10月1日 ウルトラミニ。 [DS-1 系]
時間内になにができるか?
あれこれチャレンジして遊ぶこともあります。
さてさて、前回ミニサイズのコンプのレイアウトを作ったわけですが、
いままで禁忌にしていた立てる抵抗やジャンパ線なんかをてんこ盛りにしたわけですよね。
でもって、抵抗立ててもオッケーなんだったら、これもうなんでもミニサイズにできるんじゃね?
なんてふと思ってね。
昔作ったレイアウトも、ミニサイズにできるのもありそうだな、なんて思いついたわけです。
ちょうど、ちょっと前に、ミニサイズのDS-1が作りたいなーなんて思っていたところだったので、ちょっとやってみることにしました。
で、できました。
いつものように、バナーにリンクしているレイアウト・アーカイブページから、同じロゴのバナーをクリックするとレイアウトのPDFを見ることができます。
毎度回りくどくてごめんください。
ここから先はレイアウトの説明です。
まず、ミニサイズ化にあたって、最終段のバッファーをオミットしました。
この時期のボスコンはだいたい同じアウトプットバッファが回路に入っていました。
まぁ、ノイズよけのおまじないというか、インピーダンスがインピーダンスするので、インピーダンスを調整するためにインピーダンス化していたので、インピーダンスのおまじない回路を入れていたんですね。
ま、とにかく、ここは取っ払っちゃっても問題無いっちゃあ問題無いんです。多分。
一番有名な例で言うと、MXRのザックワイルドのオーバードライブですね。
あれは、古くからザックが愛用していたSD-1のアプトプットバッファを取っ払っただけの回路です。
全然問題なく動きます。
さらにSD-1/TS系で言うと、TimmyとかEternityとかは、前段のインプットバッファまで省いちゃってますね。
それでも問題なく動いてます。
でもまぁ今回は、IC にちょっと良い奴を使ってみたいな、なんて考えています。
でもって、OPA2134とかMuseとか5532とか、ちょっと良いオペアンプは、入力インピーダンスがちょっと低かったりするんですよね。
4558とかTL072とか使うなら問題無いですが、ICをあれこれ試してみるのであれば、念のためインプットバッファは残しておいたほうがインピーダンス的にインピーダンスするので、インピーダンスなんじゃないかと思います。
あとは、DS-1というと、KeelyさんところのUltraMODですよね。
PDFの2ページめは、オリジナルの値です。
1ページめのは、キーリーさん的な値にしたものです。変えたところは赤文字になってます。
厳密には、サイズの関係でキーリーさんとは違うところもあります。
例えば、歪みの後からグランドに落ちる1μのコンデンサはフィルムコンデンサなのですが、サイズ的な理由と、ここはあんまりコンデンサの種類による音への影響は少ないだろうということで、電解コンデンサにしました。
あとは、ultraMOD系で言うと、グレーに塗ってある470pのコンデンサはシルバーマイカです。
真ん中左よりにある1μはフィルムコンデンサです。
でかいのでサイズ選びに注意です。
それから、クリッピングダイオードはスイッチで切り替えるようにしてあります。
ミニサイズだと、スイッチのサイズ選びも難しくなります。注意。
オリジナルはシリコンの対称です。
キーリーは、サトリアーニの方はLEDとシリコンの対称。
ヴァイの方は、LEDとLED+シリコンの対称です。
クリッピングダイオードは、オリジナルはオレンジのラインのVbに落としています。
これをグランドにに落としても行けます。
グランドに落とすと、ノイズが減ります。
歪み方が少し粗っぽくなって、ボリュームもちょっと上がります。
まぁ、ほんのちょっと変化ですが、変わることは変わります。
どちらに落とすかとか、ダイオードの組み合わせをどうするかで、音はかなり変わります。
あれこれ試してみると良いでしょう。
DSー1はもう何個も作って来ましたが、かなり好みの音です。
このくらいの歪みの具合が、パーツをあれこれ変えて音が変わる限度なんじゃないかなと思います。
これ以上強いひずみになるともはや高級パーツ使っても全部「すごい歪み」になるので、あんまし意味が無くなると思います。
ってことで、今まで何個かDS-1は作りましたが、デュアルオペアンプのヤツは作ったことが無かったので、是非とも作ってみたい逸品ですね。いつになるかは分かりませんが。
昔作ったレイアウトをミニ・ケース対応にしたものはまだまだあるので、しばらくは小出しにアップデートして行きます。
次回は、やっぱりBOSSコンつながりというか、アウトプットバッファ抜きはこちらが元祖ですね。
SD-1(TS系)をアップデート!
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