2月17日 5弦ベースネック。 [ベース自作]
ベースボディに合いそうなネックをヤフオクでゲットした。
迫力がある。思っていた以上にデカい。これが5弦ベースネックか。
国内工房で OEM 品の残りらしい。
最近こういった流出パーツが多い気がする。
それだけ看板を下ろす工房が多いのか?だとしたら寂しい限りだ。
最近こういった流出パーツが多い気がする。
それだけ看板を下ろす工房が多いのか?だとしたら寂しい限りだ。
ともかく、同じような感じの国産ネック半加工品が2種類あったうちの安い方を買った。
ヤフオク1000円クーポンやら電気なんとかポイントを使って送料込み実質3600円くらいだった。
「安い方」とはいえ、国産ハイエンド系ベースメーカーのOEMらしいので、質はすごく良いモノに見える。(素人目線では)
指板の加工もバッチリだし、木材自体もかなり良さそう。
ネックの歪みもなく真っ直ぐ。
ネックの歪みもなく真っ直ぐ。
早速あれこれサイズなどを確認してみる。
イラストレーターでこんな感じの簡易ラディアス計を作って合わせてみる。
どうやら 305R で間違いなさそう。
ギブソン系と同じRで自分的には馴染んでいる。
あと、Ibanez SR1000 も305R なので使いやすい。
あと、Ibanez SR1000 も305R なので使いやすい。
現代ではテクニカル系ベースはもっとフラットな指板Rなのもあるけど、自分的にはこれがベストのRだとも言える。
念のため 408R とも合わせて見る。
数値が合っていないとこんな風に指板との間に隙間ができる。
数値が合っていないとこんな風に指板との間に隙間ができる。
それにしても綺麗なメイプル指板だ。
すでにツルツルに処理してあって、あとは仕上げの磨きぐらいで塗装に行けそう。
すでにツルツルに処理してあって、あとは仕上げの磨きぐらいで塗装に行けそう。
杢目も良い感じ。
あんまりギラギラしたキルト系指板は好みで無いのでこれくらいが丁度良い。
あんまりギラギラしたキルト系指板は好みで無いのでこれくらいが丁度良い。
24フレットのネック幅は 79mm ほど。
ネックポケットの幅が 75mm くらいなので少し太い。
ネックを加工すべきか?ポケットを広げるべきか?悩むところ。
ちなみに、SR1000 はブリッジ弦間距離 19mm で 24フレットで 60mm の幅。
そのまま1弦分(19mm)を足しすと、これと同じネック幅(79mm)となる。
そのまま1弦分(19mm)を足しすと、これと同じネック幅(79mm)となる。
一方ボディーの方の 75mm というポケット幅はそれより 4mm 細いので、弦間 18mm のブリッジを想定しているのだろう。
近年は 5弦だと弦間 18mm にしているメーカーが多い。もっと細くしているところもある。
なので5弦用ブリッジも 18mm の方が手に入れやすい。
なので5弦用ブリッジも 18mm の方が手に入れやすい。
ゴトーのブリッジも一般市販用の5弦ブリッジは全部 18mm。
19mm のブリッジだと海外の高いやつばっかりになっちゃう。
世界の Gotoh が選べないのは厳しいな・・・・
世界の Gotoh が選べないのは厳しいな・・・・
ナットの方も幅広。およそ 48mm。
SR1000 はナットの弦間隔 10mmでナット幅 38mm。
なのでこれは、それに1弦分(10mm)を足した長さになる。
なのでこれは、それに1弦分(10mm)を足した長さになる。
このまま作れば、SR1000 と同じようなフィーリングでフィンガリングできるネックになりそう。
ただ、この幅のナットも現代では手に入れにくい。
弦の溝切がある TUSQ XL のナットを買おうと思ってたんだけど、この幅のは無いんだよね。
ナット弦間 9mm 程のしか無い。(ブリッジ弦間18mmに合わせたナット幅だろう)
ナット弦間 9mm 程のしか無い。(ブリッジ弦間18mmに合わせたナット幅だろう)
ネックを削らずに作るならば、自分でナット成形するしかなさそう・・・・できるかな。
現実には、弦幅 18mm で作った方が現代的で弾きやすいし、パーツも手に入れやすい。
でも、う~ん、惜しいなぁ、あとちょっとなんだけどな。
ポケットの方を修正するだけなら比較的簡単にできそう。
ポケットの方を修正するだけなら比較的簡単にできそう。
ネックを直すとなると、ネック全体を削り直さなければいけないからかなりの作業量になる。
パーツが安い・手に入れやすい、弾きやすい方を選ぶか、
作業量が少ない、SR1000 と同じで弾き慣れた感覚を選ぶか。
作業量が少ない、SR1000 と同じで弾き慣れた感覚を選ぶか。
・・・いまの自分にはお金より時間の方が貴重なので、作業量が少ない方を選ぶだろうな。
ただ最終的に決めるのは、ネックポケットを削っても本当に大丈夫なのか確かめてから。
あと、ナットの溝なんだけど、こんなに細くて浅くて大丈夫なの?
と思ったけど、フェンダーのジャズべ/プレべのナットもこんなもんだった。
実物を見て確かめた。なんならもっと細いくらいだった。
実物を見て確かめた。なんならもっと細いくらいだった。
自分的にはもう少し深く削るかもしれない。ミスの無いようにほんの少しだけ。
あとは、ネックの方にネジの下穴?が開いてたけど、ボディ側と位置が少しズレてる。
ネックの方が内側。穴3分の1くらい被る。
ネックの方が内側。穴3分の1くらい被る。
これを埋めたときに、埋め木の硬さがメイプルと違いすぎると、新しく開けるネジ穴がズレてしまいそうで怖い。
竹ひごで埋めようかと思っていたけど、メイプルの硬さと竹の硬さはどれくらい違うのかな?
どっちもバットに使われるくらいだから大丈夫かな?
(メイプルは硬めのバット・竹は練習用バットが主らしい)
(メイプルは硬めのバット・竹は練習用バットが主らしい)
これもちょっと調べないといけない。
ネックのグリップも荒加工は終わっているのであとは仕上げのみ。
ネック幅が決まったらやって行こう。
ネック幅が決まったらやって行こう。
本当はネックを入手するのはもっと時間がかかると思っていたんだけど、何かないかな?くらいの軽い気持ちでヤフオクを見ていたらあっさりとみつかった。
最初はじっくりと作っているつもりだった今回のベースだけど、どんどんパーツが集まって行く。
まるでボディーが呼び寄せているようだ。
まるでボディーが呼び寄せているようだ。
なんだかこれは良いベースになりそうだ。