4月10日 ミニパワー。 [Power Supply]
↑ 新しく作ったアクリルボードの右上か左上にパワーサプライを設置したいのだけど、
この長さで横に配置すると板からはみ出してしまう。
かといって縦にしたら写真のように、1個分のスペースが無駄になってしまう。
ということで、右上のスペースにちょうど収まる超小型パワーサプライをちょっと妄想しました。
↑ こんな感じ。使用ケースは、タカチの TD-4-6-3。出力は5つ。
V.T.D.のときに作った Vdropper の入力にノイズ除けの電解コンを追加しました。
470μの電解コンは横にしないと無理かも。もしくは100~220μくらいに下げても大丈夫??
ボード上のスペースがないので、出力 DC ジャックは上面に配置。
大きいサイズのジャックだと、穴位置を調整する必要があります(入らないかも)。
トリマを調節するのが面倒になりますが、基板を裏にして左側に配置(グレーの方)すれば、
6個出力できるかも。(実際に組み込んで見ないとなんとも言えません)
と、軽く妄想してみました(もちろんUnverified)。
実際に作るかどうかは・・・・・。
5月13日 テスト。 [Power Supply]
それでは、昨日の続きです。
ようやく完成したパワーサプライを使ってみました。
まずは、各エフェクターに繋ぐDCコードが必要なので数本自作。
なんかジャック部分がでかくて不恰好です。
これだけ安い市販品を買ってこようと思います。
そして、試奏。
まずは2台。問題なく電気が供給されています。
音的にも問題なし。さすがに歪み系のノイズ量はあまり変わらないようです。
そして3台。これも問題なく動作。
このコンプは、アダプター直で繋いでいたときはうっすらと“ブーン”というノイズが聞こえていました。
で、パワーサプライを通したところ、何か、ちょっとだけ、減ったような気がしました。
で、調子に乗って弾いていたらいきなり問題発生。
しばらく弾いていたら、突然音が出なくなった。
どうも左のFUZZをONにすると音が出なくなるようだ。
原因を調べるために蓋を開けてみる。
今回、12v 1A のアダプターを使っていたのですが、
初期に作ったFUZZは、電流部のダイオードにヤワなヤツを使っていたため(650mA)ぶっ壊れてしまったようです。
試しに電池で動かしてみたところ、正常に動作したので、どうやら間違いないようです。
まぁ、どうせ新しいシールも作り直してあったんだし、初期に作ったやつは線材もハンズで買ったしょぼいヤツだったのでいつかは変えたいな、とも思っていたし、トランジスタもびよ~んと伸びたソケットで仮止めしただけの不安定な状態だったし、調度良い機会だから、全部直しちゃおうかな。
なんて無理やり前向きな気分で修理することにしてぶっ壊れた機械を横に置き、気を取り直していろいろと試してみる。
すると今度は1980円で買った激安コーラスのLEDがぶっ飛んだ。
音は普通に出ているのでLEDだけがぶっ飛んだようだ。
BOSSのエフェクターは全然大丈夫だったので、やっぱり安物はパーツもしょぼいの使ってんのかな、なんて思っていたが、
そろそろこの辺でアダプターのヤバさにもうっすらと気づき始めています。
やっぱ安もんは駄目だな、何て考えながら更にしばらく引き続けました。
パワーサプライを作ったので、急遽エフェクターボードを作りました。
3~4台だけ繋げる小さいのが欲しかったので。
これの製作レポートも後で番外編として載せようと思います。
ここで、試奏に飽きてきたのでラジオを付けてみると何故かノイズが酷くてまともに聞こえなくなっている。
何故だ?と思いながらアンテナを動かしてみても全然変化なし。線が抜けているわけでもない。
もしかしたら、と思いつつアダプターをコンセントから抜いてみると、いきなりラジオが聞こえだした。
ウォッ!!
こんなにノイズ出してんの?
何て思いつつラジオを消して再びギター再開。
せっかくなので音録っておこうと思いPCを立ち上げる。
エフェクターをONにしてしばらく弾いていると突然のフリーズ!
