エフェクタ―を作ろう!!【その9】ケースへの組み込み [エフェクタ―の作り方]
さあ、いよいよ完成が見えてきました。あともう少しです。
今回は、ケースへの組み込みを行いましょう。
今回は、ケースへの組み込みを行いましょう。
まず、ジャックをケースに仮止めしましょう。
ナットは緩めに絞めておきます。
ナットは緩めに絞めておきます。
この状態で、どんな手順で組んでいくかしばらく考えましょう。
今回は、かなりスペース的に厳しいDCジャックから繋いでいくことにしました。
今回の作業の一部をビデオで撮影しました。
下記の説明文とともに参考にしてください。
下記の説明文とともに参考にしてください。
DCジャックの配線
DCジャックからは、2本~3本の端子が出ています。
今回は、電池を繋がない2本端子のジャックを使いました。
と、その前に、
※ケースの内側からナットを締めるタイプのDCジャックは、配線した後にはナットを通すことが出来なくなります。
せっかく配線した後にもう一度やり直すことの無いよう、必ず先に緩めにナットを締めておきましょう。
※ケースの内側からナットを締めるタイプのDCジャックは、配線した後にはナットを通すことが出来なくなります。
せっかく配線した後にもう一度やり直すことの無いよう、必ず先に緩めにナットを締めておきましょう。
1.マイナス端子への配線
基本的にエフェクターでは、真ん中の接点がマイナスの電極になる”センターマイナス”で配線します。
使用するジャックを見て、真ん中から出ている端子に繋ぎます。
これを直接グランドに配線しても良いのですが、ひと手間加えます。
使用するジャックを見て、真ん中から出ている端子に繋ぎます。
これを直接グランドに配線しても良いのですが、ひと手間加えます。
”ダイオード”という、電気の流れを一方通行にするパーツをつかいます。
線の書かれている方向(カソード)からは電気が流れないようになります。
カソード側をDCジャックの端子、反対側(アノード)をステレオジャックの”Ring”に繋ぎます。
こうすることで、ステレオジャックにシールドケーブルのプラグが挿さっていない時は、DCジャックに電気が流れず、無駄に電気を消費することが無くなります。
(※複数のエフェクターでDCアダプタを共有する場合は、全てのエフェクターからジャックを抜く必要があります。でないとケーブルを通してグランドが繋がってしまうので。)
ダイオードには撚線を繋いで配線した方が扱いやすいです。
慣れてきたら、ダイオードの足を直接ハンダした方が楽でしょう。
その場合、ダイオードの足には絶縁チューブなどを通しておきましょう。
慣れてきたら、ダイオードの足を直接ハンダした方が楽でしょう。
その場合、ダイオードの足には絶縁チューブなどを通しておきましょう。
2.プラス端子への配線
そしてもう一つのプラス側の端子には、基板から出ている電源ライン(9v)のリード線と、LEDのプラス(アノード)側のリード線を繋ぎます。
端子の穴に2本入りきらない場合は、LEDからの線を端子の開いているところに巻き付けるなど工夫しましょう。
3.電池スナップの配線
3本端子のDCジャックに電池スナップを繋げるときは、3本目のスイッチ端子にスナップのプラス(赤線)を繋ぎます。
マイナスの線(黒線)は、ダイオードのアノード側をつけた、ステレオジャックの”Ring”に繋ぎます。
フットスイッチの配線
組み込みの最後は、フットスイッチへの配線です。
↓下の配線図を参考に進めて行きます。
↓下の配線図を参考に進めて行きます。
1.ジャックへの配線
前回の組み込み前準備で、ジャックへの配線をしていない場合は先にやっておきましょう。
(作業効率的にフットスイッチの配線を先にやった方が良さそうな場合は後回しにしてもかまいません)
(作業効率的にフットスイッチの配線を先にやった方が良さそうな場合は後回しにしてもかまいません)
2.フットスイッチ内配線
フットスイッチ内で2つの端子にまたがって繋げる箇所があります。
ひとつは、上の配線図のフットスイッチの真ん中の上と右側の下の端子。
ここは、適当な長さのリード線や余ったパーツの足などを使ってつなげます。
パーツの足を使う場合は、絶縁チューブなどを通しておきましょう。
ここは、適当な長さのリード線や余ったパーツの足などを使ってつなげます。
パーツの足を使う場合は、絶縁チューブなどを通しておきましょう。
もうひとつは、スイッチ左上の端子と、真ん中の下の端子。
ここは、LEDの抵抗(2K~10Kくらい)を使って繋げます。
ここは、LEDの抵抗(2K~10Kくらい)を使って繋げます。
写真のように直接つないでしまいましょう。
スイッチの内側を通すのが難しかったり小型スイッチを使う場合は、外側を通しても構いません。
抵抗の足が長くなる場合は絶縁チューブなどを通しておきましょう。
スイッチの内側を通すのが難しかったり小型スイッチを使う場合は、外側を通しても構いません。
抵抗の足が長くなる場合は絶縁チューブなどを通しておきましょう。
3.ハンダ付け
配線図を良く見ながら、残ったリード線も全て端子に通します。
一息ついて、もう一度確認してから、ハンダしましょう。
一息ついて、もう一度確認してから、ハンダしましょう。
端子が大きかったり、巻き付けるリード線が多いときは、少し多めにハンダを溶かしても構いません。
また、端子の中でリード線やパーツの足が浮いてしまわないよう、しっかりと端子に接しているか確認しながらハンダしましょう。
確認
全てのハンダが終わったら、一息ついた後、リード線を軽く引っ張ったりしてしっかり固定されているか確認しましょう。
また、もういちど配線図と見比べてみて、間違いなどが無いか確認しましょう。
また、もういちど配線図と見比べてみて、間違いなどが無いか確認しましょう。
問題がなければ、余ったリード線などをカットします。
ナットを締める
最後に、POT・ジャック類・フットスイッチのナットを全て締めてパーツを固定します。
DCジャックなど、ケース内部から締め付けるのにスパナだと難しい場合はラジオペンチなどを利用して確実に締まるようにしましょう。
また、電子パーツは強く締めすぎると破損してしまうこともあります。
全体重をかけて思いっきり締めこむ、なんてことはせずに、適度な力加減(ちょっと強めくらい)で「キュッ」と締めこむようにしましょう。
全体重をかけて思いっきり締めこむ、なんてことはせずに、適度な力加減(ちょっと強めくらい)で「キュッ」と締めこむようにしましょう。
さて、次回はいよいよ完成編です。
この時点で音を出すことはできるので、一度音出しテストをしても良いでしょう。
この時点で音を出すことはできるので、一度音出しテストをしても良いでしょう。
※できるだけ、初めての人でも分かるようにしようと頑張りました。 それでも説明不足のところがあるかもしれません。
分からないことがあったらコメント欄にどしどし質問してください。 できるだけ頑張っておこたえします。
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