5月14日 見た目とノイズ。 [Big Muff 風]
↑ モフの組み込みが終わったので、トランジスタをいくつか試してみました。
まずは、旧モフの音。 いつものように Line6 のアンプシミュで。
リアP.U.をダンカンにして大幅にパワーアップした練習用ギターで。
モフは基本的にリア専用なので、今回はその音の良さがはっきりと分かりました。
ツマミのセッティングは、ボリューム1時、トーン12時半、サステイン3時とオーソドックスに。
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↑ キン・クリ “風”で。
ピックアップが良くなったので、このままで十分に良い音です。
以前よりノイズが圧倒的に減りました。
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↑ で、これが2号機の音。
今回、1μの電解コンを全てタンタルにして、電源ラインに Slap さんからいただいた100μの電解コンを追加しました。あ、あと、ユニバーサル基板で作ってます。
音の方は少~し抜けが良くなった気がします。
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↑ トランジスタを 2SC1815 GR にしました。
2N5088 よりも hFE が小さい分、ほ~んの少しだけ暴れ方がおとなしくなった気がしますが、音質的にはほとんど変わりません。ちょっとディストーションっぽくなった気もします。
国産トランジスタという先入観からか、ノイズが若干減ったような気もします。
1815 の Y ランクも試しましたが、ほとんど同じでした。
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↑ で、最後。大好きな BC109 を試しました。
hFE が高いので、やっぱり暴れる感じも良いのですが、ノイズが酷すぎる。
最初の部分、弦ミュートをしているにもかかわらずこのノイズ量です。
ちょっと実用的には難しいです。
という感じです。ほとんど変わりが無く、「気のせい」というレベルに近いですが、
自分的には2号機の方が断然良い気がします。
トランジスタもほとんど変わりがないですが、若干暴れ気味な 2N5088 と
扱い易い(気がする) 2SC1815 のどちらにするかで迷うところです。
どっちにしするかは、2~3日置いて冷静になってからまた決めたいと思います。
5月12日 シール、失敗、シール。 [Big Muff 風]
昨日磨き作業が終わったので、シールを印刷しました。
慣れもあったせいでしょう。あわてて作ったらUV保護フィルムを貼るときに失敗してしまいました。
DD-1 だけは何とかこのまま使えそうですが、残りの2台は再起不能です。。
↑ 仕方なく、もう一度プリント。
生き残った DD-1 の代わりに、これまたいつ作るとも知れぬ Fuxx Factory を。
妄想ばかりしているので、完成済みのレイアウトやシールデザインはまだまだあります。
で、今度はうまくいったと、思いきや、、、
↑ (こんど作るんじゃないかな、と思っている 90 Phaser のパネル)
携帯の写真じゃ分かりにくいですが、フィルムの間に犬の毛が挟まってしまいました。。。
この時期は、どれだけ掃除していても、どこからか紛れ込んできます。。。
デザインも何だかジーンズ量販店のみたいになっちゃったし、これも作り直しかな。。
で、こうなったらもうヤケですよ。晩飯もまだなのですが、そのまま作業続行。
↑ 一気に貼り付け。今度は慎重に。
なんとか気泡も入らずに出来ました。良かった。
さぁ、メシ喰ってこよ。 いや、もうやめといた方が。。。。。。
5月10日 磨き作業。 [Big Muff 風]
今週末はあまり作業進まず。
だいぶ前に Big Moff の新しい基板を作ったので、古いのと入れ替える前にケースを磨きました。
↑ たまたま320番のヤスリが転がっていたので、そこからやってみました。
いつもは400番からかけているのですが、それよりも少しだけ綺麗にできた気がします。
