍しいので興味がありますがね、あまり使うことは無いでしょうね。
で、さらに気を良くしたアンディが追加リクエストしてできたのが AT+です。
前段にブーストを追加してフットスイッチで ON・OFF できるようになっています。
この中で自分が気になるのはV3とノーマルの AT モデルですね。
クランチボックスで使いにくかったトーンが 3EQ になってるのが良さげです。
アンディモデルはスイッチ切り替えがやはり気になります。
クランチボックスで使いにくかったトーンが 3EQ になってるのが良さげです。
アンディモデルはスイッチ切り替えがやはり気になります。
アンディ・ティモンズの音は自分も大好きなので、本人が使っているダンブル・モードはやはり欲しいところです。
インプット・ブーストの方は、個人的にはいろいろなブースターを試して遊べる方が楽しいので、固定しないで別途ブースターを繋ぐ方が好みですね。
MXR サイズのペダルにフットスイッチ2つ並べると踏むの大変だし。省スペースにはなるけど。
MXR サイズのペダルにフットスイッチ2つ並べると踏むの大変だし。省スペースにはなるけど。
で、そのブースターですが、JHS オリジナルの mini Bomb Booster を繋いでいるのかな?と思っていましたが違って、BS170 を使った Super Hard On に近い回路のブースターを入れているみたいです。
これ、SHO とは微妙に違っているので気になるところです。
これ、SHO とは微妙に違っているので気になるところです。
・・・ということで、前置きがかなり長くなりましたが、今回はこのブースター回路に関するお話です。
SHO と AT Booster(と仮に呼ぶ)の一番大きな違いはブースト POT の位置ですね。
SHO は、FET の増幅量を変える位置にボリューム・ポットが入っています。
一方 ATB の POT は、回路のド頭にあって入力信号を増減させる(厳密には減らすだけ)動きをします。
一方 ATB の POT は、回路のド頭にあって入力信号を増減させる(厳密には減らすだけ)動きをします。
まだ実際に作って比べているわけではないので、何とな~くの妄想ですが、増幅量を変化させるよりも入力量を調整するやり方の方がノイズは少ないような気がします。
あくまでも自分の想像ですよ。ギターの信号をバッファもかまさず直接 POT に送るので逆にこっちの方がノイズが増える可能性もあります。
あくまでも自分の想像ですよ。ギターの信号をバッファもかまさず直接 POT に送るので逆にこっちの方がノイズが増える可能性もあります。
どちらにせよ、スーパーハードオンの音はすごく好きなので、自分的に作ってみる価値はありそうです。
回路もシンプルなので、レイアウトもすぐ作れそうだな、SHO のレイアウトも有るし
・・・なんて思いながらSHO のレイアウトを弄っていたらできちゃいました。
回路もシンプルなので、レイアウトもすぐ作れそうだな、SHO のレイアウトも有るし
・・・なんて思いながらSHO のレイアウトを弄っていたらできちゃいました。
いつものように、↑のバナーのリンク先のレイアウト・アーカイブページにある同じバナーをクリックすると、レイアウトの PDF にリンクします。
いつものように、回りくどくてお手数をおかけします。
いつものように、回りくどくてお手数をおかけします。
PDF 1ページ目に ATBoost、2ページ目はこれに合わせて修正した SHO のレイアウトものせておきます。
どちらも、基板直付け POT にそのまま取り付けられうようにしました。
というか、ほぼ同じ形ですね。
というか、ほぼ同じ形ですね。
電解コンまわりの配線がやりにくい場合は、その下の 100k の抵抗を立てるなどして調整すると良いでしょう。
パーツも少ないので初心者が作るのにも向いていますね。
さて今回、ついでに JHS のミニボム・ブースターについても調べました。ついでにレイアウトも作りました。
次回はそちらに関する記事になります。おたのしみに。
次回はそちらに関する記事になります。おたのしみに。
2020-12-12 11:34
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