4月17日 四千円の笑顔。 [ギターの話]
今まで練習用にしていた Gibson Les Paul Gothic を手放したので、
代わりになる練習用のギターをオークションでゲットした。
↑ゲットしたのはこれ。予想していたよりも全然良いギターだった。
キズ等も少なめで、状態的にも満足できるものだ。
しかも本当に良い出品者さんで、わざわざ自宅の最寄駅まで持ってきてくれました。
送料もかからなかったので、これで4千円程度ならかなりお手ごろ価格だったのでは?
↑メーカーは "Flavor" 聞いたことはないが外観上は結構良い感じだ。
ネックの接合は、
↑さらにオマケで小さめのアンプとギタースタンドも付けてもらえた。
これもいつか何かに使うかもしれない。
↑チェックで音を出してみた。ピックアップ等に異常は無し。
ただし、ジャック部分に接触不良があるようで、プラグの挿し方によっては大きなノイズが発生する。
プラグをいじくるとノイズが出たり治まったりするので、ちょっとしたことで直りそうだ。これも問題ない。
↑早速ですが、ボディに貼られたステッカーを剥がしていこうと思います。
魂蝿も、恐怖工場も、嫌いじゃない。むしろ好きな方だけど、やっぱりバンドのステッカーをギターに貼るのは趣味ではないので、剥がすことにしました。
どう剥がせば良いかわからなかったので、ネットで調べてみると、「ドライヤーでステッカーののりを暖めながら剥がすと、簡単にはがれる」そうです。
なるほど、それは良い。
さっそくやってみよう。
↑仕方が無いので自力で剥がします。
力を入れすぎて、爪でボディを傷つけないように気をつけながら、ある程度シールを剥がします。
あとは、消しゴムをかけて、ガムテープでのりをとって、の繰り返し。
消しゴムってのはエフェクターのアルミケースを綺麗にするときにも良く使います。
最近では“文字を消す”なんて行為はほとんどしなくなったけど、消しゴムの消費量は半端無い。
ちなみにこの剥がす方法、ラッカー塗装のときはどうなるかわかりません(ドライヤーも)
注意してください。
↑15分くらいかけてようやく綺麗になった。
ある程度の日焼けは覚悟していたが、やはり少し変色している。
まぁ、予想よりは全然ましでした。これくらいならば2~3年もすれば目立たなくなるだろう。
次は、電気関係を見ていきましょう。
↑まずは、P.U.セレクター。
うん、あんまり良いスイッチを使ってないようです。配線材もいまひとつ。
↑ポットのほうの蓋を開けてみると、線が一本飛び出してきた。何だこれ?
あと思ったのは「ポット小っちぇ」
↑それにしても、この線なんなんだろう? 見てみると半田を付けた形跡も無い。
メーカーのつけ忘れだろうか? だとしたら元の持ち主はひどい不良品を売りつけられたものだ。
ひょっとして、ジャックの接触不良の原因はこれか?
↑そう思ってジャックを開けてみる。 第一印象は「うわっ、ちゃっちぃ」
これはひどい。ここだけは絶対に交換が必要だ。
しかし配線は稚拙ながらも一応はつながっているようだ。
ジャックの接触不良は純粋にパーツの問題のようだ。
だとしたらあの線の正体は?
↑と、ふと横においておいた蓋をみてみると、裏面にアルミのようなものが貼ってある。
おそらくこれはアースの導電用だろう。
そして謎の線を見てみると、どうやらグランドとつながっているようだ。
つまり、ギターのグラウンドを蓋裏に触れさせてノイズ対策をしているのではないだろうか。
それにしても、せめてテープで留めるなり何なりしておかないと。
自分が蓋を開けたときは完全に宙ぶらりんになっていたぞ。
ノイズの原因はこれかもしれないな。
それにしても、電気系統は酷いな。
ボディの方はそこそこ良くできているのだから、逆にもったいないな。
ここにあと数百円かけるだけで遥かに良いものになると思うのだが。。。
↑ここは開ける必要はなかったんだけど、ボディの作りを見てみたかったので。
フロントP.U.のザグリ。
一応、トップに1枚。バックに一枚の2層構造のようです。
安いギターは、たまにベニヤみたいな合板の重層構造の時があるので。
そうでなかったので、ちょっとホッとしました。
落札した値段でいえば、大満足の作りです。
電気系がちょっとくらいショボくても、ポットが小っちゃくても、全く問題なしです。
↑最後に、ボディとネックを丁寧に磨いて終了。
当たり前ですが、ギターは磨けば光ります。見た目的には、かなり良い感じになりました。
ステッカーの日焼け跡も、少し目立たなくなりました。
さて、予想以上に良いギターが手に入った興奮でかなりの長文になってしまいました。
本日はここまで。
あしたはピカールを買ってきます。
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