3月3日 地獄→天国→地獄・・・ [Small Clone 風]
外は雪です。今年になって初めてまともに降った雪です。
あまりに寒いので窓を閉めたまま作業していたら具合が悪くなってしまいました。
さあ、不安一杯でスタートしたスモーリクローンの続きです。
↑ まずは POT の取り付けと、基板の合体です。
2つの基板は、こんな風に、単線で繋ぎました。
写真では開いていますがケースにしまうときは、ここがパックリと閉じます。
↑ 反対側から見るとこんな感じです。
きっちり固定される方が良いかなと思い単線にしましたが、メンテナンス性を考えるのであれば撚り線の方が良いかもしれません。
どちらが良いとも言えません。お好みでやってしまって良いと思います。
↑ 基板が出来上がったので、ケースに組み込む前にテストしてみました。
音が出ません。
絶望です。
この数ヶ月間の作業が全て水泡と化した瞬間です。
とにかく音が全然出ません。
もういちど、基板のチェックやパーツの配置を見直したが全く問題なし。
回路図にまで立ち返ってレイアウトと付き合わせてみるも全く問題なし。
打つ手なしです。
やっぱり2段組みにしたのがよくなかったのでしょうか。。
祈る気持ちで、微妙な部分にハンダこてを当てなおしてみましたが、やっぱりだめでした。。
やけくそになってポットをひねり回したり、スイッチを凄い勢いで ON/OFF/ON/OFF しましたがなんの反応もせず。遠~~くの方で小~さく原音だけが鳴っています。
半狂乱のままトリマをめちゃくちゃに回していたら音が鳴りました。
どうやら、トリマの効く範囲がかなり狭く(全体の20%くらい)、しかもピンポイント以外では音が出なくなってしまうようです。知りませんでした。
あやうく怒りにまかせて基板を壁に投げつけて全てを台無しにしてしまうところでした。
なにごとも冷静に運ばなければいけない。ということですね。
↑ 音が出たので、気を取り直してケースに組み込み。 ここでまたテスト。
また問題発生。
今度は、コーラスはちゃんと掛かっているのだが、出音がやたらと小さい。
体感でバイパス音の半分以下しか出ていない。
「なんだ、またトリマか?」なんて軽い気持ちでトリマを回すが全く変わらず。。
先ほどの反省から、冷静に対処するのかと思いきや、またしても激昂。
意味も無くやたらと振り回したり、ジャックからプラグを抜いたり挿したり抜いたり挿したり抜いたり挿したり抜いたり挿したりしたけれども何の反応もなし。
一度うまくいっただけに原因が分からず余計に腹立たしい。
トランジスタをいろいろと差し替えてみるも、進展なし。
やってるうちに電池が外れてしまった。
「あれ?それでも原音が出てるぞ??」
どうもおかしい。
どっかでブリッジしてるか、グランドがどっかで切れててその分が出力に回ってきてるのかも。
試しに、電源ラインの電圧を測ってみる。
9Vの方は問題なく出ている。
バイアスの方は、、、ありゃ、こっちも9V出てる。何だコリャ?
で、電源まわりのハンダを見てみる。問題はなさそうだが、念のため再ハンダ。
それからグラウンドまわりも見てみる。
ありました。グランド部分で2つの基板を繋ぐ単線がグラグラになってました。。。
先ほど大暴れしたせいで外れちゃったみたいです。。
見れば、output に繋がる撚り線も切れかかってました。。。
2つの線を直すと、スピーカーからは綺麗なコーラス音がついに出ました。
苦労した分、喜びも倍増です。ニヤニヤが止まりません。
でも、よくよく考えたらただ単に自滅していただけですね。。。
う~ん、今回は久しぶりにはまってしまいました。。。自爆ですが。
本日2度目の教訓 “何事も冷静に”
そういうことです。。。 今日は疲れました。
明日は問題なく完成となれば良いなぁ。
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