3月7日 さいちょうせん。 [Fuzz Faith 2]
ちょっと前にファズ・フェイス系のエフェクターを作りかけてあったのですが、
なんか、しまいこんだまま忘れていました。
前回ファズ・フェイスの研究をしたときに思い出しました。
ということで、まずはこのファズを仕上げることにしましょう。
ついでに、ケースの色塗りにも再挑戦!!!
スプレー噴きは苦手なので、今回はぶつけてもデコボコになってても全然関係ないような
“アーティスティック”な方向を目指してみましょう。。。
だから、床に落っことしたって、ぜんぜん、ぜーんぜん、気にしないんだよ!!!!
3月4日 ボッサボサ。 [Fuzz Faith 2]
みなさんはジョー・ボナマッサって、知ってますか?
自分はあまり良くしりません。
ブルース系のギタリストだということぐらいしか知りません。
そのボナさん、ダンロップからシグネチャーのファズフェイスが出ているそうです。
そんで、ちょっと調べてみると、レスポール使いのボナさん用にチューンされている模様。
これは断然気になります。
そんでもって、内部写真やら回路図やらいろいろとチェック。
どうも、使っているトランジスタが特殊で、みんなそれで難儀しているらしい。
ロシア(ソ連時代のもの?)のPNPゲルマトランジスタで、hFEがすごく低い。
とんでもなく使いにくいトランジスタです。
そんなの、誰が持ってるんだって?
↑ はい。持ってました。
これはまだ自作を始めたばっかりのころ、トランジスタの使い方も良く分からず、
見た目のオモシロさと、“ゲルマトランジスタ”という名前だけで買ってしまったものです。
ものすごい使いにくいし、普通の回路に入れても全然まともに動かない。
けっこう高価なものでしたが、「もう使うことは無いんだろうなぁ」と諦めていたものです。
自分の持ってるのはNPNですが、ちょっと回路をいじくれば大丈夫でしょう。
何しろ、これを逃したら、もう2度とコレを使う機会はやってこないでしょう。
↑ ゴッチャごちゃになってますが、あれこれ違うパーツをプスプス挿したり抜いたり抜いたり挿したり
気がついたら2時間くらい経ってました。
↑ んでまぁ、一応こんな感じでどうだろうか?というパーツ構成です。
実機は、マロリーのフィルムコン使ってたり、DALEっぽい抵抗も使ってるみたいです。
0.01のは、以前玄米ちゃんにもらったデカいメタライズドフィルムを使ってみましょう。
電解コンは、実機のケースが金色なので、何となくファインゴールドで行きたいですね。
抵抗は、どうしようかな・・・手持ちのヤツでも良いような気もするけど。。。
さてさて、この勢いのまま、今回テストした回路構成をメモしてみました。
11月10日 お店じゃ絶対売ってない。 [Fuzz Faith 2]
ファズです。
中身はもう大分前にほぼ完成していたのですが、しばらく見ないうちにいつも使っているシールが無くなってしまったようで、代替のシールを探すのに手間取っています。
ということで、音だけ先出し。
ああ、先に言っておきます。今回も自画自賛の嵐です。ご注意ください。
あと、かなりのファズ音ですので、途中具合が悪くなる場合もあります。あわせてご注意ください。
スイッチで、頭のブースターを ON/OFF して、
いわゆる Fuzz Face 的な音と、MKII 的な音に分けるつもりでした。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
↑ まずは、ブーストOFF。Face 的なもの。
最初はバイパス音。途中でスイッチ音。FUZZ MAX!!
とんでもないファズ音です!!ちびりそう。
そして特筆すべきなのが、この歪みにしてこのノイズの少なさ!!
久々に、天才が爆発しました。スゲェェェェッェエエ!!
惜しむらくは、アンプシミュだと本当の迫力の半分くらいしか伝えられないこと。
ほんとのアンプから出した音はもっとド迫力です。確実にちびります。
後日、どうにかしてお伝えしたいと思います。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
↑ FUZZ ツマミをちょっとずつ上げています。最初は最小。次が真ん中くらい。次が最大。
最後にもう一度真ん中に戻してます。
どうやってもファズ音ですが、それなりに効いています。
ハムバッカーのフロントでも行ける、かなり扱いやすい感じになっていると思います。
ファズにありがちな弱点として、サステインの無さがありますが、
そんな問題も皆無。どこまでも伸びて行きます。
そしてお待ちかね(?)ブーストON!!
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
↑ MKII とは遠くかけ離れた、超変態ファズになってしまいました。
はっきり言って、これだけ歪が強いと、FUZZツマミとか関係ありません。
最小から最大に回しても、ほとんど変わらず。
じゃあ、どうやって調節するのかって?
