SSブログ

エフェクタ―を作ろう!!【その6】リード線を準備する [エフェクタ―の作り方]

ケースの穴あけが完了したら、パーツ同士を繋ぐ”リード線”を配線して行きましょう。

リード線の長さの決め方についてもう少し詳しいやり方を後日追記します。
いまはとにかく完成までの道のりを優先してできるだけ早く記事をアップしていきたいと思います。


今回の作業の流れをビデオにしました。
下の説明文とともに参考にしてください。

リード線を適度な長さにカットする

ケースにパーツをはめた状態で、どれくらいの長さのリード線が必要なのか実際にあててみながらカットします。

その際、ハンダ付けする”のりしろ”的な部分を、8mmくらいプラスします。

リード線は、長すぎず短すぎずが理想ですが、最初のうちは少し長めにした方が作りやすいです。

IMG_2175.JPG

無理にたくさんの色を使う必要はありません。

自分の場合、電源ラインは”赤”、グランドは”黒または青”と何となく決めていますが、後は適当です。

リード線のカットはまとめてやってしまった方が効率的ですが「長さのイメージがつかみにくい」という場合は組み込みながら一本ずつ切って行っても良いでしょう。

両端の被膜を剥く

ハンダ付けの”のりしろ”のためにリード線の両端の被膜を剥きます。

1.ニッパーで印をつける

リード線の端から3mm~5mmくらいの所をニッパーで軽く挟んで被膜に印をつけます。

ニッパーを強く握ると中の銅線を切ってしまいます。力加減に注意しながらやさしく少しずつ力を入れましょう。

2.グリグリと回す

印の場所を挟んだままグリグリとリード線を回して、少しずつ被膜に溝をつけて行きます。

3.被膜を剥く

ときどき被膜の様子を見ながら、中の銅線が薄っすらと透けて見えてきたら挟んだままのニッパーを上に「スッ」とスライドさせます。

上手く被膜に溝が作れていれば、そのまま切れ込みが広がります。
被膜が動かなかったときは、もう少し溝が深くなるまでグリグリ回しましょう。

被膜が少し動いたら、残りは指で抜き取ります。
このとき、中の銅線のねじり方向に合わせて少し回しながら剥くと、同線の出来上がりが綺麗になりバラけにくくなります。

自分はニッパーでやる方法に慣れているのでこのやり方を紹介しました。
カッターでグリグリやる方法もあります。そっちの方が一般的かもしれません。
ハサミは、力の加減がしにくいのであまりおすすめしません。

一番簡単で確実なのは「ワイヤーストリッパー」という、ちょっといやらしいんものなんじゃないかと想像してしまう名前の道具を使うことです。

自分もそのうち買おうかなぁと考えているのですが、何となく買わないでいます。
それでも何の問題も無いので無くても平気です。

自分の場合、リード線をカットしたらその流れですぐに被膜を剥くので、道具を持ち替えるのが面倒だなぁというのもあります。

一応アマゾンのアフィリも置いておきます。


こんな形のヤツです。
同じ名前で、被膜をつまんで力技で強引に剥き出す形のものもありますが、仕上がりが綺麗にならないし、同時に銅線を引き抜いてしまうこともあるのであまりおすすめしません。

予備ハンダをする

端子部分にリード線をハンダするときは「予備ハンダ」というものをしておくと作業が楽になります。
(たまにかえってやりにくくなることもありますが大抵は大丈夫)

予備ハンダをするのは”撚線”と呼ばれる細い線を何本もまとめてあるリード線を使う場合です。
単線と呼ばれる針金状のリード線を使うときは必要ありません。

1.銅線をあたためる

ハンダこて先を銅線の先に触れてあたためます。
基板の時よりほんの少し短め、3~4秒くらいで十分です。

あまり長く触れると被膜が溶けてしまうので注意。

2.ハンダを溶かす

こて先と銅線の間にハンダをあてて溶かします。

溶かすハンダの量が多すぎると、同線が太くなってカチカチに硬くなります。

そうすると作業がかなりやりにくくなってしまいます。
薄っすらとハンダがコーティングされているなという程度で十分です。

3.こて先を離し浸透を待つ

ハンダが溶けると毛細管現象で銅線内にどんどん浸透していきます。
それと同時に熱で被膜もどんどん溶けて行きます。

ハンダが溶けだしたら、すぐにこて先を離して銅線に浸透していくのを待ちます。

うまく浸透しないようなら、銅線をこて先でチョンチョンと突っついてあたため直しましょう。

自分の場合、基板につける部部には予備ハンダはしません。
リード線が太くなると基板の穴に入りにくくなるからです。
また端子の穴を見ながら、予備ハンダをやめることもあります。

このあたりは好みの問題なので、自分なりにやりやすい方法でO.K.です。

リード線の準備が出来たら、いよいよ組み込み・・・と行きたいところですが、ケースの方を先に完成させましょう。

次回はケースの装飾についてです。

できるだけ、初めての人でも分かるようにしようと頑張りました。 それでも説明不足のところがあるかもしれません。

分からないことがあったらコメント欄にどしどし質問してください。 できるだけ頑張っておこたえします。


nice!(7)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 7

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。