まぁこれくらいはよくあることなので、再起動。
そしてまたフリーズ。
何度やってもフリーズ。
さすがに慌てました。
もしかしてパワーサプライの製作も失敗か?
と、半ば絶望的な気持ちになりました。
試しに他のアダプターで試すと、ラジオも普通に聞こえ、駄目だったはずの激安コーラスのLEDも復活。
せっかく通販で買った極小アダプターですが、駄目だったようです。
アダプターのノイズが逆流してしまい、コンセントを伝わって家中の家電にノイズをばら撒いていたようです。
結構危険なことになっていたのでしょうか。
とりあえずパワーサプライ自体には問題ないようなので安心はしました。
代わりのアダプターは、後日ブックオフのジャンクコーナーで買いました。
ブックオフで買ったアダプターを使ってみたところ、問題なく作動。
いまのところ快調です。
300mAしかありませんが、YAMAHAのアダプターが315円で売ってました。
最初からこっち見ておけば良かったです。
DCコードの方も買ってきました。配線が大分すっきりしました。
パワーサプライはこれにて完成です。
思ったよりも日数がかかってしまいました。
今回は、厳密に言うとエフェクターではないのかもしれませんが、あると非常に便利な機械です。
気持ち程度ですが、アダプター直よりもノイズが少ないし、
何よりも電池交換の必要がなくなるのが大きいですね。
アダプターの失敗はありましたが、今回の製作も概ね成功だったと言えるでしょう。
5月12日 完成。 [Power Supply]
とかいって、いきなり完成しています。
作業に熱中するあまり写真を撮るのを忘れてしまいました。
↑完成後の写真2パターンです。
INPUTとOUTPUTのジャックをとりつけて、それぞれ配線で繋ぎました。
OUTPUTは作業の簡略化と電気の伝導を良くするために、撚り線ではなく、針金のような錫メッキの単線を使いました。
ちなみに使用している線材は、撚り線の方がBELDENの8503、単線の方は同じくBELDENの8021を使用しています。
マニアの中には、すごく高価なヴィンテージの線材を使う人もいますが、まだまだ駆け出しの自分はこの線材を使っています。
少し話がそれましたが、とにかく完成。内部はかなりギッチギチです。
それでもOUTPUTは6つ付いています。
↑蓋を閉めて完成!
一緒に通販で買った極小のアダプターとともに。
(しかし、このアダプターが後に大問題を引き起こす。)
↑それにしても小さい!
赤ペンと並べた写真を見てもらえればその小ささが伝わるのではないかと思います。
自分で言うのも何ですが、これだけ小さくてギチギチになると、作業も面倒だし、修正も大変なので、市販品ではなかなか作ってくれません。
好きな大きさで作れるというのも自作エフェクターの醍醐味の一つでしょう。
さあ、それではコンセントに挿して通電のテストです。
毎回この瞬間は緊張します。
↑「うまくいってくれー」と心の中で祈りながら一気に突き挿す。
フラッシュを焚いてしまったので写真では分かりにくいですが、緑色のLEDがしっかりと光っています。
何とか成功したようです。思わず顔がニヤリとしてしまいました。
通電がうまくいったので、今度は電力の調整です。
普通、エフェクターには9vの電気を流すのですが、今回は12vのアダプターを使っています。
それを9vに落としてOUTPUTすることで、安定した電力供給を狙います。
↑テスターで電力を測りながら、半固定抵抗をまわして調節します。
内部写真が格好良かったので、2枚多めに載せちゃいました。
調整が終わったので、後は蓋を閉めて完成。
↓蓋の裏には念のため絶縁用の薄いプラスチック板を貼っておきます。
これは昔買ったブリスター入りのフィギアの箱を分解して取っておいたものです。
SPAWNフィギア、中身はとうに無くなってしまいましたが、箱だけはしっかりと役に立っています。
このプラスチック板の絶縁は、基板の裏にも貼ってあります。
さらに蓋にはエフェクタボードにくっつけるため、100円ショップで買ったマジックテープを貼りました。
さあ、パワーサプライ、これにて完成!
