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2015-11-07

負けた。

今日は完敗だった。
何もできなかった。

今日の試合はマリノスがどうこうと言うより、アントラーズを褒めるべきだろう。
それくらい今日の鹿島は強かった。

開始早々に1点目をとられてしまった。
この時点でもう勝負有り。
今の鹿島から逆転するのはとてつもなく難しい。

1点目もね、しょうがない部分はあった。
マリノスがどうこうと言うよりも、カイオを褒めるべきだろう。

中盤でボールを奪われて、一気に来た。
そのため人数が足りずに、ある程度外を捨てて中をケアする必要があった。

加えて、カイオはあの時点ではゴールから距離のある所にいた。

普通、Jリーグの選手なら、あそこでボールを受けても、一度トラップして確実な体勢にしてからシュートを狙うか、
もうちょっとゴールに近づくまでドリブルをしてから打つ。
サイドを守っていた小林も「トラップしてから寄せれば間に合う」と考えていただろう。

しかし、カイオはあの距離からダイレクトで打った。
それも完璧なコースで。

日本人であのシュートを打つ人はいないよ。
打てる技術はあるかもしれないけど、本番では打たない。

2点目もね、ボールを奪ったところから一瞬のスキをついてシュート。
これも距離のあるところから、サイドネットを突き刺すシュート。

もうね、なんども、なんども言うけどね、シュートはコースとタイミングなの。
カイオの2点目も、シュートの威力は無かった。
けれども、「あっ」と思った瞬間のシュート。
そして完璧なコース。
これは防げない。

日本人はなかなかこんな風にスパッと思い切ったシュートを打たない。
打てる技術はあるかもしれないけれど、本番では打たない。
(学ぶの調子が良い時は、これくらい思い切りの良いシュートを打ってくれるんだが。)

もうね、カイオが日本人になるしかないよね。
高校から日本にいるんだから、そろそろね、日本国籍とれるんじゃないの?
オリンピックとか、間に合うんじゃないの?

アデミウソンとカイオ、同い年で、サンパウロのジュニアユースで一緒にプレーしてて今でも仲が良いみたいだから、ふたり一緒にさ、どうかな?
アデミは年代別のブラジル代表に選ばれたことがあるから無理か?

・・・話がそれてしまった。
今のアントラーズに、どうやれば勝てるのか分からない。
それくらい強かった。

まず、俊輔を徹底的にマークした。
そして、ゴール前でのフリーキック・コーナーキックを極力あたえないようにした。

こうなると、学ぶの個人技に頼るしかなくなってしまうのが今のマリノスの弱点。
1stステージや、2ndステージの序盤のような状態だよね。

加えて、レギュラークラスのボランチが2人ケガしてしまっていたのも痛い。
残った三門は、パスを出すタイプじゃないので、俊輔以外にパスを繋げる選手がいなくなってしまった。
アンドリューにそこまで期待するのは酷だった。
アンドリューは守備面でもちょっと??が残るところはあった。
ポジショニングがイマイチだった。
これは実戦感覚が遠のいているという要因もあるのだろう。

結果論だが、ファビオを本職のボランチに上げて、栗原をディフェンダーに使った方が守備は安定しただろう。

今のアントラーズに勝つには、どうすれば良いか?

まず、絶対に先制点をあたえてはいけない。
粘って、粘って、守って、守ってスキを突く。
(攻撃に回ったアントラーズは、意外と守備のスキが多くなる)

これしかない。

例えば、天皇杯で水戸がやったように、ひたすら守って、なんならPK勝負になっても良い

くらいの勢いでやれば、かなりの確率で勝ちが見えて来るんじゃないだろうか?
ベルマーレが勝った時も、観てないけどそういう戦い方だったんじゃないかな?

しかし、今日のマリノスは絶対に勝たなければいけなかった。
しかも、できるだけ多くの点をとって。

これがもし、マリノスが勝ち点に余裕がある状態だったり、
トーナメント戦のように「最悪引き分けでも良い」という状態だったら、結果は違っていただろう。

これが、1年間を通して戦うリーグ戦の醍醐味だろう。
1発勝負で決まるトーナメントとは戦い方・戦略が違うのだから。

そのリーグ戦一番の特徴が、わけのわからないプレーオフとかいうトーナメント戦をやることで薄れてしまう。

野球の視聴率が何故落ちたのかって?

そりゃそうだ。
1年間通して行われるリーグ戦が、クライマックスステージとやらの予選でしかなくなっちゃったんだから。

「普段の試合は別に観なくてもいいでしょ、CSだけ見れば」

ってなるよね。
そこから、「野球はまぁ、観なくてもいいや」

に心情が移行するのは簡単だ。
野球っていうスポーツを観る楽しみよりも、試合の結果の方が重要になってしまう。
結果、野球というスポーツを観る楽しみを忘れてしまう。

普段から観ていないと、ひとつひとつのプレーに一喜一憂する楽しみを忘れてしまう。
単純に結果だけ分かれば良いんだったら、プロ野球ニュースで見れば良い。

目先の放映権・視聴率に目がくらんで、長い目で見たら結局衰退してしまっている。

誰が悪いのかって?

そりゃぁ、こんなこと考えた広告代理店が悪いに決まってるでしょう。

あいつらは、今、自分たちが金を儲けることしか考えていない。
だから、日本のプロスポーツの将来なんてどうでも良い。

プレーオフで手っ取り早く盛り上げて、一時的に収入をアップさせる。
で、人気に陰りがでたら、切り捨てて次のスポーツへ。

こんな考えでしょう?

だから今、野球を切り捨ててサッカーに乗り換えようとしている。

サッカーがダメだったら、次はバスケットボールでしょ?
それじゃなきゃ、ラグビーか?

バレーボールはまぁ、もうアレだね。
アイドル使って代表戦だけ儲ければ良いって、広告代理店のやり方にやられちゃってるから、
Vリーグの方はお察しでしょ?

・・・また話がそれてしまった。

とにかく、我がマリノスのJリーグ戦は今度こそ本当に終戦。

1stステージや、2ndステージ序盤の惨状からすれば、ここまで本当に良く立て直してくれたと思う。
1年間楽しめた。

俺たちにはまだ、天皇杯がある。

とりあえず、もうリーグ戦の勝ち負けにこだわる必要はなくなったので、
「俺が観に行くと勝てない」という無意味な思い込みも無視して気軽に楽しむことができるようになった。
最終戦は何としても観に行きたいと思うが果たして・・・

俊輔10月の月間MVPおめでとう。そしてありがとう。
10月のチームの調子から言えば、誰がとっても文句なしの出来だった。
それくらい良いチームになっていた。
ここまでリーグが楽しめたお礼を言いたい。



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