なるほど、200番ぐらいから始めても良いのかもしれません。
↑ 側面は結構気合入れて磨くのですが、てっぺんはシールを貼って見えなくなるので結構てきとうに終わらせちゃってます。
↑ もうちょっと分かりやすい写真を。
間に食事もはさみつつ、2時間ほどの作業。
安いケースは、もともとのアルミの密度が低い(この言い方あってるのか?)ので、磨いても磨いてもカスカスの凸凹が出てきてしまいます。
まぁさんぐらい丁寧にやるとそれもなくなるのかもしれません。
自分の中では、手作業ではこれが限界。
さて、シールを印刷しなくては。
↑ それから、ワウの基板に抵抗だけ並べました。
今回は、メインの信号ラインにだけタクマンのメタルフィルムを使ってみました。
これだけでは音はあまり変わらないと思いますが、なんとなく。
今日のところはここまで。
このところ進みが遅いですね。もう少しちゃっちゃか進めたいところです。
4月24日 週末にむけて。 [Big Muff 風]
5月26日 完成。 [Big Muff 風]
気がついたら2時間ぐらい経っていました。
さあ、完成させてしまいましょう。
あらかじめ作っておいたシールを切って空気が入らないように気をつけながらケースに貼ります。
しかし、いくら気をつけても毎回必ず小さな気泡ができてしまいます。
ここは、多少のことには目を瞑る気持ちが必要です。
シールを貼ったら、LEDとLEDホルダーをグルーガンで固定して、全てのナットを締めてパーツを固定します。
基盤の裏に絶縁のプラスチック板を貼ってボリュームポットの裏に両面テープで貼り付けます。
最後に配線をまとめてます。
かなりキツキツに作ったので、うまく部品がまとまらず、ケースに収めるのに意外と時間がかかりました。
蓋の裏にも絶縁のプラ板をつけて閉めます。
表に返してボリュームのノブを付ければ完成です。
かなり小さくなったのではないでしょうか。
使い勝手も良いし、非常に満足しています。
音の方はこれまた原器を持っていないので比較は出来ませんが、自分の耳で聞いた感じではかなり良いです。
若干歪み過ぎの気もしますが、本物も過激な歪みが売りなのでこんなもんなのでしょうか。
あと、コレは俺のギターのせいもあるんだけど、フロントP.U.で弾くとローの音が結構ブーミーになります。
今のところもっぱらリアで弾いています。
またもや手前味噌ですが、かなり良い! 今回も大成功。
なかなかこんなにうまくいくことはそうありませんが、ここしばらくはミスなしで調子よく出来ています。
そろそろ俺の自作テクが上昇してきたのでしょうか。
次あたりでしっぺ返しがきそうだな。
5月26日 配線。 [Big Muff 風]
そうしたら一気に配線。
まずは基盤に線材をブスブスと挿してハンダ。
ケース側でも、先に付けておいた方が良さそうな線はハンダしておきます。
主にINPUTと電源周りです。
これはDCジャックが内側から固定するものなので、先に固定してからでないと配線できないためで、他の部品を置いてからだと、非常にハンダ付けしにくくなってしまいます。
また、レイアウトの都合上、INPUTのジャックはハンダ部分が下になってしまうので、ハンダできません。
なので、先にハンダ付けしてから回転させて固定します。
それから、ボリュームポットを基盤から伸びている線にハンダ。
作業に熱中するあまり途中の写真を忘れました。
ちょっとはしょりますが、全ての配線を終えた写真。
電池で見えなくなってしまっていますが、フットスイッチの部分が一番複雑でやっかいです。
かなり密集しているので、よくとなりの線にハンダが触れて解けてしまいます。
今回も少しやってしまいました。
そして試聴!
毎回ですが、この瞬間が一番緊張します。
まずはアンプ、エフェクターともに音量を0にします。
そしてエフェクターはOFFにしたままギターの音を出してみます。
アンプのボリュームを少し上げて、音がちゃんと出ていればここまでは成功。
そうしたら次はいよいよエフェクターをONに!
徐々にエフェクターのボリュームを上げていくと、、、
出ました!!
かなり歪んでいます!!
うれしい!!