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
↑ こちらをお聞きください。3段階にファズ音が変化していますね。
ブースト・オン時には、ギターのボリュームでコントロールすることができます。
サンプルでは、ボリューム8から始まって、6、4、10と、変化させています。
ファズ系では、まぁ良くある制御法なのですが、たいていは10~8くらいにしたくらいでググッと歪が少なくなって、後は無音とか、かなり扱いにくいです。
それが、こんなに使いやすいなんて!!!!
・・・・ということで、フロント/リアでボリュームを分けておけば、
演奏中に手元で歪みを変える事も可能です。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
↑ ファズの基本。ヘンドリックス。
最初の単音は、リア・ボリューム MAX です。
途中のコード部分で、フロント・ボリューム 2 にしています。
で、またリアに戻して、最後フロントで単音弾きです。
(最後の3連の音がやたらツマっているのは自分の演奏ミスです・・・)
終末のジャーンでフロント・MAXに上げました。
ぬおおぉぉお、とんでもないファズが出来上がりました。
予想以上のとんでもなさで、しばらく弾いているうちに具合が悪くなってしまいました。
あとは最終調整ですが、一番頭のコンデンサでちょっと迷っています。
値を小さくすれば、もう少し歪がおさまって扱いやすくなるのですが、
この際、そこは犠牲にして、変態性を生かそうかとも考えています。
何にせよ、とりあえずはシール探しですね。あとは、アンプの音を出したい。
あ、コードネームは、“ストーン・フリー”ファズです。
(あの曲とはかけ離れた音になってしまったので、後で変えるかも)
【追記】
↓ luca さんのアドバイスに応えて、ベースも録ってみました。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
自分の中で歪みベースといったらコレ。アンプはいつもの Ampeg。P.U.はリア(J)100%
ブースト:オフ、FUZZ:MAX!! (東MAX!!てきな)
さすがに真ん中の部分はピック弾きです。
もともとギターのみの想定だったので、指引きではモコモコブーミーになったりしますが、
なかなか使える音になっていると思います。
指弾きでも、設定次第では何とかなるかもしれません。これは要研究ですね。
8月26日 名機の予感。 [Fuzz Faith 2]
ケースのエッチングがうまいこといかないので、ちょっと目先を変えて。
もう随分前から研究を続けている Fuzz Face 系の基板にとりかかりました。
↑ どかーん!! 部品数も少ないのであっという間に完成。
ぬぅおおおお、テンション上がる基板だなぁ。
↑ とにかくこの AC187(from 玄米ちゃん) の3つ並びが実現したかった。
すんげぇぇーカッコイイ。
それから、Face 部分のメインラインの抵抗には The Pink を使用しました。
どこまで音が変わるか分かりませんが、なんとなく。
それから Bender 部のコンデンサには積セラを。
電解は、ELNAの33μはまぁさんから。100μのはslapさんから、それぞれ頂いたものです。
みなさん、ほんとうに感謝、感謝です。
↑ 「いつか使おう」と思って買っておいたトロピカルフィッシュもようやく使うことが出来ました。
これくらいシンプルな回路じゃないと、パーツの個性って生かせないんですよね。
↑ ううぅ、名機の予感。
ヴィンテージと Hi-fi が同居した豪華なパーツ構成です。
どんな音になるのでしょうか、完成が楽しみです。
と、基板だけはまぁ、サクっと完成。こっから先が長いわけで。
続報は、気長にお待ちください。。
7月5日 ストーン・フリー。 [Fuzz Faith 2]
なんというか、土日に予定していた作業が御破算になってしまったおかげで(?)
いろいろとやりたかったことが出来ました。
小出しにすれば、しばらくはブログネタに困らなそうです。
若干写真がSFっぽくなってます。あれこれとブレボでテスト。
パーツを変えるたびにワニ口を外すのが面倒。そのうちに基準の音を忘れてしまう。
もうちょっとテストがやりやすいように工夫しないといけない。
↑ とまあ、いろいろやって、最終的にはこんな形に落ち着きました。
基本は、FUZZ FACE ほぼそのまま。
TONE ツマミとか入れても良かったのだけど、あえて漢の2ノブにしました。
バイアスのトリマくらい入れてもいいかなぁ、と迷いましたが、シンプルに 10k 固定です。
で、前段にブーストを入れて TONE BENDER MkII っぽくしました。
ブースト部分は、できれば DPDT のスイッチで ON/OFF 切り替えれるようにしたい。
トゥルーバイパスの要領でブースト部分を浮かせれば、ノイズもなく切り替えれる?かな?
さて、次はレイアウトを作りましょう。