エフェクタ―を作ろう!!【その4】パーツのハンダ付け [エフェクタ―の作り方]
今回はいよいよハンダこてを使って基板を作ります。
ハンダ作業時には煙が発生します。
こんな時ですから、少しでも肺にかかる負担は無くしたいところです。
もし、不安を感じるようであれば、やらないでおいた方が良いでしょう。
あくまでも自宅でできる”楽しみ”です。無理をしてまでやる必要はありません。
こんな時ですから、少しでも肺にかかる負担は無くしたいところです。
もし、不安を感じるようであれば、やらないでおいた方が良いでしょう。
あくまでも自宅でできる”楽しみ”です。無理をしてまでやる必要はありません。
ハンダを使うときは、換気を行い煙を直接吸い込まないようにしましょう。
特に鉛入りのハンダは発がん性物質を含んでいます。換気扇を回したり、扇風機を逆向きにおいて屋外に煙を吸い出すなど工夫しましょう。
特に鉛入りのハンダは発がん性物質を含んでいます。換気扇を回したり、扇風機を逆向きにおいて屋外に煙を吸い出すなど工夫しましょう。
また、ハンダ付けのときに細かいハンダカスのような粒が出ます。
これらが皮膚や服に付着して、周りまわって人体内に入ったりしないよう、作業後は綺麗に掃除しましょう。
本来はエフェクターに使用する程度のハンダ量では人体への影響はほぼ無いと言っても良いのですが、念のため十分に気を付けましょう。
これらが皮膚や服に付着して、周りまわって人体内に入ったりしないよう、作業後は綺麗に掃除しましょう。
本来はエフェクターに使用する程度のハンダ量では人体への影響はほぼ無いと言っても良いのですが、念のため十分に気を付けましょう。
では、基板を作って行きましょう。
今回の作業の流れをビデオにしました。
下の説明文とともに参考にしてください。
下の説明文とともに参考にしてください。
説明書を手元に置いて作業しましょう。
↑こちらのレイアウトやアーカイブページからレイアウトのPDFを印刷して、設計図を見ながら作業しましょう。
タブレットがあればそれを見ながらでも良いでしょう。
タブレットがあればそれを見ながらでも良いでしょう。
パーツをはんだ付けする
抵抗はまとめて基板に差し込んで固定します。ある程度まとまった数の抵抗を基板に固定したら、ハンダで穴の周りの銅箔に付けて行きます。
1.銅箔とパターンを熱する
まず、ハンダを付ける面の銅箔とパターンにコテ先をあてて、十分に熱します。
こて先をつけたまま4秒間待ちます。
2.ハンダを溶かす
こて先と銅箔(またはパターン)の境い目をめがけてハンダ線を一瞬触れます。
ジュッとハンダが少し溶ければ十分です。
多く溶かしすぎると、パターンや銅箔からはみ出したり、隣のパターンとくっついてしまうので注意しましょう。
3.1秒待つ
ハンダが溶けてパターンと銅箔に馴染むまで1~2秒待ってからこて先を離します。
4.目で確認する
ハンダが綺麗にできているか目で確認しましょう。
ダマになっていたり、うまく溶けずに綺麗にハンダできていなかった場合は修正します。
ダマの部分をこて先でちょんちょん突っついたり、足りなければほんの少しだけハンダを追加で溶かすなどしましょう。
パターンが動いたり浮いてしまったりして銅箔に密着できないときは、クリップなどで固定します。
ソルダーアシストやラジペンなどでおさえつけながらハンダしても良いでしょう。
ソルダーアシストやラジペンなどでおさえつけながらハンダしても良いでしょう。
※ほかのパーツと繋がる箇所は、この時点ではまだハンダ付けしません。
間違えてくっつけてしまわないように注意しましょう。
間違えてくっつけてしまわないように注意しましょう。
他のパーツをハンダ付けする。
抵抗のハンダが終わったら、他のパーツもハンダしていきます。
まず、背が低くて熱に強い”ソケット”をハンダします。
続けて”コンデンサ”→”電解コンデンサ”の順でハンダします。
(今回はありませんがICやトランジスタなど熱に弱いパーツは最後にハンダします)
続けて”コンデンサ”→”電解コンデンサ”の順でハンダします。
(今回はありませんがICやトランジスタなど熱に弱いパーツは最後にハンダします)
コンデンサ以降はまとめずに一つずつ基板に挿して行きます。
※電解コンデンサは+とーの極性があります。
レイアウトに+方向が書いてあるので間違えないように注意しましょう。
レイアウトに+方向が書いてあるので間違えないように注意しましょう。
パターンを完成させる
パーツを全てはんだ付けしたら、残ったパターンを完成させましょう。
足の長さが足りなくて途中で切れていたところがあります。
余ってカットした足を継ぎ足してパターンを繋ぎます。
余ってカットした足を継ぎ足してパターンを繋ぎます。
継ぎ足す足は「コの字」型にして開いている穴に挿しこむと強度が増します。
面倒だったり開いている穴が無ければ直線のままでもかまいません。
パターンを確認する
基板が完成したら、一度間違いがないか確認しましょう。
1.基板表面を見て、パーツの差し間違いがないか、それぞれの値は合っているかを確認しましょう。
2.基板裏面を見て、パターンに間違いがないか確認します。
設計図PDFにある「基板転写用」パターン図と見比べると分かりやすくて確実です。
3.ハンダが浮いていないか、はみ出して隣のパターンに触れていないかなど確認します。
4.パーツやパターンに触れてみてグラグラしないか確認。
やたら動いたりパカパカしている場合、ハンダがうまくいっていない可能性があります。
やたら動いたりパカパカしている場合、ハンダがうまくいっていない可能性があります。
エラーがみつかったら、今のうちに直しておきましょう。
この後はパターンの修正がとても大変になります。
あとで間違いがないように、この時点でしっかりと確認しておきましょう。
あとで間違いがないように、この時点でしっかりと確認しておきましょう。
今回、全くミスなく完成してしまったので、間違ったときの修正のやり方を撮れませんでした。
修正編に関してはまた後日記事にします。
修正編に関してはまた後日記事にします。
ということでこれでエフェクターの心臓部である基板が完成です!!
慌てる必要はありません。じっくり確実に完成させましょう。
出来上がった基板を眺めてニヤニヤしながら次回の更新を待ちましょう。
次回は、基板にリード線をつなぎます。
※できるだけ、初めての人でも分かるようにしようと頑張りました。 それでも説明不足のところがあるかもしれません。
分からないことがあったらコメント欄にどしどし質問してください。 できるだけ頑張っておこたえします。
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