12月20日 仮デザ。 [SD-1 系]
ちょっと間が空いてしまいました。
しばらくハンダが握れない日々が続いて悶々としています。
今日はデザイン案をいくつかの候補に絞り込んで、仮印刷をケースにあててみました。
うーん、最近派手なデザインばっかり作っていたので、今の自分の気分からするとシンプルな1番が良いかなって気になっちゃいます。
でも、1台だけとしたら、2番も捨てがたい。。 もう少しサウンドホールの色を濃くして。
テルミンとセットという意味合いであれば、9番か。。
う~ん、、1番、、、か、2番、、、かなぁ。。。 どうしましょう、ん。。
あと、クリッパは全てシリコンで、対称か非対称かを切り替えるオーソドックスな形に落ち着きました。
一番素直な音が出ていると思ったので。
それで、非対称のときにC2に並列で0.068のコンデンサを入れてほんの少し低音を増やして
ブルージィな感じが出るようにしました。(注:あくまでも、製作者個人の主観です)
次は、ケースの組み込みが先か、オペアンプの FIX!が先か、どちらにしようか。
12月13日 FIX!ってどういう意味? [SD-1 系]
今日は Den Drive (SD-1系) の定数をいろいろと試しました。
定数が FIX!したら、パーツにハンダ付けして FIX!
↓ で、写真のような形に FIX!しました。
前から気になってたんですけど、会社社長やマネージャーなど、
やたらと FIX!という言葉を使うのは何故なのでしょうか。
2~3年くらい前から流行りだしたような気がします。
現場の人間(自分の周りだけですが)はほとんど使ってない言葉です。
業界用語みたいなものでしょうか。
全然関係ないですね、すいません。
で、主にどこを変えたかというと、↓ のレイアウトを基準に言えば
R10 を10k から1k に : 出力のアップと、歪みが若干マイルドになりました。
C6 を 0.01 から 0.018 に : 若干低音が変化して、歪みがマイルドに。
Ca は 51p に。これは 47p でも良かったのですがなんとなく。
C2 は 0.047 と迷ったのですが、0.018 のままにしました。
TONE 周りは、いくつか試しましたが、ここを大きく変えると音量変化が大きいので
安全策をとってそのままにしました。
色々と試しましたが、終わってみれば変更したのはこれだけでした。
やはり元々の完成度が高かったということでしょうか。
定数が FIX!したので次はクリッパを FIX!(しつこい)
↑ こんな感じで、クリッパ切り替えお試し用の簡易基板を作りました。
これでダイオードの抜き差しが簡単にできるようになったので、調子に乗ってかなりいろいろと試しました。あまりに多くて何をやったか忘れてしまいました。
比較的シンプルな回路なので、クリッパで結構大きく歪みが変わります。
ちょっと面白くなってずっとやってたら今日の作業はこれで終わりになってしまいました。
クリッパは、一つはシリコンの対称にしました。一番モダンな音が出ます。
もう一つの方を、全部シリコンの非対称にするか、一つだけLEDに変えたもの(これは、まぁさんがお勧めしてたやつですね。DS-1のときに自分も採用しました)にするか迷っています。
Keeley 的な、ゲルマの対称とLEDの対称は今回はパスしました。
歪みの質が自分の意図していたものとちょっと違ったので。
あとは、中点 OFF でクリッパを通らないダンブルモード?ですね。
スイッチは、DPDT にもできるので、どこか一つ定数も変えられるようにしようか考えています。
各モードのボリューム差を減らすために R11 を変えるか、
シリコン対称時にさらに GAIN を UP、もしくは非対称時に GAIN を DOWN するために
R6 を変更するか。
それとも低音を増やす、または減らして、飽和感?サッチュレーション?を変化さすために
C2 または C3 を変えるか。
どれにしても、今あるパーツに並列で値が変わるようにしようと思っています。
で、どれか一つのモードにしたときだけ変化するように。
あまり基本の軸がズレないようにしたいからです。
もしかしたら、どこも変えずにシングルのスイッチにするかもしれません。
ここが決まったら、おっと、FIX!したら、今度はオペアンプの FIX!ですね。
明日は、まずはクリッパ部分を FIX!
12月7日 大いなる進展。 [SD-1 系]
昨日は午後から仕事。今日は休みが取れたので作業を進めました。
↑ ずっと写真を撮っていなかったのですが、テルミンの2号機は基板がほぼ完成。
↑ 裏はこんな感じです。
テルミンはこのあと、アンテナが決まるまでしばらくお休みです。
その間に、 denn drive の方を進めていきましょう。
↑ と言ってる間に基板が完成。
今回は夢中で作業してしまったので、ほとんど写真がありません。
まだ取り付けていないパーツもいくつかあります。
これは後でいろいろと定数を試すためです。
どんどん行きましょう。
↑ ケースに穴あけです。
今回から罫書き時のズレをできるだけ無くすために、テンプレートを貼って位置決めすることにしました。
穴あけは先行して3日前に行っていました。表面の磨き作業も完了しています。
そして仮配線。
↑ 何だか良く分からない写真になってしまいましたが、
ソケットを使わずに色々とパーツを交換できるようにしてみました。
この状態で音出しのテスト。問題なく鳴っています。
うん、この状態でも良い音です。かなり良いです。
まさに“オーヴァードライブ”って感じの音です。
これからいろいろと定数やらクリッパやらオペアンプやらを試してみたいと思います。
11月29日 これから地獄の一丁目。 [SD-1 系]
3日ぶりの更新。
そろそろ地獄の年末進行の時期が近づいてまいりました。
この時期は寝袋と毛布が常設されます。
今年はそれでも土日は休めそうだから、少しは楽なのかな?
これもこのところの不況の煽りなのでしょうか。
ま、それはともかく、新作です、新作!
エフェクタ作りが癒しの時間という変態です。
↓ 今日になってようやく宅急便を受け取ることができたので、早速基板をカット。
とりあえず2個作成。左の方はテルミン。右の方は
↑ 新作。 SD-1 改め、denn Drive (仮) です。
ここ数日はこのレイアウトを考えていました。
横20×縦15 と、少し大きめ。 1μのフィルムコンがなければもう少し小さく出来たと思います。
でもやっぱり、最も優先させるべきなのは音ですから。
ケースにも十分入るサイズだし。作り易くて良いんじゃないかな、なんて。
あ、各パーツの数値は書いていません。番号も適当です。
いろいろとバージョンがあるみたいなので、ご使用になられるかたはお手持ちの回路図に合わせてください。
色違いの部品は、いくつか定数を試してみようと思っているもの。
それから、クリップ切り替えのスイッチを追加。
それから、M9 のナットが良かったので、3/8インチのナットも注文しました。
初期の頃の機械はデザインがシンプルですね。
上の Delay とかに見慣れてくると、これくらいシンプルなのも良いな、と思えてきます。
さぁ、明日はハンダだ!
700,000 の方もあと少しです。 さて、どんな結末が待っているのでしょうか。
乞うご期待!!