これも毎回ですが、この瞬間が一番嬉しいです。
ニヤケ顔がおさまりません。
通電の慣らしと、耐久のテストを兼ねてしばらく弾きます。
すごい歪んでる。というか歪み過ぎなぐらい。
でも楽しい! コード弾きには厳しいけど。
5月25日 ケースの加工。 [Big Muff 風]
次はケースの穴開け。
手書きのレイアウト図を見ながらケースに目印を書きます。
穴あけ後に消しゴムかけをするので、ケースに直接シャーペンで書きます。
ケースにキズが付くこともありません。
できた目印に合わせてセンターポンチを打ちます。
これは電気ドリルの刃が動かないようにするためです。
いきなり大きな刃を使っても穴は開きません。
小さな刃から1mmぐらいずつ徐々に大きな刃に替えていきます。
一番最初の穴をあける時、ドリルの刃が斜めになったりしないように真っ直ぐ持っていなければ行けません。そうしないと穴の位置が微妙にずれてしまいます。
またドリルの刃によっても多少のズレは出るようです。
俺の使っているドリルは、毎回必ずほんの少し左にズレます。
↑穴を開けたり削ったりしている時は、非常に細かい屑がたくさんでます。
飛び散ったりしないように、チラシを箱型にして敷いています。
↑ドリルでの穴あけが完了した写真。
ドリルの刃は6mmまでなので、それより大きな穴をあける場合は別の道具を使います。
ある程度までドリルで穴をあけたら、次はリーマーという道具を使って穴を拡げます。
穴の内側からグリグリと回して削っていきます。
モノによっては、微妙に誤差があったりするので、実際に部品をあてて確認しながら穴をあけていきます。
最後にヤスリであけ口をなめらかにして、穴あけ完了です。
できた穴に部品を通して一度全ての部品を配置してみます。
かなりギリギリですが、きちんと収まっています。
あのデカいエフェクターがこのサイズになるんだと思うとワクワクしてきます。
高さのある電解コンデンサ(金色のパーツ)は、このままだと蓋に接触してしまう可能性があるので、横に倒して曲げるなどしなければいけません。
5月24日 デジカメがない。 [Big Muff 風]
家族がデジカメを持っていってしまったので、ここからは携帯の写真です。
マイラーコンデンサと、電解コンデンサのハンダ付けは撮れませんでした。
この2つは背が高いので後回しになります。
そして最後は熱に弱いトランジスタの取り付けです。
取り付けの前に、テスターで数値を測ります。
出来るだけ数値の近いものを使った方が良いようなので。
↑写真では分かり難いですが、左下の黒い部分にブッ挿して測っています。
443~445が5つ、これはO.K.。
449もまぁ良いかな。
ただ、1つだけ455ってのがある。
うーん、どうしようかな。
7つのうち今回使うのは4つ。残りはパルサーの方に使います。
同じメーカーだからか、今回はたまたま2機種とも同じトランジスタを使っているようです。
しっかりマッチングしたトランジスタを、どちらの方に使うかで迷いました。
443と444のマッチングしたのを使えばちょうど4つです。
しかし、歪み系よりも、トレモロのような揺れ系の方がマッチングの効果は高そうなので、これはパルサーの方に使うことにしました。
使ったのは444~455の値。
それでも誤差±3%の範囲なので、良いとしましょう。
そしてハンダ付け。
トランジスタのように熱に弱い部品は、アルミで出来た洗濯ばさみみたいなヤツでパーツの足の根元をつまんで、ハンダの熱を逃がしながらハンダ付けします。
写真では飛ばしてしまいましたが、電解コンデンサを付けるときにも一応使いました。
これでパーツのハンダ付けは終了です。
5月23日 Big Muff 作成開始。 [Big Muff 風]
そろそろ次の機械を作り始めよう。
遂に、遂に、遂にエレハモを作る。
憧れのエレクトロハーモニックス。まさかこの手で作る日がこようとは。
パルサー(トレモロ)とビッグ“モフ”のどちらを作ろうか迷ったが、ビッグ“モフ”を作ることにした。
パルサーは作った人の感想を見ると、いま一つ問題がある人が多かったから。
作るのが一番大変な基盤はもう出来ているので、作り始めたら速い。
まずはパーツのハンダ付け。
最初に付けるのは、熱に強くて背も低い抵抗から。
↑こちらは裏から見たところ。
今回はさすがに抵抗の量も多い。針金だらけになっている。
↑そして、比較的熱に強く、背も低めのセラミックコンデンサを付ける。
ダイオードは今回はソケットは使わず基盤に直接ハンダ付け。 指定通りのものを使った。
中央と右下にそれぞれ2本のダイオードが互い違いに配置されています。
この部分で波形の山の部分をカットして、音の歪みを作るそうです。
この機械ではさらにトランジスタも使っています。
詳しくは分かりませんが、トランジスタは音を増幅するそうです。
トランジスタラジオとか、トランジスタアンプとか、聞いたことがあるかもしれません。
実際にはこんなに単純なことでは無いとは思いますが、
一度音を増幅させて、頭をカットする。
それを2段にわたって行っている。こんなイメージでしょうか。
完全に素人考えなので、当っているかどうかは分かりません。
ただ、こんなことをぼんやり考えながら作ると、より楽しくなります。