Holier Than Thou に見るリニア移動の基礎。 [よいこの速弾き講座]
せっかく動画編集ソフトを買ったので、TAB譜を合成したギターソロ動画を作りました。
さらについでなので、自分なりに演奏の解説などもしてみましょう。
『良い子の早弾き講座』久々の開講です。
『良い子の早弾き講座』久々の開講です。
まずはお手本?となる動画から。お手本と言えるほど上手くはありませんが。
画面上にもタブ譜が出ていますが、まとめたものを↓こちらに用意しています。
※クリックすると別ウィンドウで拡大します。
ざっと楽譜を確認して分かるように、基本的には Em スケールをワン・ポジションで弾いています。
こんな感じで1・6弦の12フレットをルートにしたお馴染みのポジションです。
このうち1〜4弦だけを使っています。
このうち1〜4弦だけを使っています。
さらに、3弦15フレットの♭5thをちょい足ししています。
これもお馴染みの1音ですね。
これもお馴染みの1音ですね。
Kirk Hammett を弾く上で欠かせないのは、6小節目のフレーズ。
これとプリング3連発を繰り返す6連フレーズは、カークのシグネチャー・フレーズと言って良いでしょう。
特に難しいことはないですが、スピードが速いのでノイズなどが出ないように注意しましょう。
自分が演奏した動画ではノイズ出まくってますが・・・
自分が演奏した動画ではノイズ出まくってますが・・・
14小節の1音チョーキングの同音連打は、譜面上の回数はあまり気にせずに、ドラムのタイミングに合わせて適当に15小節目に移行すれば良いでしょう。
1弦12フレットと2弦15フレットを1音上げた同音がきっちり同じ音程になるように、このスピードでもチョーキングの精度が狂わないようにするのがポイントです。実はすごい難しい。
そしてこのソロでのハイライトは、終盤の16小節目、 1弦上を Em で1オクターブ分リニアに駆け上がるこのフレーズ。
(「リニア」とは指板上をいくつかのブロックに分けて、ブロックごとに横移動すること。このとき、似たような指使いができるようにブロック分けをすることで、速弾きやすくしている。)
こんな風に、3音ずつブロックにして、リニアに移動して行きます。
(最後の24フレット相当のE音は22フレットを1音チョーキングすることで出します)
(最後の24フレット相当のE音は22フレットを1音チョーキングすることで出します)
この時、気持ち的には「15ー14ー12ー14」 を「薬・中・人・中 」の指づかいで弾きたくなります。
しかしリニア移動的にはこんな風に、
「薬・中・人・人」 とブロックを移動した方がスムーズに移動できます。
次のブロックも「17ー15ー14ー15」を「薬・中・人・人」の同じ指使いで弾くことができます。
そうすると最後の「19ー17ー15ー17ー19ー22」のフレーズも薬・中・人・人・中・薬と弾いた方が良いんじゃないか?とも思いますが、
19〜22フレットは結構距離があるので、自分は「薬・中・人・中・薬・薬」で弾いてます。
この辺は臨機応変に弾きやすい形でやって良いと思います。
この辺は臨機応変に弾きやすい形でやって良いと思います。
あとは、ワウを派手めに掛けておけば、少々ミスっても勢いで何とか雰囲気で持っていけます。
ミスを恐れずに曲のスピードに乗ってガーッと弾き通しましょう。
ミスを恐れずに曲のスピードに乗ってガーッと弾き通しましょう。
2020-11-06 23:35
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