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ペンタで多用ジョイント・テクニック [ペンタトニック・スクール]

さて、前回の予告通り Eat The Rich ソロ終盤のジョイントについて。早速前回と同じビデオを。


この曲のソロ終盤では、ジョイントを使用したフレーズが連発します。

この「ジョイント」というテクニック、もともとは「隣り合う弦の同じフレットをひとつの指でまとめて押さえてしまえば効率的じゃね?」という考え方からスタートしています。

ジョー・ペリーの場合、というかペンタトニックを多用する人は皆、ジョイントも多用します。

ポジション図_Em.jpg

上のジョーが良く使うポジション図を見てもらえば分かるように、隣り合わせの音がずらっと並んでいるので、必然的にジョイントを使う場面が多くなります。

さて、そのジョイントのやり方ですが、ビデオの2:20くらいのところで、ゆっくり・分かりやすく大げさに弾いています。

低音弦側を指の先の方でおさえて、高音側を指の腹の方でおさえます。

各音を出す時に、指の第一関節を「クキッ」と折り曲げて、音を出していない方の弦から指をほんの少し離すのがポイント。

ただし、完全に離さずにほんの少しだけ弦に触れた状態をキープしてミュートするのがコツ。

ビデオではかなり大げさにやっているので「こんなにキモイ曲がり方できないよ」と思うかもしれませんが、実際はもっと小さい動きでやっているので気にしなくて大丈夫です。

前後のジョイント演奏部分を見ると、ほとんど動いていないくらいに感じます。これくらいの最小限の動きでオーケー。

さらに言えば、弾いてるうちにもっと気持ち悪い曲げ方ができるようになるので心配しなくて大丈夫。

弾く人によって少しずつやり方が違ったり指を曲げるポイントが異なる場合もありますが、基本の考え方は同じです。
出す音が出せて、ミュートすべき弦がミュート出来てればオーケー。

偉そうに言ってるけど俺もまだ完璧とは言い難い状態。
どうしてもミュートがおろそかになって前の音の響きが残っちゃったり、腹でおさえる方がきっちりできなくてショボい音になっちゃったりと散々です。

この辺はエレキギターの生音だとなかなか確認しにくいので、ジョイントの練習はアンプから音を出してやった方が良いでしょう。

1弦12フレットE音を起点にしたポジションで弾くこのフレーズのタブ譜はこんな感じ。

ersolo8.jpg

ersolo9.jpg

で、このソロ終盤では、1弦ー2弦ー1弦ー3弦とジョイントする箇所が出て来ます。
(上のタブ譜20小節3拍~21小節1拍、動画2:20秒でお手本にした所)
言うまでもなくこの曲の最難関ポイントですね。

1-2-1弦と普通のジョイントで弾いた後、2弦をおさえていた指先を「スッ」と3弦まで伸ばしておさえます。

スキッピングのピッキングも同時にやるので、頭が混乱しがちです。

指が長い人だと1~3弦まで一気にジョイントする人もいますが、超指が短い自分にはどうやってもできない、
いわゆる「セーハ」の状態になっちゃうので「移動ジョイント」でしのいでいます。

さて、このジョイントから派生というか応用編というか、厳密に言うとジョイントとは違うんだけどとにかく、ジョーペリーは「異弦同フレットからプリングへと繋ぐ連打プレイ」も多用します。
これもまた次回以降に紹介出来たらいいいなと思っています。


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