7月23日 なつやすみ特別企画。 [Ampig Scrambler]
世のみなさまはそろそろ夏休みという頃合いなのではないでしょうか?
せっかくなのでね、夏休みの間に簡単に作れるエフェクターを紹介しましょう。
2~3日もあれば作れちゃうと思います。
Ampeg の Scrambler っているファズ系統のペダルです。
Ampeg って言うと、ベースアンプメーカーのイメージですけど、そのイメージとはかけ離れた過激なファズサウンドが売りです。
参考にしたのは、TONEPADと“誰でも本”の2つ。
さっそくレイアウトを見て行きましょう。
↓ 下のアイコンのリンク先のアーカイブページで同じアイコンをクリックするとPDFにリンクします。基板サイズはミニケースにも収まる13×13にしました。
その代わり、省略した部分もあります。
嫌いなジャンパ線が一つありますが、電源ラインなのでご勘弁を。
嫌いな立て置きの抵抗がありますが、グランドに落とすラインなのでご容赦を。
(レイアウト上で足の色が赤くなっているのが立てて置く抵抗です。)
一般的に出回っている回路図では、 ダイオードが5本書かれていますが、実際の機械には2本しか使われていません。
頑張ればこのレイアウトにも追加できますが、できるだけ簡略化したかったの省きました。
それから、トンパのレイアウトでは、トランジスタの足がEBCでもECBでも使えるようになっていましたが、これもスペースの関係上どちらか片方しか使えないようになっています。
MPSA13などの海外製トランジスタを使う場合は、足配置がEBCとなっています。
一方、より入手のしやすい国産トランジスタを使う場合は足配置がECBとなります。
PDFの2ページ目がECBの配置に適したレイアウトになっています。
こちらの方では立てた抵抗が1本だけになっていますので、少しだけ作りやすいかもしれません。
100μの電解コンのスペースが厳しいかもしれません。
どちらにせよ、普通サイズの100μを立てて使うと、ミニケースでは蓋が閉まらなくなってしまうと思います。
なので、背の低い物や小型のもの、もしくは足を長めに残して倒して使う、など、適当に調整してください。
あとは、右下に赤い文字で書いてある2Mの抵抗はスイッチ時のノイズ除けのおまじないです。
直後にコンデンサをはさんで1Mの抵抗がグランドに落ちているので、これは必要ないかもしれません。
フットスイッチの方に直接つけてしまっても良いでしょう。
それから元の回路だと、電源ラインにも、Vbのラインにもノイズ除けのコンデンサがありません。
せめて9vの電源ラインには電解コンのひとつも置いておきたいところです。
このレイアウト上でも、がんばれば小型電解コンくらいは乗せれると思います。
でもまぁ、今回はDCジャックの方に100μを直付けする荒業を見せたいと思います。
と、ざっとした説明はそんなところでしょうか?
ああ、そうそう、このペダルには“ボリューム” が付いてないんですよね。
昔の設計だけあって、すごく使いにくい。
最終段にブースター的なボリュームを付けても良いかもしれません。
ま、スペースの都合上今回はやりませんが。
Q2のトランジスタの増幅量を変えれば、多少の音量変化は調節できるような気もしますがどうでしょうか?
まぁ、その辺も試してみたいと思います。
パーツ的には、今自分の手元にあるものだけでも作ることはできそうです。
一丁久々にやってみたいですね。
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