実際に使用したレポートは次回になります。
通販で買ったアダプターが大問題を引き起こします。
5月11日 レイアウト。 [Power Supply]
ではレイアウトを考えていきましょう。
まずはケースの中にひと通り部品を並べてみます。
色々と様子をみながらレイアウトを決定。
OUTPUTは、頑張ればもう1個くらい付けれそうな気もしますが、6個にしておきました。
結果的には6個で正解でした。
レイアウトが決まったら、大まかな設計図を書きます。
↑穴あけにはこれらの工具を使います。
使い方は、男の子なら中学校の技術の時間にだいたい習ったでしょう。
左上のドリルに付けるダイヤモンドやすりだけは見たこと無い人がいるかもしれませんが、ただのやすりです。
↑そんで、穴あけ。今回は合計で9個あけました。
写真ではいきなり出来上がっちゃってますが、結構大変でした。
なにしろケースが小さい。端っこのほうはケースに引っかかっちゃってリーマーがうまく使えなかったので、ダイヤモンドやすりでチマチマと削りました。
穴あけたら早速配線をしていこうと思い、基板に線材をハンダ。
と、ここで問題発生。
配線を先にしてしまうと、部品が邪魔で後からLEDの固定ができなくなってしまう可能性がでてきた。
ただし、LEDのカバーは表から通すので、シールを先に貼っておかないと貼れなくなってしまいます。
あわてて作業の順番を変更することに。
表面のデザインをイラストレータで作成してシールにプリント。
シール一枚に一つだけプリントしたのではもったいないので他の2機種も同時にデザインする必要がある。
何気にこの作業が一番時間かかってるかも。
パワーサプライとパルサーは自分で適当に作ったからそれほどでもなかったが、ビッグ“モフ”の方は元ネタに合わせようと考え始めたら結構な時間がかかってしまった。
変に似せようと思うと余計に時間がかかる。
↑何とか作りあげてプリントアウト。
ついでに、以前配置を間違えて印刷してしまったFUZZのシールも作り直した。
それでも場所が余っていたので、適当に小さいシールをバラバラと置く。
このシールは結構な優れもので、印刷した後表面にコーティングができるようになっている。
日焼けや水、擦れにも強いらしい。
耐久性があるので、踏んで使うのが前提のエフェクターには嬉シール。
さてと、シールを貼り付けたらグルーガンでLEDとホルダーを固定。
↓固定後の写真。 一度解けたプラスチックが、白くなって固まります。
明日は配線をして、完成かな?
5月10日 Power Supply作成開始。 [Power Supply]
1日間が空きましたが、今日はパーツのハンダ付けです。
ハンダは鉛の入ったものを使うので、有害です。
吸い込んだり、目に入ったりすると良くないようです。
ハンダの箱の説明には「ガンになる」なんて怖ろしい言葉が。
それから、穴あけや基板を切る時には非常に細かい屑がでます。
どちらもアルミ製とガラス製なので、これまた吸い込んだり目に入ったら大変です。
ということで、どこまで効果があるかは分かりませんが、作業中はいつも写真にあるような、花粉用のマスクと、防塵用のゴーグルを着けています。
着けているさまは結構間抜けなので、人には見られたくない姿です。
写真のように、部品には+(プラス)、-(マイナス)と配置する方向が決まっているものもあります。
それから、このように、足にうっすらとサビが浮いているものもあります。
そういうときはペンチの先などでこすってサビを削り取ってあげます。
今回は部品数も少なくて、あっさりと終わりました。
ここで、もう一度パーツの配置に間違いがないか良く見直します。
全体が出来上がってからだと、基板部分を直すのは非常に大変になるので、この時点でしっかりと確認して後から修正することのないようにします。
今日はこんなところでしょうか。
明日はパーツのレイアウトの決定と、ケースの穴あけです。